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NIMIC ニミックのレビュー・感想・評価
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❇️『エンドロールの最後の音が冒頭でもなっている?』★彡けど
ニミック
🇦🇺オーストラリア アリススプリングス
❇️『エンドロールの最後の音が冒頭でもなっている?』★彡だからってなんかわかる事は無い
🔵かーるくあらすじ。
電車で時間を聞いた女性が男に付いてきて、同じ言葉や、仕草をしていくうちに、家族も違和感なくどちらも受け入れていく?12分の不思議な映画。
◉61E点。
★彡わからないけど、オシャレで色々考察できる映画でした。
😨🤔🥚🎻🚃
見た目は赤の他人の女性、でも、心はあなた達のお父さん
ヨルゴス・ランティモス監督作品。本編約12分。Amazonプライムvideoの配信を鑑賞。
自称、心が女性の男性がオリンピック女性部門に出場したように、見た目は女性(赤の他人)でも心は男性(父親)の主張をもし認めたら...を再現した物語(だと思う)。
家族や夫婦のルールも現在とは違う。自称お父さんが現れたら、妻や子ども達は選ぶ権利があるようだ。
多様性を認めなければならないルールの延長線上の世界は、自称プロの滅茶苦茶な演奏も楽しめる世界なのだろうか。
当時の社会問題への風刺と解釈。
複数の人が家の鍵を持っているのは、何かのルールに基づいているということなのだろう。どのようなルールなのかは想像するしかない。この家族の場合、「子どもだから、わからない」ので妻が選ぶ権利があるようだ。
また、考えられることとしては、キャスティングの交替を出演者が決めている世界を描いたのかもしれず、アイデンティティーについて観客へのメッセージが込められている可能性もある。
カメラワークが芸術的で、瞳孔開きっぱなしの女性に扮するダフネ・パタキアの演技が面白い。
すり替わり
チェリストの男が電車で時間を尋ねた若い女性に後を付けられ、男の家に乗り込み、あげくは父親の代わりをしてしまいます、ベッドで寝ている妻に寄り添うところは明らかに男の真似ですが、ゆで卵を男と同じ4分15秒の半熟でゆでるのはなぜ、知っていたのか・・。女もまた、チェリストで男ほどうまくはありませんがコンサートで演奏、なんと、それを妻子たちが聞いています。果たして男と謎の女はこの世に併存しているのか・・。
ラストで黒人の男性が男に時間を尋ねます、おそらく電車の中で時間を尋ねる行為が異変を生じさせるシチュエーションなのでしょう、さて今度はどういう展開か、主人公は黒人の家庭に乗り込む番なのか・・。
映画ですから何でも許される世界、奇妙な、すり替わりもの、SFで考えるとドッペルゲンガーではなく外見の異なるクローン、あるいはキメラ系か、マルチバース、あるいは悪魔の仕業でもいいのでしょう。平凡な一家がある日突然、父親交代という謎の変化を遂げるミステリー的ホラーにも思えます・・。
タイトルのNIMICはルーマニア語で「何もない」という意味らしいが理解不能、クレジットでは謎の女性の名前と表示されていました、とにかく作家性が強すぎて煙に巻かれました・・。
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