「Brother」ライオン・キング ムファサ ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Brother
ライオンキングには触れたような触れてないようなくらいの感覚ですが、今作は前日譚扱いの作品なので簡単にキャラクターの関係性を知っておけばいいかなーくらいの感じで鑑賞。
全体的にトントン拍子にうまくいってんなーって感じで圧倒的映像美にやられはしましたがハマるとまではいかなかったです。
比べるのもアレですが日本のなろう系&追放系の作品みたいだなぁとダラっと観てしまいました。
序盤のムファサとの両親との別れやタカとの出会い、群れに合流していき、互いを高め合っていくといった感じの序盤は既視感こそあれど王道で楽しめました。
ムファサがどんどん強くなっていくのを嬉しく思いつつも複雑な思いを抱えるタカにこの時点で強く感情移入してしまいましたし、ムファサが最初から強すぎるというのもどうにも主人公っぽくない感じが引っかかり続けていました。
道中のピンチは大変なことになりつつもムファサとタカで乗り越えようとする中で、ムファサがタカのママを助けてタカが逃げてしまったが故に少しずつ仲が拗れていってしまうのは妙にリアルだなと思いました。
ただタカが闇堕ちしたのが急かつ今時の高校生でも恋愛のいざこざでぶっ殺すまでの感情にいかないはずなのに即刻ムファサを敵認定しだしたところは笑いました。
まぁ自分より強くなった兄弟が可愛い女の子まで持っていかれたら嫉妬はしちゃうかとは思いましたが、そこまでめっちゃ良いやつだったのに急にどうしたんだよとなってしまいました。
威勢よく参戦するぞー!と言ってたキリンがその後全く登場しなかったり、ホワイトライオンvsゾウやらサイやらの総戦力なのもあって緊張感はそこまで感じられなかったです。
ポストの戦いもそこまで迫力なかったですし、求めすぎていたのもありますがもっとテンション上がる戦いを観たかったです。
ムファサを持ち上げるような形でライオンキングになっていく様子が流されていましたが、多分あそこにいる動物の半分くらいはよく分からないけど賛同しているみたいな形になってそうですし、タカが見捨てられる時や名前をスカーと名乗るところもなんだか不憫に感じてしまいました。
楽曲での盛り上げ方はとても良かったですし、印象に残るような曲も多かったのは好きポイントでした。
根本的にリアル動物が人間の声で喋るってのに違和感満載でしたし、アニメの方が感情豊かにいけるのになぁと思いました。
とりあえず本編も触れておこうと思います。
鑑賞日 12/24
鑑賞時間 11:10〜13:25
座席 C-13