室井慎次 生き続ける者のレビュー・感想・評価
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高評価と低評価の両方とも理解できるが、、、
青島きりたんぽシーンを観る夢叶わずか、、、
2部作だけで見た時に、ツッコミどころはありつつも深みのある内容だったと思う
が、ドラマシリーズから観てた身として、その終わらせ方だけはやめてほしかった、、、
と思ったのが映画終了直後
帰宅してパンフレットを読んでみると、「踊る」と「現実」の話や、「室井」と「俳優柳葉」の話など、納得できる部分も多かった
視聴者としては悲しい終わり方だったけど、踊るチームとしては納得できる終わり方なのだろう
室井さんありがとう
室井さんの不器用な愛情が大好きな人のための映画ではないだろうか。
溢れていた。
もう、溢れすぎていた。
室井さんに感謝し、室井さんの愛を感じ、
室井さんを見送る映画。
室井さんありがとう。
踊るを好きでいて良かった。
でも、お別れはさみしい。
さみしいです、室井さん。
余談ですが、
すみれさんがご無事だとわかって泣きました。
この映画の是非とは?
(完全ネタバレなので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
今作は前作の映画『室井慎次 敗れざる者』の後編に当たりますが、多くの人が「踊る大捜査線」シリーズの作品として観たと思われます。
即ち、何か刑事事件が起こり、事件解決のために主人公らが活躍するストーリーを期待して映画を観たと思うのです。
しかし今作を観て驚いたのですが、実は、今回の前編後編の映画は【事件解決が中心の映画ではなかった!】のです。
(殺人事件の解決は、結局、映画の傍流の話で、映画の中心の話ではありませんでした‥)
そうなると、「踊る大捜査線」シリーズの映画だと思って観た1観客の私としては、今回の前編後編を通して、映画としての正当性はあったのかと考え、「踊る大捜査線」シリーズの事件解決映画が期待された所からいえば、正当性は残念ながら「否」となると思われました。
では、「踊る大捜査線」シリーズではなかったと考えた時の、この映画の正当性はどうだったのかとなるのですが、その場合でも1観客の私としては正当性は「否」だったと思われました。
事件解決映画で無かったとすると、今回の前編後編の映画は、犯罪の被害者・加害者の子供を引き取った主人公・室井慎次(柳葉敏郎さん)が、その子供たち(森貴仁(齋藤潤さん)、日向杏(福本莉子さん)、柳町凛久(前山くうがさん・前山こうがさん))と暮らし、その子供たち3人(あるいは秋田の田舎町の人達)との関係が映画のストーリーの中心だったことになります。
すると、犯罪の被害者・加害者の子供との関係という、割と重い題材になるのですが、前作で描かれた母が殺された森貴仁との関係や、猟奇殺人犯の日向真奈美(小泉今日子さん)の娘である日向杏との関係や、柳町凛久やその父で出所して来た柳町明楽(加藤浩次さん)との関係など、その描かれ方が(しっかり描かれているように見えて)どうもそれぞれ深さが足りないように感じたのです。
その理由の大部分が、映画を通して主人公・室井慎次が、心情や考えの変化をほぼしない所にあると思われました。
主人公・室井慎次は、青島刑事(織田裕二さん)との約束であった警察組織改革が出来なかった後悔を持ってはいますが、一方でその考えに留まり、そこから心情や考えを変化させることは映画を通して伝わっては来ませんでした。
なので、犯罪の被害者・加害者の子供である森貴仁や日向杏や柳町凛久に対する時だけでなく、主人公・室井慎次はあらゆる場面で迷ったり考えが変わったりほぼしないのです。
つまり、今回の前編後編の映画は、変わらない主人公・室井慎次の、周りの人々の方が主人公・室井慎次に影響され変わって行くという構成になっているのです。
となると、変わらない主人公・室井慎次は、周りに(本質的に)翻弄されないので、いくら周りと対立があっても、ドラマ性としては面白さに欠けてしまう欠点が出て来てしまいます。
また、変わらない主人公・室井慎次では、彼に影響されて変わって行く周りの人物達が、主人公・室井慎次にとって都合良く、あるいは主人公・室井慎次を引き立たせる役割として存在しているように見えてしまいます。
これが、前編『室井慎次 敗れざる者』と、今作の後編『室井慎次 生き続ける者』が、それぞれ大切な題材を扱いながらの、深さを感じない食い足りない要因だったと、僭越ながら思われました。
仮に事件解決が中心に描かれ、主人公・室井慎次が犯人などに翻弄される映画であれば、もっと面白い映画になっていたのでは、と思われました。
(もちろん、事件解決が中心の映画で無くても、室井慎次が周りにもっと翻弄され考えが変化して行く人物として描かれていれば、もっと面白い映画になったと思われます。)
この映画で1番、観客がわき立ったのは、おそらく今作のラストカットだったと思われます。
しかしその事は逆に、今回の前編後編の映画で翻弄される主人公を見たかったという、欠点を現わしているように感じました。
一方で熱演だったとは思われる柳葉敏郎さんをはじめ、福本莉子さん齋藤潤さんなど、魅力的な演技を見せていた俳優陣が数多く出演していただけに、惜しまれる今回の前編後編だったと、僭越ながら思われました。
踊る大捜査線ではなく室井慎次
商魂逞しいテレビ局のおかげで夢を見せて貰いました
至極の人間愛
なんだかなーそれはないですよ
室井さん死なすのはいいでしょう ストーリーですから
ただ犬を捜しに行って遭難死はいけません 許せません
預かった子供たちはどうなるのですか 子供たちだけで生活できるわけないです
他の村人に押し付けてるだけです
退場のさせ方が乱暴というか無謀です
わたしの中では「無責任な室井さん」だけが残りました
その展開は必要?
そういう人なんやって
秋田犬はやっぱりかわいい
気になった点はもういくらでもあるんですが、1番はリクの父親。
過去に虐待していて前科あり職無し出所直後の人間に実の父親だからといって即引き渡すってありえない。
ついでに「犬が離れません」なんて無線で言う馬鹿はいない。いいから引き剥がして遭難者助けろ。
しんぺーはかわいかったです。
【映画】室井愼次 生き続ける者 感想 評価5点(5点満点):ストー...
ラストの失速が残念
前篇を見たからには、後編を見ないわけには行かない。まあ、前編は悪くはなかったので一定の期待を持って観賞。
【物語】
室井の家の車庫が燃えるのを見て室井は慌てて子供達を避難させる。 幸い子供達3人に怪我は無かった。周囲の人間は放火を疑い、室井に「被害届を出して犯人を捕まえろ」と言うが、室井は「被害届は出さない」と頑なに拒む。
一方、家のそばで室井が遺体が見つけた遺体遺棄事件の捜査は佳境を迎えていた。警察は刑期満了で出所後のレインボーブリッジ事件の犯人たちが疑われていたため、室井も要請に応じて秋田県警捜査本部に足を運んでいた。
【感想】
観る前は、後編はいよいよ事件捜査がメインの展開になるのかと思っていたが、そうでは無かった。事件捜査も傍らで描かれるが、後編もあくまで室井慎次という男の生き様がメインテーマだった。 前編と大きく違うのは季節で、秋田の雪景色がとても美しく、俺的にはそれだけでも気分が盛り上がったが、ストーリー展開、演出も思いの外良くて徐々に気持ちも熱くなって来た。
そう、恐らく全体の3/4くらい経過した頃には、想定外の涙をボロボロと流してしまった。
しかし、さあ、これからクライマックスに向けてどう展開し、どんな結末が待っているのかと益々スクリーンに集中したのだが、残念ながら、そこが本作のピークで、エンディングに向けて、徐々に熱が冷めてしまった。 結末がちょっと安っぽいのだ。 そこまでは「室井慎次とはこういう男だ」と熱く語られた感じだが、終盤は使い古されたと言うか、安易なお涙頂戴の展開でガッカリ。 終盤の室井の行動にも必然性が無く、何でそんなことになる? と納得が行かなかった。
箱根駅伝に例えれば、最初から優勝は期待していなかった母校が往路(前編)は5、6番手で終えて、「まあ、こんなもんか」と思いながら復路を見ていたら、思いの外頑張って、徐々に順位を上げて9区から10区にタスキを渡した時点ではTOPの背中が見えて、「これもしかしたら行けるんじゃね!?」と大いに盛り上がったのに、10区に入ったらズルズル遅れてしまったというところ。 終わってみればやっぱり5,6番手で、そんなに悪い成績ではないのだけど、9区で期待してしまった分だけ残念な気持ちがいっぱい、という感じ。
実はエンドロールの後にサプライズ映像が隠されていたのだが、それを観たら。なおさらなんでこんな結末にしてしまったんだろうと疑問に思った。
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