劇場公開日 2024年8月1日

「傑作ディザスタームービー「ツイスター(1996)」を凌駕する、最高の映像・キャスト・演出で贈る超一級の傑作リブート巨編!!」ツイスターズ Jettさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0傑作ディザスタームービー「ツイスター(1996)」を凌駕する、最高の映像・キャスト・演出で贈る超一級の傑作リブート巨編!!

2024年8月4日
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鑑賞方法:映画館

デイジー・エドガー=ジョーンズさん演じる主人公ケイトが学生時代に竜巻で3人の仲間を目の前で亡くし、そのトラウマを背負いながら自分と同じ悲しみを生まないように竜巻を消滅させるためのシステム探求に奔走しながら、周囲に癒やされ、成長し再生していくのがメインストーリーで1996年版(以降、“前作”と呼びます)と大筋同じですが、本作のほうがよりキャラクターにフィーチャーしていて人間ドラマ色が強くなった印象、それにディザスタームービーがしっかり合わさって、前作に比べ より見応えのある作品に仕上がっています

そして前作同様に映像がとてつもなくエキサイティング
竜巻の映像が凄まじいのは当然のこと、プラスこれまた前作同様にカーアクションに大興奮、ローポジションでストームチェイサー達のピックアップやトレーラーと並走する映像やちょっと上からの俯瞰映像が前作を彷彿とさせ、メチャクチャカッコよかった

本作で一番印象的なのは、なんと言っても主役のデイジーさん、すごく綺麗でアクションも似合ってて最高に魅力的でした
加えてもう一人の主役タイラーを演じるグレン・パウエルさんもすごくカッコよくて良い役でした、はじめは軽薄で無神経な嫌な奴という印象ですが、徐々にケイトと解り合い後半に向けてのバディ感がよかった
そんな2人の無駄なラブストーリーが入って来ないのが良い、2人とも見た目も演技もとても清々しくて、本作の後味が良いのも彼らの作る空気感による賜物だと思います

前作のクライマックスでは人類に襲いかかる竜巻をドライブインシアターで人々が観ている「シャイニング(1980)」で表していましたが、本作のクライマックスで人々が逃げ込む映画館では「フランケンシュタイン(1931)」が流れており、怒り暴れ狂う自然に立ち向かうケイトの闘いのメタ表現となっているのも面白かったです

前作もそうとうな力作でしたが、本作も素晴らしかった
久々に大満足のパニックアクション超大作でした

Jett