ラウダー・ザン・ユー・シンク ギャリー・ヤングとペイヴメントの物語のレビュー・感想・評価
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ペイヴメントファンはとりあえず観て。ほんとマジで。
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ペイヴメントはセカンドアルバムから夢中になった口で、ファーストに関しては後追いで聞いているので、正直、このドキュメンタリーの主人公ギャリー・ヤングは、なんか困ったおじさんなんだろうなくらいの認識のまま歳月を重ねてしまった。ごめんなさい。本当に浅はかでした。困ったおじさんであることは間違ってなかったが、これほど愛されおじさんであることはわかっていなかったし、そしてペイヴメントの演奏がなぜ感動的なのか、という秘密をギャリーが握っていたことも、このドキュメンタリーを観るまでわかっていなかった。ギャリーのドラマチックなドラムがあってこそ、あのノイズは物語性とカタルシスを獲得できたのか!と。
(以下、ネタバレを書きますよ)
とはいえ、ペイヴメントとの出会いは一種の奇跡であり、バンドを離れたギャリーはやっぱり困ったおじさんなんだけど、そのおじさんのことを好きにならずにいられなくなる終盤の鼻歌が、まさかペイヴメントの新曲になってしまったのは嬉しすぎるサプライズだった。
途中、人形劇やマペット・ショーを取り入れているのは、ローファイバンドだからローファイでやってますよって意味かと思って観ていたが、新曲のために再結成させるには、確かにこの手があったのか!と目からウロコ。今後もうなさそうなペイヴメントの新曲がオリジナル・メンバーで実現したことだけでも、ファンとしては感謝しかないです。もちろんギャリーおじさんの人生も予想をはるかに超えて感動的でした!
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