「泣きそうなロードムービー」ブリーディング・ラブ はじまりの旅 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
泣きそうなロードムービー
Tomatoで評論家スコア54%ですが、一般スコア74%です。
若干焦点があいまいなところが評論家受けしなかったんでしょうが、素直に観る一般人にはウケがいいようです。
シナリオが単調でも背景がドンドン変わってゆくロードムービーは秀作が多いですが、この作品はいかにもインディペンデント的な味わいで話が展開してゆきます。
俳優志望の遊女のお姉さんやカボチャをくれた妙な一族のおもてなし等、途中のエピソードも変化豊富ですがカーラジオに合わせて親子で唄うシーンの高揚感が後を引きます。
噛み合わない親子が徐々に無理なく近づいてゆく展開を実に自然に演出しているところに感心しました。
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