ライオン・キング ムファサのレビュー・感想・評価
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スカーに共感!なんか気の毒...。悪者の定義とは
実はライオンキングは見たことがなかった。先日劇団四季の舞台で初めて内容を知りました!
今回はそのシンバの父ムファサとスカーのお話。
正直最初からタカ(のちのスカー)に共感してしまいました。ムファサが洪水で遠い地まで流され、それを助けたのがタカ。そこから兄弟として共に過ごすが...。
タカの実母はムファサを不憫に思い、狩りの仕方等実の息子以上に可愛がっていたように思う。タカの実父も表面上は嫌っていたが、ムファサの実力は認めていた。おそらく実の息子(タカ)よりも...。
そして白ライオン集団に出くわす、ムファサとタカの母。隠れて恐怖で動けなかったタカ。
ここが一つのターニングポイントだったのかも。
その後、白ライオン集団に追われるムファサとタカ。(おそらくタカの両親たちは死亡)
2頭助け合っていたのに...サラビが現れるまでは。正直タカがサラビのこと好きなの知っているのに、ムファサのあの言動はなんなんだろう?絶対拗れるのがわかっているのに、わざとタカを持ち上げるのはイラっとくる。手柄を譲られても全く嬉しくない。タカのプライドが傷つくだけ。サラビが真実を知った時にどうフォローするの?
(手柄を譲ってやった自分に酔ってる感じ)
そしてサラビもうざい。兄弟で仲良くやっていたのに変にムファサに絡むから、いざこざが起きる。絶対タカの気持ちを知っていたはずなのに。
そりゃ仲間を裏切って白ライオン集団につくのは、おいおい って思うけど、これも策略かなと思ってしまった。
自分が助けた子が、両親に気に入られ自分よりも才能のある人だったら、そりゃ嫉妬する。それでもタカは兄弟として、ムファサの隣に立とうと頑張ってたんだけど。初恋の人を奪われ、自分では絶対手に入れられないカリスマ性を待つムファサに、反旗を翻したのは想定内かな。
そこに至るまで、関係修復は可能だったと思うシーンがいくつかあったがそれを無視したのはムファサ。ちゃんと話し合わなかったあなたです。
ムファサを助ける為に、眼に傷までおったのにその後のタカの扱いには疑問しかない。そりゃ歪むし、捻くれます。
私だったら、最後のシーンでムファサが白ライオンを地底湖に沈めて一生懸命浮かんで来た時突き落とす。そしたらタカが王になれていたかもしれない。それをせず、またしても水からムファサを助けたスカーを果たして悪者と言えるのか。
ムファサ視点だけでなく、白ライオンやタカ視点からも物語を見ていただければと思います。
全体的に間延びしていて、所々つまらなかった。ただやはり映像は素晴らしく、動物たちの動きもなめらかだった。是非Dolbyでも観ていただきたい。
まさかの7人しか観客がおらず....。
使命と運命
後にスカーになる、タカが 可哀想におもえて。。
王の子でありながら、野良(迷子)になったムファサを助けたばかりに、兄弟のように仲良くなりながら、初恋の子をムファサに取られ、恨みに変わり、やってはいけない事をしてしまい、一生背負って嫌われ者になってしまう。
渡辺謙のキロスも、はぐれものが集まった群ではあるが、大事な息子を殺された恨みをはらす為、ムファサを狙う。
誰を中心にするかで、敵が変わってしまう。それぞれに使命を持って生まれ、生きてるうちに出会う運命で、人(ライオン)を変えてしまい、人生をも変えてしまう。
あのままタカの人生が変わらぬとも、弱肉強食の世界。
生き残れなかったのかなぁ…と
タカの一生や、息子を失ったキロスの気持ちを考えてしまった。
スカーがムファサを谷に落とすシーンと同じシチュエーションで、同じタカがムファサを助けてたとは。。
可もなく不可もなく
映像は綺麗だし話も破綻無くまとまってはいるので前作の実写風ライオンキングが好きな人には悪くない映画かとは思います。
ストーリーとしては良く言えば王道、悪く言えば面白いけどなんの捻りもない冒険物+ドロドロ三角関係という感じ、良くも悪くもライオンキングのサイドストーリーとしてはまぁあってもいいんじゃないかな位の存在感の作品でした。
良い所としては登場キャラが人型じゃなくて動物オンリーなためか近年のディズニー映画にありがちなポリコレ配慮のようなクソみたいなしがらみから解放されてた所でしょうか、スカーが実はゲイだったとかシャレにならん解釈されなくて本当に良かったw
目を見張る技術
言うまでもなく全編CGであることを思えば、ライオンの年齢での毛ヅヤの違いだったり、虹彩の透き通って美しい様子や、常に動きを見せる水にも実物とみまごうほどであって、技術力の凄まじさに驚愕する。
おまけに微妙な顔つきの違いまで見分けがつくようにされていて、タカはもう少しイケメンにしてあげてもよかったんじゃない?なんて思うほどだ。
ところでストーリー面については、ライオンキングシンバの父ムファサの半生を描く。スカーとの確執が生まれたのもそういうことか、と後日談への流れも把握できる内容。
展開はほぼ観ながら予想がつく。ディズニーにしては人物造形(内面)が少々雑に思った。
ミレーレの住人たちは平和に暮らしていたのに、そこへムファサ達が悪いやつを連れてやってきた。悪いやつに勝ったからといって、我が王よ!となるものだろうか?
その点が一番納得がいかなかった。
よく出来てはいるけど…
やっぱりディズニーは凄いなとは思いました。
凄く胸がワクワクする感じで映画としては素晴らしい出来でした。
ただ、物語としてちょっと無理があった気がします。
やっぱりどう考えてもあのタカがアニメのスカーになる絵が想像できない。
他にも
今助けてくれたとて後々何の躊躇もなく裏切るしな…と思うし、
そもそも好きな人とくっついただけであんなに憎む?とも思うし、
あの超能力なんやねん。とも思うし…
わざわざライオンキングのエピソード0作らんでも面白い映画が作れたんじゃないかと思います。
あと、小1の息子と観ましたが、若干難しそうでした。
年小の息子は寝てました(笑)
素晴らしいCG表現!今に実際のロケよりCGの方が安上がりになる? ムファサになるのはごく一部、スカーを生み出さない発想も必要。ライオンは今でも「百獣の王」なのか
若きライオン、シンバの父である王ムファサと宿敵スカーの若d期日々を描く。
超実写版CGが凄い。
ライオンたちの微妙に擬人化された表情から毛並みから、大自然の繊細な描写まで、素晴らしい。
今に、アフリカの大自然がどんどん減って、実際の風景よりCGの方がコスパが良くなって、
「この映画の大自然のシーンはCGを使用していません」とテロップが入る時代もすごそこかと思うと、非常に複雑な想いがする。
王道のストーリーだが、能力も人(獣)望も厚いムファサに対して、血筋は良いがいざというときに勇気が出ない、魔が差してしまったスカーに同情してしまう。
ムファサになれるのはごく一部。
それ以外はひれ伏せというのか。
また、ライオンが百獣の王だというのはあくまでも人間の解釈であって、実際の自然界で、象もキリンもみんなひれ伏すというのも、古い考えではないか。
まるで、アメリカが世界の警察を自負していた頃の、幻想の名残のように感じる今日この頃でした。
あと、あの雪山はどこ?ライオンなのに全く寒がらないのはなぜ?
リアルな映像が滑稽さを際立たせる珍作
初めてライオンキングを見た立場からの感想。
まずね、実写かと見まがうようなリッチなCGなんだけど、それがいろいろと逆効果だと思う。
冒頭、ムファサとタカをどう見分ければいいかわかってないまま競走シーンが始まってしまい、どっちがムファサなの状態。
ああ水が怖いのかなるほどね、じゃこの白っぽい方がタカか。とまあ、一呼吸おいてからわかるんだけど、やっぱり色がちょっと違うだけというのはつらい。
これは実写みたいな映像にしたことの明らかな欠点。
アニメであればそれぞれに分かりやすい特徴をつけられるのに。
次に楽園ミレーレについて。
幻で伝説の楽園のはずなのに、ついてみればすっごい人口だしママもいることにずっこけた。
どこが伝説なの。
そして白ライオン倒したら国王陛下!て呼ばれ始めてまたずっこけた。
国だったのかよ。いまこの瞬間に国ができたの?吹き替え訳がおかしいだけかな?
ここでも肉食獣ライオンに向かって草食動物たちが王様とか言ってるのがどうにも滑稽でたまらない。
アニメや漫画ならいいんですよ。でもリアルライオンに向かってリアルキリンが王様~だなんて絶対に変でしょう。
あとムファサの親がどうして王を意味する名をつけたのかもわからなかった。
預言者だったの?
白ライオンたちがミレーレまで追いかけてきた理由も全くわからんし。
彼らはタカパパの統べてた土地を手に入れて満足してたのではなくて?
ミレーレなんてただの伝説なんだから追いかける理由ないでしょう。
脚本も設定も穴だらけでどうしてこうなったのか心配しちゃう。
ディズニーさんこんなものしか作れないのかな。
タカの扱いにモヤモヤ
名作ライオン・キングでスカーが完全に悪役になっている事をもちろん知っているので、ムファサとタカが子供時代を仲良く過ごし、「ずっと兄弟でいたかった」という絆があった事を後から描くなら、いずれ殺し合うほど対立してしまう原因をしっかり物語として納得出来るものに昇華させてほしかった。
それは非常に難しい事だと思うので、だからこそ予告を見て子供時代は仲が良かった事を物語の軸にして大丈夫なんだろうかと不安に思っていた。
現実では仲が良かった兄弟が嫉妬で簡単にダークサイドに落ちてしまうことは確かによくある事だろう。
だがそれは悲劇であって才能がないから愛されず、嫉妬に狂って自業自得だね、タカが全部悪かった、ムファサは完璧な子で良かった、と物語として感動出来るかと言ったらそれは自分には難しかった。
だったら幼い頃からどうしようもない悪の子であったほうがまだ納得出来るし
最後に葛藤の中で勇気を出してムファサを助けてもその後なんの救いもないので
ただただライオン・キングという未来のために悪役にされてしまった、嫉妬で悪の道へ進むしかなかったタカとそれを信じていたムファサの絆が不憫に感じた。
スカーの過去
CGアニメ映画「ライオンキング」の続編で
シンバの偉大な父親「ムファサ」の前日譚
ライオンキングの敵だったスカーの物語も含まれている
個人的にはスカーのほうが気になった
ムファサは野良ライオンで洪水により
両親と別れてしまい
その後、王族の血筋を引く王子タカ(後のスカー)と出会い
兄弟になっていく
白いライオンのキロスの集団が襲ってきて、タカの両親を殺し
ムファサ達も付け狙う
キロスは自分の子供を殺された怒りによって
執念深く追いかけてくる。
なんというか、前作よりも過酷な状況が多いような気がする
タカは出会ったメスライオンのサラビに惚れるが
その恋は実らず、サラビはムファサを選ぶ
失恋によってタカは裏切り
キロスの仲間になって、新天地ミレーレにキロスを連れ込んでしまう
そこで、ムファサはミレーレにいる動物たちを奮起させ
キロスの集団と闘うように呼び掛ける
ムファサはキロスとの闘いに勝利し王様になった
裏切ったタカは名前を封じられスカーと呼ばれるようになる。
前作を観ていると
タカは王の血筋を引いているのに
周囲はムファサのほうを認め
母親が危機のときに助けることができず
サラビとの恋も実らなかったという闇落ちしていくところは
ちょっと観ていてつらい
ただ、キロスの集団で裏切りを受け入れられたところと
決起させるムファサの演説は説得力があまりないように思った
タカはムファサが落ちそうになったのに
裏切ったあとでも助けて
「ライオンキング」では助けなかったのは
ムファサは王の血筋を引いていないのに
シンバに血筋で王座を譲る(ように見えた)からなのかな?
マンドリルのラフィキは今作のほうが出番が多い?
ムファサはよそ者なのに王になったとか
演説の内容とかが少しポリコレを意識しているか?
でも、敵であるキロスも白い見た目で追い出されたとあったので
そこまで今回のディズニーはポリコレ的ではないと思う。
ミュージカルシーンは大半はそこまで気にならないが
キロスがバイバイと歌うところだけ変な感じだった
【”百獣の王の真なる資質。”野生動物達のリアリティ&スピード感溢れるVFXシーンの数々と、夢の地へ旅する中で成長する子ライオンが百獣の王になる様を、冒険と友情と恋と決別のシーンで描き出した逸品。】
<Caution!内容に触れています。>
ー いやあ、今作を観るとアメリカネズミが作る映画ってヤッパリ凄いな!って思ったな。ライオンを始め、ワニ、象、キリン、マンドリル、イボイノシシなどが人間のように喋りながら、喜怒哀楽や嫉妬の表情も人間の様にの描かれるんだよね。ー
・洪水により流されてノラ子ライオンになったムファサが出会ったタカと友達になる過程で、タカの父はムファサを最初は毛嫌いするのだけれども、徐々にムファサの資質に気付き一目置いて行く様と、それを敏感に察するタカの微妙な表情の出し方などは、凄いよね。
・ムファサとタカが夢の地ミレーレに向かって旅するシーンが、正にビルドゥングスロマンになっていて、途中で出会ったメスライオン、サラビの登場で徐々にムファサとタカの間に微妙な空気が流れだしたり、ムファサを執拗に付け狙うホワイトライオンのキロスとその冷酷な仲間達の姿も、物語にスリリングさを齎している所も良いのである。
今作は、アドベンチャー映画としても優れているからね。
・雪山の中、自身の想いがサラビに届かなかったタカが、旅の仲間を裏切りキロスに彼らの情報を流すシーンは哀しいな。
・そして、到頭雪山を越え到着した夢の地ミレーレ。そこは豊かな緑と水に溢れ、象徴的な大木も生えている動物たちの楽園である。だが、そこにムファサたちを追ってやって来たキロス達。逃げようとする動物たちにムファサは”戦おう!”と呼びかけ、動物たちを鼓舞するのである。
・ムファサとキロスの激しい戦いのシーンは迫力満点である。そして、ムファサが正にキロスにヤラレソウになった時に、タカが咄嗟に庇って左目に傷を負い、その後自分でタカの言う名を捨てて”スカー”と名乗り、皆の元を離れていく後ろ姿は哀しかったな。
けれども、ムファサの正々堂々とした闘い振りを見た動物たちは、彼の百獣の王の真なる資質を認めるのである。
<今作は、様々な野生動物のリアリティスピード感溢れるVFXと夢の地を求めて旅する中で成長する子ライオンが百獣の王になる様を、数々の冒険と友情と恋と決別のシーンで描き出した逸品なのである。>
見事に紡いだ前日譚
超実写版のライオン・キング前日譚です。
前作のキャラクターがシンバの娘に
おじいさんであるムファサの話を語るんですが、
この設定は、未来につながる締めができるため、
良かったなと思います。
キングを名乗るホワイトライオン キロスとその群れ、
立ち向かうムファサとタカ(後のスカー)の図ですが、
追われながらも新天地を目指して、
そこでキロスと対決し、ムファサが真のライオンキングに
なっていく姿は胸熱でした。
タカがどのようにしてスカーに堕ちていくのかも
よくわかりますが、男女関係かよっ!と
ここは至極残念でした。
人間っぽくて。
それだけの理由ではなく、色々なことの積み重ねでは
ありますが、決定的だったのはそれでしたね。
それにしてもこのビジュアルは凄すぎますね。
まさに圧巻で、このビジュアルだけでも満足です。
映画自体ではなく、宮崎では吹替版しか上映していない
のが残念でした。でも、渡辺謙のキロスは威厳があって
合っていたと思います。
Dolby Atmosシアターでの鑑賞でしたが、満足でした。
客入りがよくなく、興収が心配です。
映像美。ストーリーは......
映像美とアクションシーンが特に良かった。
IMAXで観ればよかったと後悔。
でも字幕版は正解だったかも。めちゃ歌も上手い
ミュージカルにすることで同じ言葉を繰り返すところがどうしても出てしまい、話が進まなくて眠くなる
ストーリーはすごくディズニーらしいんだけど、タカが最後にムファサを守ったシーンと、最後までムファサがタカを許さなかった理由を丁寧に描いてもらわないと、日本人の感覚的には少し不満。
一番違和感があったのはミレーレでの演説のシーン。あの演説だけでミレーレの動物が一緒に戦い、王と崇めるようになるなんてあっさりしすぎ。
あまりにも完璧なムファサとの対比で、優しくて臆病なタカがヴィラン側へ堕ちていくシーンは可哀想だった。
ストーリーは全体的にまとまっていて楽しめた。
優等生過ぎるムファサよりも、「人間味」が感じられるタカの方に親近感を覚える
ムファサとタカの群れが、はぐれライオンのハンター達の襲撃を受けるところまでは面白かったものの、それ以降の逃避行は完全に中だるみで、ミュージカルシーンでは、思わずウトウトしてしまった。
そもそも、タカの父親の王国を手に入れたハンター達が、どうして執拗にムファサ達を追いかけるのかがよく分からない。
どうせなら、ムファサ達が新天地のミレーレに向かっているということを、ハンター達が「最初から知っていた」という設定にした方が、彼らの追跡に説得力が生まれたのではないだろうか?
ムファサのキャラクターも、頭が良くて、有能で、勇気があって、控えめでといった具合に、完璧過ぎてつまらない。
むしろ、臆病なくせにお調子者で、恋にうつつを抜かすようなタカの方が、余程「人間味」が感じられて、親近感を覚えてしまう。
それどころか、タカの立場に身を置いて、「そういえば、本人に悪気はないのに、他人に劣等感を抱かせてしまう、嫌味な優等生っているよな」と、ムファサに反感すら抱いてしまった。
しかも、タカは、最後の最後に、勇気を振り絞って敵に立ち向うという「成長」を見せるのに、ムファサの方には、そうした「成長」が感じられなかったのも気になる。
せめて、ムファサが、トラウマとなっていた「水に対する恐怖心」を克服したみたいなシーンでもあれば良かったのだが、ラストの水中での闘いも、ムファサが自ら水に飛び込んだ訳ではなく、たまたま水中に落下したからそうなっただけの話である。
そして、何よりも物足りないのは、ムファサが百獣の王になる経緯で、ライオン同士の戦いに巻き込まれたくない動物達が、崖の上からの呼び掛けだけで、「俺達も戦おう」と一致団結してしまう様子には、余りの安易さに唖然としてしまった。
ここは、ムファサが、如何にして「ライオン・キング」になったかを示す重要なシーンになり得ただけに、彼が、民衆の心を掴み、リーダーとして認められていく過程を、もっと丁寧に描くべきであったと思えてならない。
結局、ハンター達を撃退できたのは、「地震」という偶然の賜物のお陰だったというご都合主義なオチにも、釈然としないものが残った。
スカーをもっと好きになる
ライオンキングファンです。
タカ目線でずっと観ていて、タカが楽しそうな場面ほど泣きそうになりました。
タカの生い立ちとタカの優しくて臆病な性格が段々と自分の立場を追い込んで、そこに父の教育が入って問題解決の考え方が歪んでしまう。
タカとムファサの運命を分ける過程が丁寧に描かれていました。
「王よ永遠に幸あれ…」の構図が出会いのシーンとラストシーンで使われていて、そのたびにタカのムファサに対する心情が表れているのがすごくよかったです。
スカーの傷がムファサを守るためについた傷だったなんて泣ける…
ラストでムファサがタカを認めず、その後少しずつ憎しみの想いが募っていくのだろう…
スカーは何度もムファサを助けたのに、ムファサは一度の裏切りを許さなかった…
でもムファサはシンバをスカーおじさんのところに遊びに行かせたりしてたから信用はしてたんだろうな…
どう扱えばいいかわからない微妙な距離感…本編に続く二人の関係性も矛盾がなく、すんなり受け入れられました!
ミレーレでの地ならしでプライドロックが誕生した瞬間は声だして驚いてしまったw
あとティモンの「舞台の話はしないでくれ!俺が操り人形に…」も笑っちゃったw
ライオンキングファンに優しい映画でした。
アニメ版のグッズもたくさん売られて嬉しい〜!
ライオンだけどトラウマ。
洪水に巻き込まれ両親と離ればなれになる子ライオン・ムファサ、後に語り継がれることになるライオンキングとなったムファサの話。
ムファサと地平線の向こうにある理想の地ミレーレまで共にした猿が、子ライオンのキアラにムファサとのことを語りながら見せる。
洪水に巻き込まれ…、その難を救ってくれた子ライオン・タカとの出会い、後に血は繋がらないけど兄弟となり理想の地へと向かうけれど。
その向かう道中に出会ったメスライオンのサラビ、…にホレるタカとそのホレた気持ちを隠しタカへと譲るムファサ、…“僕がついてる”ってワードで察しちゃうサラビと…♡
とりあえず映像がキレイ、歌とミュージカルで今作に惹き込まれながらのラスト、色々な種の動物達から認められ高台から吠えるムファサの姿には心打たれた。
タカの物語です。
ライオンキング実写版は前作で賀来賢人、佐藤二朗、ミキ亜生の吹き替え(歌も)が上手過ぎて感動したので次作があれば吹き替え版を観ると決めており、尾上右近、松田元太にも期待していたが・・・まあまあな感じだった。
特に歌唱パートがちょっとがっかりだったが、翻訳した歌詞がうまく曲に乗っかってない感じもあったので少し気の毒に思えた。
シンバの父ムファサは正義感が強く、真っ直ぐで天性のリーダーシップ持つザ・主人公(赤レンジャー?)的なキャラだが、欠点がなさ過ぎて大人目線ではあまり魅力を感じられなかった。
一方、出会った時はムファサを助け、駆けっこにワザと負けるなど本当に純粋で優しい子だったタカだったが、その生まれからも強くないといけないというプレッシャーやサラビへの失恋などから少しずつ心がねじれてしまい、まさにダークサイドへ落ちていくアナキン・スカイウォーカーのようで見ていて本当に辛かった。
特に振り切って完全に悪者に徹することができず、中途半端にムファサを助けに行き傷付き、一人だけ群れから離れて行く姿は可哀想でならなかった。
白いライオンを悪役にするのは日本人としてはどうしても認めたくなく、ディズニーの「我々がオリジナル!」と言わんばかりの強引な主張による印象操作が鼻につき、素直な気持ちで観ることができなかったのも事実だが、水中や雪上など半端ない超CG技術で作りあげた精巧な映像だけでも観る価値がある映画だと思う。
引き継がれる魂
父と子が潜在的に繋がりあってる描写がとても美しく描かれていた。
ムファサがシンバに伝えた事、伝えきれずにいた事の答えがこの作品では丁寧に描かれていた。
オリジナルの作品のファンには納得いく展開が多くとても見やすく大いに感情移入される。
父、母が伝えたい事、その真意をしっかり受け取り大切にし自身も実践したムファサ。
スカーもまた父の厳しい姿をしっかり引き継いだが、父が本当に伝えたった事の真意は受け取れずそこが彼ら2人の別れ道になった様に思う。
こういった対象の描き方も非常に上手い。
ムファサ、スカー、サラビ、ザズー、ラフィキ彼はそれぞれ理由があって独りとなってしまったが旅をしながら一つの家族に纏まっていく姿も見やすかった。旅をしながら今作のヴィランのキロスに終われってストーリーの流れはアクション映画とかにもありがちな展開ではあったがまぁ見やすい。
オリジナルのムファサをスカーが崖から落とすシーンを今作では二度異なる形で描いたり、オリジナルでのムファサの言葉、ラフィキの言葉がきちんと回収されていてオリジナルのファンは心震わせるシーンがとにかく多かった。
その中でも個人的に好きなのはやはり故人は心の中で生きているという言葉。
若きムファサの姿は今のシンバの姿と重なる事も多い。
ムファサの意思を息子シンバが引き継ぎ、ムファサとシンバの意思をさらに次の世代へ…この美しい描写こそライオンキングの最大の魅力であり今作ではそこが非常に美しく描かれており大満足の作品となった。
タイトルなし(ネタバレ)
ライオンキングムファサミュージカルプレミアにて鑑賞
ハラハラドキドキしてIMAXで観たこともあり世界観に入り込んで観れた!
動物がすぐそこにいるようで怖かった(笑)
ストーリーもテンポよくて飽きも来ず、ミュージカルテイストがあるので歌も楽しめて心地よくて楽しめました!
所々面白い要素だったり、怖かったり、切なかったり、ラブストーリーだったりが織り込まれてて本当に面白かった。
あとはスカーが恋沙汰でああなってしまったのがまあ何とも切なくて…
ライオンキング見返したくなりました!
前回のライオン・キングは手塚治虫原作だから面白かったが、
今回はライオン・キングの前日譚という事だが、前日譚モノって、ネット配信が大半だし、エイリアンの前日譚の有様を見ていると、前日譚モノってコミックなら面白いけど、映画にするのには向いていないんじゃない?
大体、何で猫畜生が日本語を喋っているのだ? ローランド・エメリッヒの「 紀元前1万年」 の、アメリカ英語を喋る原始人かよ?
何故、二匹の猫畜生の名前は、「 ラン」 と「 リュウ」じゃないのだ?
何故、猫畜生の心情をナレーションするのが、矢島正明じゃないのだ?
何故、EDの曲は「 サンセット・メモリー」 じゃないのだ?
何故、何故、あなたは好きだと言えないの?
届かぬ、想いが、夜空に揺れたま
↑ 今回はTVドラマの炎の犬と、シルエットロマンスと京極堂を知らないと意味不明なのだよ。関口くん?
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