「和田信賢の咆哮に心打たれる」劇場版 アナウンサーたちの戦争 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
和田信賢の咆哮に心打たれる
アナウンサーにスポットをあてた戦争の描き方をしており、新鮮に観ることができました。
主人公の和田信賢はじめ、アナウンサーの中でもそれぞれの立場での思いや考えを
お互いが真剣にぶつけ合い、アナウンサーとして声で体現していくその姿は
リスペクトしかありません。
しかしながら、戦争の武器・戦術として、アナウンサーの“声”がつかわれていくのには
残念極まりないというか、ご本人たちも本意ではなかっただろうと思います。
昨年NHKで放映されたドラマというだけあって、
映像などはそれなりの出来なのですが、俳優陣も揃っていますし、
主役を演じた森田剛もよい演技でした。
言葉は武器というのは、今現在においてもそうだと思います。
特にSNSの世界では、凶器に実際になっていたりしますから、
言葉には力があるということは、自覚せねばなと。
戦後に思いを馳せるにあたっては、こういう作品を体で感じるのも
また良い機会になりました。
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トミーさんのコメント
2024年8月29日
共感ありがとうございます。
的外れな感想と思いますが、序盤のんびり防火訓練をしている橋本愛たちにむらむらと怒りが。この後どうなったのか判っている我々だからこそですね、何故そうなったんだ? という感覚は大切じゃないかと思いますね。