「吸血鬼モノの新たな一面を見せた、か!?」アビゲイル 市丸よんさんの映画レビュー(感想・評価)
吸血鬼モノの新たな一面を見せた、か!?
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こういうモンスター系は、やられるグループをどうやってモンスターのテリトリーに入れるかが一つの鍵にはなるよね。
例えば、道に迷った若者グループとか、
急な雨宿りをお願いする男女とか、
古い家を安く買った家族とか、
そういう意味じゃあ、この、誘拐して監禁したつもりが監禁されてたというプロットは中々面白い。まあ、決して予想できないってわけじゃないけどね。
メンバーの名前を明かさずあだ名で呼び合うのは、タランティーノの「レザボアドッグス」みたいだよね。
そこまではいい。でもアビゲイルがヴァンパイヤだとバラすタイミングがちょっと雑。姿を見せずに最初の獲物を狩ったのに、みんなの前で豹変、ってさ。もう少しなんかありそうだけどね。
そして、「踊る吸血鬼」
そこまでいくと、「え?笑わせにきてる?」とさえ思っちゃう。挙げ句の果てには噛んだ相手とのシンクロダンス。「狂気」を見せようとしたのなら、失敗かも。軽く笑える。
残り2人となってからの展開も「そうきたかあ」と言わせたいのか、二転三転しすぎというかね。攻守入れ替わりが目まぐるしくてラストに向かう勢いがなくなっちゃってね。
そんでもって、パパ登場からのアビゲイルとファイナルガールの変な感情、それてラストのキャンディ。
ああいう形で生き残るっていうのも新しいと言えば新しいのかな?やっぱ全員やられちゃおうよ。なんか「怪異」がこわくなくなるよね、分かり合っちゃったりすると。
少し新しい設定感じたので0.5おまけ。でもすべてがうまくいってるわけではないのが惜しい。
結構お客さんがいたのが少し意外😅
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