「個性派女優3人による3姉妹の競演を楽しめる。それだけで成立してしまう。ミニドラマシリーズの映画化編集版と聞くと少し残念。」お母さんが一緒 ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
個性派女優3人による3姉妹の競演を楽しめる。それだけで成立してしまう。ミニドラマシリーズの映画化編集版と聞くと少し残念。
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3姉妹が誕生日のお祝いに母親を温泉旅行に連れて来た。
旅館に着くなり揉めだす3人だったが、案の定その夜の誕生会のパーティでもひと騒動起きてしまう。
特に江口のりこの大暴走、長女を観るだけで母親が想像できる。
さらに、この3人と母親から、本作では全く、本当に全く語られない父親もなんとなくわかるのが面白い。
この家族の喧騒の中で育った三女が、少し抜けたところがあって朴訥な(無神経なところが少し頭にくる)彼氏を選んだのも良く分かる。ほっとする、安心できるよね。二人だけの時の古川琴音の雰囲気が最高です。
このタイトルの文字選びのセンスもまた絶妙で、今日はお母さんが一緒だという意味と、お母さんが同じ三姉妹、似ている性格だからいろいろあるよね、などという意味にも取れたりして、さすが上手い。
最後に、個人的に、本作がミニドラマシリーズの映画化編集版というのがちょっと残念。
映画のためだけに作られたものではないところが気になる。
そう言われてしまうと、微妙にエピソードのバランスが悪いような気がする。言われなければわからなかったかもしれないが、そう聞いてしまうと気になるのでした。
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