劇場公開日 2024年7月26日

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「引っ込み思案で人づきあいが苦手な女性の、成長物語」時々、私は考える ファランドルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0引っ込み思案で人づきあいが苦手な女性の、成長物語

2024年8月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

原題は、「時々、私は{死ぬことについて}考える」で、邦題で省略された{ }の部分を意識していないと、所々で挟まる空想部分が理解しづらい。
デイジー・リドリーが制作・主演。引っ込み思案で、人付き合いが苦手な女性フランを、丁寧に演じて好感が大。
海辺の小さな町の佇まいが美しく描かれ、そのなかで静かに語られるフランの成長物語。観客ひとり一人が、フランのこれからに思いをはせるだろうラストシーンも、心地よい。
こういう、小さな映画、とても好き。

ファランドル
かばこさんのコメント
2024年9月15日

コメントありがとうございます。
死ぬことについて考えるけれど、希死念慮があるわけでもない。死に様フェチかも。そのあたりを分析する気はないですが、変わった女性ではあるわけで。地味で小さいですが、風変わりな女性に丁寧に寄り添って、私もこういう映画好きです。街や人の佇まいも心地よいです。

かばこ