「ディザスター映画として秀逸」ツイスターズ じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
ディザスター映画として秀逸
通常上映で鑑賞。
封切りして間もないのにタイミングが悪かったと見えて、すでにIMAXでは21時からの上映なんだなー。
同じタイミングのブルーピリオドはそこそこ入っているのにね。
対自然のディザスター映画は、人間の力ではどうにもならない自然の脅威に立ち向かう人間ドラマということなら、「タワーリング・インフェルノ」をはじめ、「大地震が起きる系」「隕石が落ちる系」「致死性の病気がまん延する系」「異常気象系」などあり、ハリウッド映画では定期的に取り上げられてきた。今回の映画もかつても「ツイスター」(1996年ヤン・デ・ボン監督)のリメイクらしい。ヘレン・ハントがディジー・エドガージョーンズ、ビル・パクストンがグレン・パウエルになってるってことか。そういえばイメージはよく似てるなあ。
さて、映画は予想通りです。
超強力な竜巻が起きる。直下に赴き観測装置(ドロシー)を巻き上げさせ、さらに嵐を鎮める実験に臨む。予想外の事故が起き親友と彼氏併せて3人が竜巻に吸い込まれて亡くなる⋯というトラウマを抱えたヒロイン。そして足を洗う。もう1人の生き残りは、パリッとした制服に身を包み相変わらず竜巻を追っている。ヒロインはスカウト(絶対下心あり笑)され、相変わらずの竜巻予想を示す。そこに現れたグレンパウエル。YouTuberにして竜巻ハンター。なんやかやで手を組むが、F5クラスの竜巻に巻き込まれるが、ヒロインの開発した竜巻鎮静装置により危機を脱する。
まあ、日本では台風だけど、アメリカの南西部でしばしば起きる竜巻を制するというアメリカマンセー映画です。
故に、それが好きかどうかで評価は分かれるでしょうね。
それにしてもディジー・エドガージョーンズは可愛い。ヘレン・ハントとか、ジェシカ・ラングとか、ローラ・ダーンとか、半袖短パンが映える娘の系譜だね。名作「ザリガニが鳴くところ」でも愁いのある湿地帯の子を好演してた。
グレンパウエルは、当初胡散臭い笑顔(ビルパクストンも同じ感じ)のせいで悪そうだったけど、実はアツイやつだった。
ところで、この映画ではありがちなラブシーンはありません(笑)。子連れでも大丈夫。
最後に、なぜ「ツイスターズ」?「ズ?」異常気象でたくさんの竜巻が現れ、町はパニックを想像しちゃったじゃん⋯ないよ