FARANG ファランのレビュー・感想・評価
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エグいアクションシーン
よくある復讐物なんでストーリーに特筆することは無い。強いて言えば復讐に至るまでがけっこう長くてダルい。 だが全体的にアクションのガチ感が良い。それに女性キャストもめっちゃ身体張ってるのにも好感が持てる。 ただ、エレベーター内でのアクションがエグくて柄にもなくめっちゃ鳥肌たったし悲鳴を上げそうになったな。 やっぱりグロいの苦手。そりゃR指定だわ。
フランス製のタイ映画
復讐のきっかけの出来事までが長い 良く言えば丁寧って事なのかも知れないけど そのせいかトントン拍子でラスボスまで辿り着く アクションは期待してた程ではなかったけど及第点かな カメラワークが面白かった
ドギツイ系のアクションはよかった
妻と子どもを殺された男の復讐劇ってだけでちょっと観たくなる。これはもう好みだから仕方ない。だけど、なかなか復讐に立ち上がる案件が発生しない。それなりのアクションはあるのだが、観たいのはこういうのじゃないと思いながら半分くらい過ぎてしまった。 でも、その後のアクションは凄まじかった。主人公の強さがちょうどいい。強すぎず、武器への対処もできるが、適度に傷も負う。男だろうが女だろうが、襲いかかる敵には容赦ないところもよかった。こんなところにもフランス映画のジェンダー観が表れている(たぶん違う)。個人的には最後の敵との決着方法が斬新すぎて驚いた。アレを武器として戦うなんて記憶にない。凄かった。こんなドギツイ系アクションがフランスから生まれるのもまた興味深い。 アクションの激しさや撮影の仕方はとてもよかったからそれなりに楽しめたが、ストーリーはちょっと残念だった。前半のダラダラした感じがなければもっと点数が高くなっていたはず。
あれ骨だよね?
クスリで務所生活をしていた男性の仮出所後に起こった、正当防衛とも思われる事故死 これがきっかけでタイに逃亡した主人公に降りかかるおもわぬ出来事 登場人物の関係も比較的分かりやすいし、アクションもそれなりで良かったものの、なんとなく読める展開 最後の告白も… もう少しひねりが欲しいですね
爽快感が足りない
2024年劇場鑑賞128本目。 壮絶なバイオレンス復讐劇といった印象で観に行きましたが主人公が圧倒的に強いという感じでもなく、だんだん疲労でやられてくるのが観ていてしんどかったかな。最後も色々真相みたいなのはありましたが、すっきりしてない感じでした。
タイがロケ地のアクションってなかなか良いなぁ
昔の三池崇史の黒社会シリーズの歌舞伎町みたいな雰囲気のタイでのアクションはなかなか迫力があって楽しめました。R18だからもっとドギツイのかと身構え過ぎてしまった(笑) ザ・レイドみたいな戦闘シーン大好きです。展開早くてサクッと鑑賞出来ました。
い・いやぁ~! もうやめて!
フランスで起こした事件が元でタイで隠遁生活を送る主人公、共に暮らす妻と娘(前夫の子)&お腹の中にいる子、タイで巻き込まれた新たな事件によってそれらを失い、そして主人公は…… 開始から暫くはこのテンプレに収まったリベンジもの、例えるならジョン・ウィックのチャプター1・2的なのかな?そんな予想で観ていた。 上映時間が100分の本作で、タイに来て闇キックボクシングで梅である土地購入の資金稼ぎなどをするところまでの筋立てに相当の時間を食ってしまうので、そこから先の展開が急展開になってしまい、中抜け過ぎの感じもあるけれど、本作の見どころはラストへ向けての突き抜けたグロ、目をそむけたくなるようなアクションにおける殺戮シーンだった。 主人公は結構やられていたはずなのに、どんどんタフに、そして強靭になっていく。 今まで観た作品だって(ジョン・ウィックもミスターノーバディも)やられる痛みは伴っていて、観ているこちらもその痛さを想像して顔をゆがめるのだけれど、本作はそんなもんじゃなかった! だってね、太腿裏から刺された剣が、そのまま表側まで突き抜けちゃって、主人公は痛みに悲鳴を上げながらも、その突き出た剣で相手を刺しちゃうんだよ! それだけじゃなく、これまた腕を刺されちゃって、折れた骨がそのまま出て来ちゃってるよ(泣) いやいや、流石に生きてられないよ、とあきれながらも辿り着いたラスボスのところ、だけどもうフラフラ、絶体絶命!その時に、なんと!その手があったか!でした。 もうね、終わった時には全身硬直して身体バキバキ言ってました。 それでも最後まで席を立たずにいられたのは、主人公の、悪いことなど思想に見えない繊細で気弱な表情と、そこから殺陣に向かうときにガラリと切り替わってアサシンの表情になるギャップが素敵だったからでした。 なんかすごかった。
くそツボのネズミが話し相手となるより
身寄りのない孤独の格闘家が選んだその道は、 フランスからタイへ逃亡してムエタイのイカサマ賭け試合に、またもや役の運び屋に逆戻り。 やっと手にした愛しい妻と連れ子との安らぎに、虫が良すぎるイカサマ野郎達がそっとしてはくれないのが闇の世界。 闇で育った者は闇に消されるのが道理というもの。 ドンパチ、バイオレンスのゴア描写もゴロツキ同士では気迫も乏しく痛みも薄い。 あれだけ暴れて流血に死人が出ても、警察も軍隊も動かない。不思議な世界だ。 ただただ、生き残っていた連子のダラちゃんとの逃亡生活があり得るとも思えない。 やっぱり、ネズミと話し相手となるのだろう。 (^◇^) FARANG ファラン 劇場公開日:2024年5月31日 100分 「ヒットマン」「コールド・スキン」などのジャンル映画で活躍するフランスのザビエ・ジャン監督が、 容赦ないバイオレンスとゴア描写を満載に、妻と娘を殺された男の復讐劇を描いたリベンジアクション。 地元の裏社会から逃れ、タイの美しいビーチへとたどり着いたフランス人の格闘家サムは、現地で出会った妻のミアと娘のダラとともに仲むつまじく暮らしていた。 ホテルのポーターとして働く一方で、家族のため、そしていつか自分の店を持ちたいという夢のため、ムエタイのファイターとして危険な賭け試合に出場するサム。 しかし、よそ者であり、すねに傷を持つ彼にとって、成功を収めることはなかなか難しいことだった。 焦ったサムは同じフランス人の男ナロンからある仕事を引き受けるが、そんなサムを思いがけない残酷な運命が待ち受けていた。 主人公サムを演じるのはキックボクシング経験者の新星ナシム・リエス。 共演に「オンリー・ゴッド」「暁に祈れ」のビタヤ・パンスリンガム、「息子のまなざし」のオリビエ・グルメ。 タイトルの「FARANG」はタイの言葉で、主にヨーロッパなどの西洋人を指して「よそ者、外国人」といった意味をもつ。 2024年05月31日公開 FARANG/ファラン 2022年製作 フランス 上映時間: 100分
なるほどR18
過激でしたが、とてもおもしろい映画でした。なぜこんなに評価が低いのか不思議ですが、少し激しすぎたのかもしれませんね。 世の中にはいい人もいれば悪い人もいます。 ただ、敵にも家族はいるんですよね。
「マッハ!」以下で「ザ・レイド」以下
いきなり辛辣で申し訳ないがタイトルにした通りというのが正直な感想。 主演のナシム・リエスにはトニー・ジャーほどの身体能力も無ければイコ・ウワイスほどの超絶技巧も無いんで、ゴア描写で差別化してみました。 てな作品。 とはいえナシム・リエスさんは決して悪くはない。英語とフランス語とタイ語が必要な難しい現場で良い演技を披露していたと思う。頑張って身体も造ったんだろう。 技のキレはスコット・アドキンスにも遠く及ばないが。 この映画の問題はやはりストーリーだろう。 主人公に訪れる悲劇は完全に自業自得だしその後の展開もかなり無理筋だ。 「お前は第二の息子だ」ってそんな絆が描かれるシーン無かったろ? なのでとにかくストーリーに乗れないし見せ場になる迄が長すぎる。こいつはヤバイと思える様な強敵も出て来ないし。 売りのゴア描写もどうせならもっとやり過ぎな位でちょうど良かったと思う。 てなわけでアクション映画として非常に中途半端。 この手のジャンル映画ファンに向けて作った作品だろうに、そのファンの期待に応えるものが無い残念な作品。 帰って「ザ・ヴェンジェンス」観るわ。
復讐は男の意地なのね
前半の振りから中盤まで丁寧に進み、やや地味ながらさり気なく貧困層も拾っていて好感。 後半は猪突猛進過ぎるし、展開もかなりご都合主義だが、この作品は男のロマン?を追いかけるモノだとした(笑)男は強くなきゃダメだね。 敵役ボスがややショボいのと、謎に強いトレーナーと最後のゾンハットの処理になぜが残ったが、約100分だからバイオレンス作品としてサラッと見れます
思ったより良かった。
役者が格闘技をかじった演技ではなく、本物の格闘家のアクションなので技のキレやスピードがハンパない。 それだけに復讐までが長過ぎてもったいない。 最後のアクションシーンにもう少し時間を使ってほしかったな。 ゴア描写ももっとあっても良い。 ストーリーは珍しくも無いストーリーなので、ゴア描写多めにして他の同じ様な映画との差別化をしても良いね。 ラスボスの倒し方なんて斬新で嬉しくなったね。 それと、一緒についてきたオッチャンもなかなか強かったね。 もう少しオッチャンの活躍も観られたら良かったな。 この主役の次回作を期待してる。 上手くいけば第二のジェイソン・ステイサムになれるかもね。
カメラもブッ跳ぶ!!
カメラもブッ跳ぶ!衝撃のアクション! 文字通り、人と一緒にカメラが跳びます。笑 痛いシーンが苦手な私ですが、これには一気にテンションが上がりました! 更にクライマックスの縦横無尽なカメラワークがもの凄い! この狭さでこんな見せ方があったとは!!『オールド・ボーイ』の横移動アクションを観た時の衝撃にも似た興奮でした。 基本的に肉弾戦です。 それぞれの場所を活かしたアクションも見応えあり。 ミアの涙が美しすぎる。 これまでの2人の関係を物語る瞳が切ない。 復讐の説得力が増す重要なシーンでしたが、他にもところどころで差し込まれる美しいシーンが印象的でした。 波打ち際も美しい。 そして、主人公を演じるナシム・エリスさんの筋肉も美しい。笑 次から次へと出てくる、敵の登場がいちいちカッコ良い! とくに終盤の廊下は嬉しくなるので、お楽しみに。 オリビエ・グルメさんの出演も楽しみでしたが、ダルデンヌ兄弟監督の作品とはまた違った一面に驚きました。 さすがに名優だけあって、どんな役でもハマるところがさすが! 100分と短めの映画ですが、「なんで?」と感じる部分があり、カットされたエピソードがあるような気がしてなりませんでした。
なに彫られたの?
フランスでトラブルを起こしタイで暮らす格闘家の男が、フランス人の悪人に家族を殺され復讐に燃える話。 刑務所に入ったことで足を洗ったサムに粉をかける昔の仲間とトラブルになり…そして5年後タイ東部バンチャンで、ホテルのポーターをしながら彼女との夢の為にイカサマキックボクサーとして稼いでいる主人公、と展開していく。 超有能選手という訳でもないし、タイでのトラブルの切っ掛けも敵グループもボスも小ぢんまり。まあそれで襲撃されちゃったところは後々フォローもあったけれど…。 ということで、それなりに面白いのにちょっと地味だしどこか物足りなさを感じていたけれど、終盤のゴアっぷりはなかなかで大興奮。 ゴアに耐性が無い人にはオススメ出来ないけれど、自分にはそれが良かった。
R18の中ではまだ安心して見られるほう
今年203本目(合計1,295本目/今月(2024年6月度)3本目)。 (前の作品 「マッドマックス フュリオサ」→この作品「ファラン」→次の作品「からかい上手の高木さん」) まずこの映画はフランス映画なので、例の?というか、あの形容しがたい不思議な旋律で登場するCANAL+の表示。フランス映画かな…と思ってみていると…。 確かにフランスが最初舞台なのですが、物語前半からすぐタイに飛んでしまいます。タイに行った理由についてはここのサイトにも書かれていますが、タイにいっても過去を清算することができない彼が待っている結末とは…といった趣旨の映画です。R18で、ややアダルトかな(PG12レベル)と、流血などの表現(R15レベル)が数え役満みたいな状況で、R18単体で…というほどそれほどそうか?というようには思いませんでした。人によってかわる部分もありますね。 主人公はタイ編において「ある場所」に向かいます。そこは工場ですが、そこで作られている「工場」は、日本も決して無関係なものではないものです(いわゆる児童の強制労働)。この映画はその問題提起を描くものではないですが、悪役がそれに手を染めていることを明示することで「それはいけませんよ」ということを間接的に指ししめした点は大きかったのでは、と思います。 採点に関しては以下を考慮しました。 なお、R18という映画ですので、その部分については(それを濫用したなどの事情がない限り)採点除外の扱いです。 ----------------------------------------------------------------------- (減点0.2/タイで土地を買う買わないの話) フランスからやってきた主人公ですが、フランスは土地の売買は、当事者では有効でも第三者に対抗するには登記しろ、です(日本も同じ。日本では177条)。一方、これとは違い「当事者であっても登記しろ」はドイツ、韓国がこれにあたります。タイはというと「書面によってなされた契約書を添付の上当事者間であっても登記しろ」で、出身国のフランスとは実は扱いが違います。 この点、フランス映画として見るなら、フランス民法のその規定(日本民法177条相当)は常識ですが、そのあとの土地の売り買いの話が若干躓く部分が出てきますので(前提として頭の中に入っている「マインドセット」の話)、ここは何か入れておくべきだったのかな、とは思います。 -----------------------------------------------------------------------
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