「言葉の持つ魔力」劇場版 アナウンサーたちの戦争 ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
言葉の持つ魔力
言葉は言霊、ある種の催眠効果がある。
民衆を熱狂させるのもある種の魔法である。
国の手先となり民衆を扇動したアナウンサーは罪深い。その罪深さに押しつぶされたのかはわからないが、和田さんは健康を害し、異国の地で荼毘に付される。日本の地で、畳で死ななかったのは数多英霊への罪滅ぼしなのか、贖罪の念に駆られてなのかはわからない。思うに戦争というものは突然起こるものではない。それなりの布石が積み重なった上に起こるのだから、普段から国の舵取りをしている輩には気を配るべきだろう。毎年数多の戦争映画が上映されるが、それはそうした過去の過ちを繰り返すことがないようにするための教訓に他ならない。ナショナリズム高揚の場はできたら4年に一度の五輪だけにして欲しい。
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トミーさんのコメント
2024年8月20日
日本選手が活躍するとやはり高揚してしまいますが、“栄光”は選手個人に与えられるべきモノで国がどうこう言う筋合いは無いと思いますね。国の介入という点で言うなら、メダリストたちを官邸に呼んで・・もおかしい、メダルに噛みついたりダンスを強要する等言語道断です。
ちょっと映画とずれちゃいましたね。