室井慎次 生き続ける者のレビュー・感想・評価
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さらば、室井さん
踊るシリーズのテーマであった現場とキャリアの関係の一体化という問題に、ようやく解答が提示された気がしました。
その解答を出してきたのが、初登場時に室井さんとバチバチにやりあってた新庄さんっていうのがもう感動ですね。前作で室井さんのあんな独白を聞いてしまった新庄さん、やはり心動かされるものがあったんでしょうか。
物語の最後で室井さんは死んでしまいますが、同時に室井さんの遺したいろいろなものが映し出されることで、明るい?終わり方になっていたと思います。
「生き続ける者」ってそういうことか!
「虎は死して皮を残す、人は死して名を残す」とはまさにこのことだと思いました。
ありがとう、室井さん。
最初から最後まで室井慎次
音楽や登場人物が、そっくりそのまま踊る大捜査線なので、その気持ちで鑑賞すると、多分物足りない。事件もサクッと解決してしまうし。
これは完全に「室井慎次」のヒューマン作品です。
警察官を退職した彼がどう生きたかに重きを置いた作品です。
リーフにも踊る大捜査線とは、どこにも書かれてない。
なので格闘的な派手なアクションもハラハラドキドキもほぼ無い。
最後にちょっとだけサプライズがあるけど(笑)
ちょっとコミュニケーションが下手で、ぶっきらぼうで、でも判断は鋭く、その上で思いやりがあって、優しい。
そんな室井慎次の人柄が満載の作品でした。
個人的にだけど、彼の最期の姿が映像に出ていなくて良かった。
彼の発見されたときの姿を、最後に見たくはなかったので。
倒れている姿が映し出されていたら、多分館内全員が声出して号泣。
秋田犬が〜の会話だけでも涙腺が。
見て良かったよ~
タイトルが生き続ける者なのに
生き続ける者と言うタイトルなのにラストが室井さんの亡くなると言うのは残念でしたね。
前編後編ともにいい内容だったんですけどね。
みんなが手を合わせるシーンがありましたがあれが現実なのか生死をさまよう室井さんの夢の中の話なのか不明です。
そもそも放し飼いしててもいなくならないワンコがそのときだけ行方不明になるか?ってことです。
それに気配で熊の出没を予測出来る人が吹雪の中ワンコを深追いして遭難しますか?南国育ちの素人じゃあるまいし。
何と言っても捜索隊の無線内容も不自然です。
届の出てる遭難者としか言ってない。
普通なら室井慎次の名前出しませんか?
先入観で遭難した人が室井慎次と決め付けてるだけで人違いと言うこともあり得ます。
ただ一つ言いたいのは室井さんが亡くなるのを見たくて映画館に金出して見に行くわけじゃないですからね。
生かすも殺すもファン次第って感じに取れました。
青島もおまけ程度で残念だったかな?
あと3ナンバーのダットラはないのでは?ダットラなら1ナンバーか4ナンバーだと思う。
今年の作品で一番好き
前編、良かったので。後編が始まるのを楽しみに待っていました。評価は低いみたいだけれど、観客動員数はかなり多いみたい。私はこの日も3作品観て、映画は好きで今年もかなり観ましたが。私は今年観た中で一番好きでした。ちょこちょこ笑わせてくれて、温かい気持ちになれて。全ての俳優さんが、あの中で役として生きていました。号泣ではないけれど、かなりたくさん泣く所があって。私は延々と泣いてしまって、すすり泣き続けて。映画が終わって、初めて過呼吸になりました(笑)今年はラストマイルや侍タイムスリッパーも好きでしたが。私の中では今年一番じゃなかったかな、と思っています。確かに踊る捜査線っぽさはありませんが。私と友人は、柳葉敏郎さんの代表作になるんじゃない?って話しました。観る方によって考え方は違うでしょうが。是非観て、いろんな方の感想が見たいです。
事件とは言っても刑事事件それ自体ではなく、事件によって傷ついたり残...
最後1分のための映画
後半が盛り上がってくるのかと思ってたんですよ。
いやはやまさかの失速
室井さんエリートだから頭いいはずですよね?その行動どうなの?
絶対犬近くいるって
事件サックと解決
みんなサクッといい子に
加藤サックっと出てサクッと終わる
泣かせようとしてるでしょその演出?がしらける
いゃ〜期待してたんですよ
ホント!この映画は最後の1分のために作ったでしょ
伏線張ったぜいえ〜いてきな
踊るとは比較しなくていい
踊る大捜査線とは
比較してはいけないのかと思いました
過去の栄光を背景にしている感はあり
前半はいつもの夕食シーンや雑貨屋など
単調な展開でした
後半は陸の親がとのシーンで目が覚めてきた感じです
これはこれで楽しめましたね
前編からみてきて今回のタイトルは生き続けると言うことで誰も死なずに終わるとか
日向杏が悪い方向へ…とか色々想定してましたが 想定外で
室井さんがまさか…でした
最後の青島がでてきたシーンは
違和感しかない
秋田にキター!泣く子はいねぇが 泣く子はいねぇが
2024年映画館鑑賞110作品目
11月23日(土)イオンシネマ北上
ハッピーナイト1300円
監督は『亜人』『曇天に笑う』『ビューティフルドリーマー』』 『ブレイブ 群青戦記』『室井慎次 敗れざる者』の本広克行
脚本は『容疑者 室井慎次』『誰も守ってくれない』『遺体 明日への十日間』『グッドモーニングショー』『室井慎次 敗れざる者』の君塚良一
前作の続編
複雑な組み合わせだがホームドラマに仕上がっている
日向杏という問題児も積木くずしに比べたらかなりソフトだ
室井の家の畑の側に埋められた死体の経緯も聞けば随分単純でつまらない話
コナンくんなんて出る幕がないレベル
慎次は吹雪の中で愛犬シンペイを捜索中に崖から転落し亡くなる
地元住人や関係者は揃いも揃って彼の死を悼むがそれはあまりにも綺麗にまとめすぎだと感じた
だからこそ作り話なのだ
そしてまさかの回想シーンではない青島登場
エンディングテーマは松山千春の『生命』
取材なんてろくにやらない某女性週刊誌のコタツ記事ライターがキャラクター愛がないと批判していたが柳葉敏郎はそろそろ室井慎次役を辞めたいと漏らしてると聞くのでまあ仕方がない
富野由悠季ならあの程度では済まない
甲本ヒロトはブルーハーツ時代の歌を歌わないというかなるべくなら歌いたくないらしい
一流の芸能人なると凡人と違い過去に縛られたくない未来思考の塊なんだろう
ネット民の多くのように現状維持バイアスに囚われていないのだ
演じたキャラが亡くなるか警察組織を辞めたことで役者側が終止符を打ちたい気持ちは理解できなくもない
リクだけでなくシンペイも二人一役
犬は匹か頭だけど
子役のタカやリクの芝居も悪くない
むしろ良かった
リクは場面場面でどっちの方かわからないけど
ここから完全に筆者の妄想だが加藤浩次が演じた柳町明楽もリク同様に子供の頃に親から日常的に虐待を受けてきたのだろう
よくある話だ
呪われた血筋だよ
因みに走行中のダットサントラックの荷台に杏タカリクの3人が仲良く座っているシーンがある
杏が赤でタカが青でリクが黄のコンポジション
信号かよ
または若い頃のシブがき隊みたいな
配役
地元秋田で犯罪被害者犯罪加害者の子供を引き取り育てている元警察官僚の室井慎次に柳葉敏郎
接見室で無期懲役囚の母に洗脳され室井に転がり込んできた危ない女の子だったがのちに改心する日向杏に福本莉子
慎次が里親になって育てている犯罪被害者の子供で高校生のタカこと森貴仁に齋藤潤
慎次が里親になって育てている犯罪加害者の子供で小学生の柳町凛久に前山くうが&前山こうが
慎次が飼っている愛犬で秋田犬のシンペイに緋菜&千尋
警視庁刑事部捜査一課の桜章太郎に松下洸平
秋田県警察北大仙署地域課のお調子者で刑事になりたいが勉強は嫌いな乃木真守に矢本悠馬
タカのクラスメートの大川紗耶香に丹生明里
児童相談所の職員の端野則次に松本岳
警視庁で挫折した慎次の警察改革の草案を秋田で実施しようと目論む秋田県警察本部長の新城賢太郎に筧利夫
警視庁刑事部捜査一課管理官の仁狩英明に西村直人
東京から電話一本で圧力を加え無理を引っ込ませる警察庁長官官房審議官の沖田仁美に真矢ミキ
牧場の経営者の石津百男に小沢仁志
百男の妻の石津紀子に飯島直子
石津夫妻の息子で牧場を継ぐのが嫌で東京に飛び出し10数年経ち30歳になり慎次の勧めで戻ってきた石津トモアキに園田祥太
子供の頃に親と一緒に東京の下町から移住しそのまま住みついた地区長の長部音松に木場勝己
出所したばかりのリクの父親でリクに度々暴力を振るってしまう柳町明楽に加藤浩次
児童相談所の総務部長の松本敬子に稲森いずみ
商店を経営する市毛きぬにいしだあゆみ
20年前の事件の加害者で出所後もやらかして再び逮捕される国見昇にマギー
連続殺人で無期懲役が確定しても一部から根強い人気を誇る杏の母親の日向真奈美に小泉今日子
秋田県警の刑事の三波行に平島厚志
タカが持ち込んだ私物の小説の数々を買い取る古本屋に木林優太
商店の若者の喜内三津留に長田拓郎
商店の若者に原沢侑高
商店の若者に勝沼優
商店の若者に小笠原道拓
リクのクラスメイトに入江龍樹
リクのクラスメイトに宇陽大輝
リクのクラスメイトに長尾翼
ラジオのアナウンサーに笠井伸輔
銃撃の後遺症に苦しみ警察組織を辞めた元刑事の恩田すみれ(回想シーン)に深津絵里
警視庁捜査支援分析センターの青島俊作に織田裕二
後半の尻すぼみ感がすごい
前編は展開がゆるいが後編があるので、わざとそうしてるのかなという想いで観ていた。
そして、いざ後編だが、相変わらずのゆるさで特に大事件も起きず、前編の事件も何の盛り上がりもなくあっさり解決していく。
なにか感じたことといえば、加藤浩次の演技うまいなーと思ったくらい。
加藤浩次が嫌いになるレベルで役になりきっていたと思う。素晴らしい演技力。
ただまあ脚本的にはありきたりな展開が読める役どころでなんだかなー感は拭えない。
半分くらいの尺で年末特番とかで十分な内容。
「踊る」の名前を悪用して金稼ぎしただけの駄作映画。
室井さんが死ぬ理由も到底納得出来ない。
実は死んでませんでしたーっていう展開だったとしても腹が立つだけで「良かった!」とはならん。
青島が出て来て新しい踊るシリーズをやるのかもしれんが、和久さん、室井さん、すみれさんが居ない踊るシリーズの青島を観たいとは思わない。
スピンオフを量産したことでこっちは青島が居ないことに慣れてしまった。
続けたいなら舞台設定だけ使って、主人公を替えて新しい「踊る」を作った方がいいと思う。
松下洸平や矢本悠馬の役柄は良かった。
前編を観たので後編も観たが、別に観なくても良かったなという感想しか残らない。
まだ観てない人は観なくて良い。
室井さーん
刑事物では全くなく、ヒューマンドラマです。家族とはなにか、たくさん考え感じられる愛のある映画です。シンプルだけど室井さんが好きなのもあり、よかった。でもやっぱり死んでほしくはなかったなぁ。。柳葉さんを室井さんから解放したのかなー。亡くなったからこそ映画がしまったのもわかるけど、なんかやっぱり悲しい。
あおしま出てきただけなのになんかワクワクしたなぁ。
そして犬名演技だった🐶
消化不良
踊るファンでも、そうで無い人もこんな作品に高評価したらダメでしょ。
伏線回収大好物の君塚良一脚本。
前編では、伏線張りまくったのに後編での回収は無し。
そもそも、室井慎次が隠居する田舎で死体遺棄事件が発生した事から始まっている。
日向杏も松下洸平演ずる警視庁の刑事も、警視庁が田舎までヘリ飛ばし、パトカー乗り付けてるのもこの事件と、かつての“室井慎次”に何かしら関係があるというのが話しの骨子。
前編で小屋が放火され前編は終わり、後編への伏線は充分に張ったのだが。
後編開けてみると。日向杏はあっさり放火を認めて普通の少女に、松下洸平演ずる刑事もいつのまにかフェードアウト、新入りを認めない田舎の住民もあっさりお友達。室井慎次と事件の関係性も大した話では無い。
うーんなんかな〜。
松山千春の歌に、雪国の中遭難した(体の)室井慎次とワンコ、美しい風景にやられて感動したって勘違いしてる方、多いのでは?
こんな作品に高評価してたら、本当に面白い踊るプロジェクトは始まりません。
そもそも、室井慎次が田舎でレタス作ってるだけの脚本に、無理矢理ヘリやパトカー出して盛り上げたと監督が言ってるくらいだから、昔の様な「踊るシリーズ」では無かったのだろう。それならばもっと人間ドラマだけ描けばよかったのだろうが、劇的に盛り上げてしまった事で何が描きたいのか、取り止めもない作品になってしまった。
踊るじゃなくて『シン・誰も守ってくれない』
後編はとうとう『踊る大捜査線』の要素がほとんどなく「子どもと室井の里親社会派ヒューマンドラマ」メインになってしまいます。そしてそこが中心のドラマとしては残念ながらレベルが高いわけでもそこまで面白くもありません。生温い展開に何を見せられているのか戸惑い困っているうちに迎えるクライマックスはまさかの...。降雪の中何故か犬を探しにいって周囲に迷惑かけまくって...あえて言いますが間抜けな最期を迎える室井。作り手は「秋田犬が離れません!」は名台詞になると思ったのでしょうか。こうなるともうどんだけツッコミできるか、という見方しか私には選択できませんでした。
うーん…
前提を間違えると、本質を見誤りそう。
警察官退官後の話なので、踊る本編と違うのは当然。その前提を見誤ると、踊る本編ではなく、あくまでタイトルは室井慎次なのに、踊る的な要素を期待して、期待はずれとか思ってしまうんでしょうね。 里親と里子たちの家族の姿を通じて、社会の中で行きていく上での人としての室井なりの正義を里子に教えながら人として成長していく姿、そして、家族というもっとも小さな組織の話を描くことで、室井が目指した組織のあり方、組織人のあり方を示唆したかったのかと思います。 ドロップアウト企画なのに、最後に青島が登場しますし、これはこれで良くできていると思う。松山千春の歌がまた、特に親世代の涙を誘う。
大味だった
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