「うまくオチ付けたっぽいけど…」ライオン・キング　ムファサ　nekoさんの映画レビュー（感想・評価）

8歳の息子と自宅で鑑賞。
親から子へ。
オープニングから実感させられるストーリーからの祖父の代へ。スマートな語り口。ちゃんと見知った顔がエスコートしてくれることで、愛着を持って没入できる。
なるほど、そうきたか！の連続。大人としては、いつ傷がつくのか、気が気じゃない。
面白かったよ。でもやはり気になってしまったのは、王とは？血のつながりとは？ということ。
結局のところ、ミレーレに共にたどり着いた仲間は、血のつながりはなくとも家族だった。そして、王らしく王としての務めを果たそうとしたオバシは滅んだ。
結局、王であることが、重要ではなく、王として担がれることに意味があった。
でも、それって、前作でムファサが星を見ながら言う「偉大な王たち」って言葉と矛盾しないだろうか。
血族としての先代王がいる訳ではない。そんな王がいたはず？
前作あっての本作だけに、ムファサが王の物語を語る説得力が欠けているように感じてしまった。
息子は最後まで楽しめた様子。
今日もサントラ聴いて歌ってる。