ブリーディング・ラブ はじまりの旅のレビュー・感想・評価
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ユアン初の父娘共演
何か訳ありの父と娘が、何も無い田舎道をただただ疾走するだけの映画。二人で仲良くカーステに合わせて歌っているシーンも良かったなぁ。あいみょんもお父さんが自分で編集したCDを聞いて育ったんだよね。
本当の親子共演だから、とても仲が良くて見ていてほっこりします。道中、娘はアル中とヤク中を患っていることが分かり父親そっちのけでヤクとアルコールの飲み過ぎで行方不明になったりと心配をかけるけど、そこは安心して下さい。悪いようにはなりません。
この映画は娘さんの企画だったようだけど、芸能人の娘だけど、グレずに真っ直ぐに育っているようで何よりです。たまには、こんな誰も傷つかない映画を見るのも良いものです。ちょーお勧め。
父と娘のドライブ
父は、長い間疎遠だった娘をニューメキシコ州サンタフェへと向かう旅に連れ出した。娘は父との美しい過去を思い出しながらも、自分を捨てた父を許すことができずに反発していた。2人きり、長時間のドライブで、父娘は自身が抱える問題と向き合い、そして・・・という話。
アルコールなのかコカインなのか、いずれにせよ依存症の治療のために娘を連れてトラックに乗って移動するだけの話なんだけど、なんか引き込まれた。
実の親子、父娘が演じたから入れ込めたのか、キャストが良かったのだと思う。
薬かアルコールかどちらの影響かわからないが、尿意が近いのは笑ってしまった。しっかり音もしてたし。
何回目かの花摘みで何かに噛まれた、って所は想像してしまった。それを見てもらったのが娼婦?なのもおかしかった。
甘党は遺伝じゃなくてお薬のせいじゃ…
疎遠だった娘と一緒に時間を過ごす為に、そして危険から遠ざける為に、トラックでニューメキシコを目指す父親と頻尿娘のロードムービー。
スタート地点はサンディエゴ?
良くわからないけれど過剰摂取で病院に運ばれた、昔絵を描いていた20歳の娘を、知人のアトリエに連れていく為、たぶんアリゾナの砂漠の中の道らしきところを走っている様子から始まって行く。
直前に何があったのかとか、2人の関係や昔のことは小出しにしていくから、なかなかダイレクトには入ってこないけれど、どうしょうもない娘を気に掛ける様子や、自身の不甲斐ない過去を反省するかの様子は伝わってくる。
それに対して娘は一応20歳ということで、それにしちゃちょっと甘えているし、全部人のせいにしている感じはちょっと物足りない。
そしてモーテルからの流れもちょっとぬるいし、その割にこの変わり様って…。
不器用な父娘の不器用な交流と絆のお話しで、なかなか良かったけれど、パパの背負っているものがなんだかわからないから強引なまとめに感じたしモヤモヤした。
初監督作品はどっちに出るか楽しみ! ナレーションや説明がなくちゃん...
初監督作品はどっちに出るか楽しみ!
ナレーションや説明がなくちゃんと映像で見せて好みの作品でした。
始めは???でも終盤が良いと見終わったあとの印象もいい。
ユアン・マクレガーは若いときよりも今の方がいいかな…
個人の好みですが……
※字幕の人アレっと思って帰ってからダンサーインParisのパンフレット見たら同じ人だった‼️
この人も両方(英語、フランス語)びっくり‼️
頻尿娘のお心情と/ (゜/ (゜。
疎遠だった父がヤク中アル中の娘ターボ(あだ名)を連れ出しニューメキシコ州へと車で向かう話。
新しい妻と子がいる父、…と娘の空白の時間を回収しながらも寄り道し目的地へ進むロードムービー。
始まって早々娘の「トイレ行きたい」、父の「何処か寄るよ」、娘の「その辺でするから停めて」から始まり突然走り出して逃げ、それを追う父と、捕まえられて笑ってる娘と何かよく分からないなか進んでくけど。
とりあえず立ちションならぬ娘ターボの座りションを何度も見せられ…3、4回目辺りで大事な処を何かに噛まれたと、ちょっと様子のおかしいターボと、薬局目当てで立ち寄った場所で出会った綺麗な売春婦?のお姉さん、その時父が娘に言った「ある意味彼女プロだからアソコを見てもらえ」には笑いました。
レッカーで立ち寄った家で酒と薬くすねて、また立ち寄った飲食店では人の飲みかけワインを飲んでと…、道中泊まる為に寄ったモーテルで父に掛かってきた新妻からの電話を勝手に取り知った「リハビリ施設へ向かってる」で、また喧嘩とはなってしまったけど…。
ラスト運転を任され自ら向かったリハビリ施設、施設に1度入っては父を想いまた施設出て…まだいてくれた父の姿に良かったねって感じでした。
ホントの親子共演父もカッコいいけど娘もキレイだったな~作品雰囲気もよく面白かった。
【"傷口から愛が溢れている。そして父娘共々の再生の旅。"元アルコール&ドラッグ依存性の父と現依存性の娘とのロードムービー。娘が過去を断ち切る決意をするラストシーンはじんわりと涙腺が緩みます。】
ー 依存症の娘と元依存性の父が、お互いの過去の喪失と孤独を乗り越えるロードムービー。
映画デビュー、ナント30周年のユアン・マクレガーと実の娘のクレア・マクレガーが親子を演じている。ー
■アルコールとドラッグの過剰摂取で倒れたターボ(クララ・マクレガー)は、父(ユアン・マクレガー)の運転する車で、サンディエゴからニューメキシコ州を目指していた。
アルコール依存症だった父が自分と母を置いて出て行った事に複雑な想いを抱くターボは、父に対して素直になれずにいた・・。
◆感想
・序盤は父娘のぎこちない会話が、父が運転する車中で交わされる。
父は若き頃の数々の過ちに依り、幼い娘を傷つけた事を悔いながら、車を運転しているのである。
・だが、旅の途中で頻尿の娘がオシッコをする度に色々な事が起きる。イキナリ娘が逃げ出したり、急所を虫に刺されたり。クスクス。
・途中で挟まれる、父娘が若かった時のシーンが効果的である。野球を見に行った時に娘が飛んで来たボールをキャッチするシーンとかね。自慢気な父の姿。
・けれども、娘は旅の途中でこっそり酒を飲んだり、逃げ出してクスリをやったり・・。
<漸く父が娘を探しだした時に、娘は父に凭れながら涙を流すのである。そして、父は娘に車を運転させるのである。"何処に行くのもお前の自由だ"と言って。だが娘は依存性矯正施設の前迄、運転し、自らの手で施設の門を開くのである。今作品は父娘の再生の旅を描いた心に沁みるロードムービーなのである。>
昨日より良いくらい…
新しい家庭を持った父が、元配偶者との子(ターボ)がアル中になった為、更生施設に入れるまでのロードムービー
血は争えないのか、父もアル中だったことが… 似た者親子でなぜか… 但し語り尽くされている感あって、それを飛躍的に越えるものでは…
典型的なロードムービーとしておすすめ
今年242本目(合計1,334本目/今月(2024年7月度)5本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
(前の作品 「Shirley シャーリイ」→この作品「ブリーディング・ラブ はじまりの旅」→次の作品「The moon」)
いわゆるロードムービー系の映画で、展開にまぎれがないので選びやすいかなという印象です。
ロードムービー「だけ」だと結局展開につまりがでて飽きがでますが(黎明期のころならともかく)、この映画では後述するように日本も経験している睡眠薬依存などの論点が入っていて、それらとの複合であったのが良かったです。
逆に言えば「サブ筋」は入っているものの、脱線ネタやお笑いネタ等はほぼ皆無という状況なので、映画に娯楽性を求めるならちょっとおすすめはできないけれども、下手に評価の低い映画を見るよりはおすすめといったところです。
ロードムービーの特性上、アメリカの地理に詳しいと有利かもしれません。
採点に関しては特段気になった点までないのでフルスコアにしています。
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(減点なし/参考/「ベンゾ系」とは何か)
この映画は上述通り、いわゆる「薬物中毒」が一つのテーマとなっています。薬物は一つとは限りませんが、映画内で出るこの「ベンゾ系」は日本でもどこでも乱用の多い薬です。
睡眠薬の大半をこのようにいいます(ベンゾジアゼピン系)。これらは程度の差はあっても依存性があり、ここが「入口ドラッグ」となって他の違法薬物に手を出すことは日米はもちろん他の大半の国ではよく見られることですが、このストレス社会の中、何かしら睡眠薬を処方された方はいらっしゃると思いますが、「ベンゾジアゼピン系」という語自体は日常用語でも何でもないので(ある程度知識があればわかるが)ある程度補足が欲しかったところです(周辺知識なく、この意味がわかるのは心療内科や薬剤師の方くらいではないかと思います)。
※ 日本では相変わらずベンゾジアゼピン系はよく処方されますが、非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬もあり、これらの依存性もよく問題視されています(この非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、英語表記でZで始まるため、「Z薬」と呼ばれたりします。代表例がマイスリーなど(正式名称は「ゾルピデム」))。むしろ、これらの薬のほうが依存性が多く言われるようになっているので(マイスリーは日本では乱用のトップ5にはだいたい入る薬)、ベンゾジアゼピン系でなければ安全ということではなく、映画内でちらっと出る「当事者の会」(日本でいうダルクみたいなもの)でも当事者、あるいは心療内科医や看護師ほかの医療職が中に入って依存から抜けるような取り組みは日本でもアメリカでも行われています。
もう一度家族に。父と娘の回復の旅
娘を思う父と、父を慕うが上に許せない気持ちを抱えた娘の二人旅。
パパの方もかって今の娘と同じようにアルコール依存で苦しんだ過去があるから、今の娘の状況は本当に心配です。しかも娘はドラッグの過剰摂取もついてるから尚更ですね。
本当の父娘が映画でも父娘を演じる。しかも実生活からの物語というからマクレガー親子の思いがたくさん詰まった作品です。
親の子どもに対してのとどまることがない愛の深さと、子の親が好きであるが故のリアルな心情がスクリーンから溢れていました。
それにしても道中の映像の何と雄大なことでしょう。
果てしなく続くように見える道は、これからの苦しい回復への道のりを表していたかな。
ターボと言う呼び名は娘の幼き頃の愛称だったのでしょうか?
複雑な思いが交叉する父娘の旅の最後で覚悟を決めたターボと、それをいつまでも見守る父の姿は、正にこれからの父娘のはじまりの旅のスタートです。
いい映画を見ました
アル中の娘と父の旅物語
あまり面白くはなかった。
父のやり直しと、まだ若い娘は過去の父のせいで今の自分(アル中)だと責めながら旅をする。
ちょっと眠くなる映画でした。
久しぶりユアンマクレガーを見れたから良かった。
24-064
サンディエゴからサンタフェへ、
父娘のロードムービー。
血縁と古い思い出はあっても、
今はなんだか気不味い父娘。
絵を描く娘、苛立ちでぶつかる娘、
家族から逃げたことを後悔する父、
娘への無償の愛を上手く伝えられない父。
父と娘の関係は、一筋縄では行かない。
思い当たる節だらけで、
父側にしっかり感情移入できました。
父にとって娘に嫌われることが、
何よりも耐え難い苦痛。
娘のために生きている行きたい😁
父娘共演
父と娘のロードムービー。
問題を抱え、その現実に対峙する親子のお話。
ユアン久しぶりに見ました~年取った当たり前かー。だからこそ年相応の父親役。
実の娘さん(おそらくママ似)と共演&製作ということで、興味深く見ました。
土地が広大だから、アメリカはロードムービー多いというか適した印象。
娘の役柄の依存症はかなり重症。
父と仲が良かった子供の頃の映像が差し込まれ、いつからこんなになってしまったのかと思わせる。原因である父自身の依存症と両親の不和は、娘を想像以上に深く傷つけてしまったのだと思う。
簡単には立ち直れない。
リハビリのスタート地点に立つまでの物語である。
娘にターボという愛称はあるものの、父と娘に役名はない。
どんな父と娘にも通じる(向き合うことが大切な)物語だからか。
本当の親子が演じるからか。
少しずつ課題を乗り越えていって、名前を呼びあってほしい。
感情移入すればするほど楽しめる作品
傷ついた娘が父に連れられトラックで二人旅に出るロードムービー。
なんの変哲もない移動時間に、娘と父の過去や抱えている問題が断片的に明かされていく。明かされる情報量は必要最低限だが感情がはっきりと乗っているため、情報の余白を想像で補ううちに、父の後悔や娘を案じる気持ち、娘が父へ向ける愛憎が自分の中に入り込んできた。
登場人物や環境のディティールには意図したものであろう余白が多くとってあり、そこに観客が自分や身近な人の経験を投影したり、登場人物の傷に自分の何らかの傷を重ねて没入するタイプの作品だと感じた。
近年は、大人が抱える「親からの見捨てられ経験」を扱う作品が増えた気がする。
本作の娘も、事情を説明されないまま父が家を出て行った時、父が自分のことに手一杯で丁寧に構ってもらえなかった時、父が再婚して新しい家庭と子供を持った時、そして物語の始めに母が自分を父に託した時、それぞれのタイミングで見捨てられ感を抱いていることが伺えた。
親の無力さや手抜き、そして離婚が、子供=未来の大人の心の深い部分に傷を作ることは少なくない。そのことで親を批判的に描くと親の個人としての人生や幸せになる権利を否定してしまうため、描き方や落としどころは非常に難しいのだと思う。本作では父が必死に娘と旅に向き合う姿を描き、父と娘、どちらにも寄り添う形をとっていたのが良かった。また、娘が未熟過ぎず成熟し過ぎてもいない、この年代だからこそできる相互理解の形がとられていたのも良かった。
アル中娘と父とのロードムービー。
離れて暮らすアル中の娘と向き合うために、父は娘を車に乗せ長い旅に出る。
色々な事件に巻き込まれながら二人は絆を取り戻していく。
とにかくアル中の娘なんて超めんどくさいですよ。
目を離すとすぐ酒飲んじゃうし、どっか行っちゃうし。
それを諦めないお父さんエライ!って話。
親は観るべき映画
ストーリーが素晴らしく、完璧ではない親と不安定な子供のキャラクターがすんなり入り、感情移入しやすい。
撮影も手持ちが多用でキャラクター感情に合わせていて、見やすくストーリーに入りやすい。
子を持つ親は絶対に観るべきで、説教じみた映画ではなく等身大の人間を描いているので面白く観れる。
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