「【負け犬アメリカさん達の悲哀】」アビゲイル ジャパニーズ先住民さんの映画レビュー(感想・評価)
【負け犬アメリカさん達の悲哀】
吸血鬼バレリーナを誘拐する闇バイトに集まった連中はただの肉片になるか、光を浴びると放射状に飛び散る肉片になるかのどちらかだが、ドラッグ中毒者や社会からドロップアウトした負け犬が集まった。
不死身の吸血鬼の人選に世相や社会の動向を反映させるのは既定路線なのか、私自身スプラッター映画を殆ど見ないのでわからないが、死ねない怪物の悲哀と負け犬人民の悲哀で良い勝負をしている気がした。教科書的に言うなら、混沌の闇を意識と啓蒙の光で浄化し新たな出発を迎える通過儀礼。まぁ、そんなことはどうでもいい。
どうしようもない予告編を観て鑑賞を決めたが、役者は皆中途半端で音楽、映像、照明もやりすぎ感があって微妙だし、エクソシストみたいな気持ち悪いバレリーナの動きを期待したが、あまり見られなかった。という点で中途半端なB級映画だと思う。ただし、とても笑えた。
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