「森田剛が和田信賢のイメージと違いすぎる」劇場版 アナウンサーたちの戦争 パックマンさんの映画レビュー(感想・評価)
森田剛が和田信賢のイメージと違いすぎる
シチサンに分けたノッペリイメージ、没個性のありきたりのアナウンスメントしかしないイメージの往年のNHKアナウンサーの役をやるには、森田剛はトンガリすぎていていると言うのが第一印象。プロパガンダ放送を流すことに苦悩し、自暴自棄になると言う人物描写には違和感しかない。大本営発表を読み上げる記録映像は何度も見てきたが、そんなにプロパガンダ感は感じないし、興奮を覚えると言う印象はない。ただ淡々と粛々と当局から与えられた任務を遂行していると言うのが率直な感想だ。
NHKのアナウンサーの存在感、個性を際立たせようとする無理矢理な意図が透けて見える。優等生的な大企業のエリート社員が、実は俺も悪だったんだ、反逆児だったんだ、と女子社員に自慢している情景が浮かぶ。
NHKさん、そんなに無理しなくていいよ、エリートはエリートらしく、ボンボンはボンボンらしく、ありのままでいいよ、それで誰も文句言わないから、と映画を見ていて心の中で囁いてしまった、、、
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