「Neck」ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Neck
観終わった後に思ったのが、製作者の理解している世界観や常識が観ている側に届いてないなというものでした。
吸血鬼ならではのお決まりがスパッスパッと流されていって、何故その行動をしているのかあたりの説得力が全く無かったのが致命的だなと思いました。
タイトルが今作の全てを表しており、自分で狩りをするのは躊躇ってしまう吸血鬼と自殺志願者の少年とのボーイミーツガールもので、そこに吸血鬼家族ドラマを入ってくるもんですから、オシャレな劇伴や映像やセットと色々と欲張りセットで良いところはありつつも、どーにもゆるすぎるテンポが相性悪かったなーと思いました。
サラ・モンプチさんは「ファルコン・レイク」で魅惑的なお姉ちゃんを演じた方だったと後で知って、だから魅力的だったんだなと納得しました。
安楽死が認められているからこそ描けたラストシーンだったり、コメディチックな所などなど光る場面はありつつも、どうにもズレが残り続けて乗り切れませんでした。
鑑賞日 7/16
鑑賞時間 12:05〜13:45
座席 G-12
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