HOW TO HAVE SEXのレビュー・感想・評価
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眩しい(´つ_⊂`)
リゾート地ってタガが外れちゃいがち
友達と沖縄行った時の事を思い出して苦笑いを
浮かべながら鑑賞(笑)
多感な10代の少年少女にありがちな
敵手、嫉妬、優劣、恋愛、疎外、孤独も入るかな。
それらがぜーんぶ詰め込まれた青春ストーリー。
青臭さも老人に近くなった大人から見れば
キラキラと眩しいです✨
「(16歳)処女やばい!」
そうね、自分がJKだったはるか昔でさえ
「16歳で処女は遅れてる」って言われる
そういう風潮あったもんなぁ。
○○が卒業したらしいよ。
☆☆はまだだってー(笑)とか
令和のいま、何歳だとやばい😱なんだろ(笑)
年齢じゃなくて本当に好きな人とがいいよ、やっぱり
主人公タラの心の機微の描き方が秀逸
卒業旅行のリゾート地で、主人公タラが初体験への期待をしつつ
出会いを求めてパーティーに繰り出す的な話なのですが、
タラの心の機微の描き方が秀逸だと思いました。
タラは結構お調子ものというか、リゾート地に着くなり
めっちゃはしゃいでいるんですよね。キャッキャキャッキャしているわけです。
で、ちょっといいなと思うホテルの隣室の男バジャー。
ただ、こいつもお調子に乗っちゃって、プールサイドのパーティーで
タラがドン引きするようなことをやってしまうわけです。アホですね。
で、別に気にもとめていなかった男パディとビーチで初体験を迎えてしまうのです。
これも同意とはいえ、タラは複雑な心境だったのでしょうね。
初体験を迎えたいけど、別に好きな奴じゃない。むしろ軽薄な奴というのもわかっているわけだけど
初体験への気持ちが勝ってしまったのでしょうね。
それから、後半でバジャーとはチャンスがあったものの、いい感じにはならず、
またしても、タラが寝ている隣にパディが来て、今度は同意なく無理やり・・・という
これで完全に心に傷を負ったタラでした。
ラストは友人エムへの気遣いに恐らくは感謝しつつ
前を向いて自宅へ帰るタラ。
大人になった卒業旅行でしたね。
主役のミア・マッケンナ=ブルースは、素晴らしい演技でした。特に表情が素晴らしいですね。
他の方も書いていらっしゃいましたが、どことなくフローレンス・ピューに似ています。
今後に期待したい俳優さんです。
それを目的に相手を選ばないと後悔するよということだが、無理やりにしてしまうのは無理があると思う
2024.7.25 字幕 アップリンク京都
2023年のイギリス&ギリシャ合作の映画(91分、G)
ギリシャのマルタ島で乱痴気騒ぎを起こす若者を描いた青春映画
監督&脚本はモリー・マニング・ウォーカー
原題の『How to Have Sex』は「セックスの仕方」という意味
物語は、16歳のタラ(ミア・マッケンナ=ブルース)、スカイ(ララ・ピーク)、エム(エンバ・ルイス)は、高校の休暇を利用して、イギリスからギリシャを訪れてきていた
旅の目的はロストバージンで、タラだけが未経験だった
ホテルについてハメを外して騒ぎまくる3人は、プールが見える部屋でさらにテンションを上げていく
そんな折、彼女たちの隣の部屋を借りているパディ(サミュエル・ボムトリー)と彼の妹ペイジ(ラウラ・アンブラー)、幼馴染のバジャ(ショーン・トーマス)たちと交流を持つことになった
タラはバジャが良いなと思ったものの、スカイからの牽制が入って怯んでしまう
また、パディがタラに急接近してきて困惑してしまう
エムはペイジと良い感じになり、スカイもバジャと距離を縮めていくように見えたために、タラはパディの相手をするハメになってしまった
映画は、ビーチにてタラとパディが関係を持つ様子が描かれるものの、その夜にタラはどこかに行ってしまう
スカイはバジャたちの部屋にいると思っていたが、どっちの部屋にもおらず、ホテルにも帰っていなかった
だが、タラは何事もなかったかのように戻ってきて、パディは意味深なセリフを吐いて、場の空気は不穏なものになってしまうのである
ビーチで何があったのかがミステリーになっていて、その捉え方がパディとタラが真逆のものに感じている様子が描かれる
パディは合意の上だと思っているし、タラは無理やりだったと言うように、実際にどうだったのかはそのシーンが描かれないのでわからない
だが、それ以上に「ロストバージンに対する幻想が孤独感を際立たせている」のだが、それが周囲には伝わらないという感じに描かれていた
どこか様子がおかしいのだが、何が原因がわからず、目的が叶ったからよかったじゃん!というノリになっている親友との温度差が激しくなっている
唯一、エムだけは「何か良くないことが起こった」と感じていて、それをタラが吐露するのは、帰りの空港に戻ってから、という流れになっていた
女性目線で描かれるリアルなロストバージンだが、それを目的にして相手を選ばないと大変な心の傷になるということなのだと思う
旅の目的が最低で、年齢偽って酒にタバコという擁護不能な若気の至りなので、共感する女子もほとんどいないように思える
いずれにせよ、無理やりだったのか、暴力的だったのかはわからないが、肝心のシーンを描いていないので、事後にそう感じた女子目線が正解みたいな感じになっている
パディが無理やりだったと言われたらどう反応するのかはわからないが、さすがにあの導入からの流れで「無理やりでした」と言われたらどうしようもないと思う
問題はあのシーンの後に何が起きたかのだが、それを描かない以上議論の余地もないので、とりあえず言ったもん勝ちみたいになっているのはどうなんだろうか、と思ってしまった
あの頃の焦燥と孤独を想起させる傑作
シネマ映画.comで鑑賞(字幕)。
共感しかない。青春時代の「苦さ」を思い出した。あの頃は確かにセックスの経験の有る無しが人の価値を測るひとつのものさしだった。当時未経験の私の心には焦燥があった。
そして究極的には孤独だった。だが観終わって、あの頃の自分に一言言ってやりたくなった。そんなの気にしなくていいんだよ、と…。決してひとりなんかじゃないんだよ、と…
経験するまでは、あんなにもキラキラして見えていたのに、実際経験すると自らの期待との乖離に戸惑ってしまう。それはセックスに限らず、他のことにも当て嵌まるように思う。
経験の有無が全てではない。それが人の価値を定義するなんてあり得ない。自分らしく生きていけば良いのだと肯定している作風が勇気をくれる傑作。ラスト・シーンも良い。
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