「感じた時は追え!スリルとグレパウを」ツイスターズ とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
感じた時は追え!スリルとグレパウを
恐怖に立ち向かうんじゃなくて、乗りこなすオクラホマ魂炸裂!竜巻を手懐けるシティガールとカントリーボーイ=ユーチューバー系竜巻カウボーイ(Tornado Wrangler)の凸凹コンビが、巨大竜巻どもに立ち向かう!!
破壊力で決まる。笑いあり、映画館のシートにしがみついて手に汗握るようなスリルと興奮あり、アクションあり、友情・絆とロマンス(?)ありな映画の醍醐味が詰まったこの夏イチオシのハリウッド大作。軽さとシリアスさ、ドラマのバランスも絶妙!TVで見てきた前作が好きだからその世界に戻れて、おまけに映画館で観られるだけで嬉しいのに、しかもちゃんとパワーアップしてくれているなんて最高じゃないか!あ〜おもしろかった・楽しかった。だけど根底として、前作同様に本作でも肝心なのは、本人たちが竜巻を軽んじていたり遊び半分でしたりしているというわけではないこと。地域性の出た選曲もよくマッチしていて、一役買っている(さっそくサントラ聴きながらこの感想書いている!)GOOD◎
我らがグレン・パウエルは、本作でも安定に白い歯を見せて軽薄な印象を受けるイケメンスマイルで、一昔前のザ・白人ハリウッドスターを体現する魅力。安定の好演と存在感アピールで、そうしたカリスマ性は本作でも遺憾なくノリノリに発揮されているハマり役っぷり(あのTシャツほしいな)♪そんな本作を引っ張る金髪デイジー・エドガー=ジョーンズ ✕ 本人もノッていてノセるグレン・パウエル ✕ 彼もまた作中変わるアンソニー・ラモス出演 ✕『ミナリ』リー・アイザック・チョン監督作。他にも共演には、パールに殺されたネクスト・スーパーマン(デヴィッド・コレンスウェット)や、一貫したインディ系フィルモグラフィーでパイプラインを爆発するアメリカン・ハニー(サッシャ・レイン)等。
例えば『トップガン/マーヴェリック』以降、師匠的立ち位置にあるトム・クルーズが若い頃から無鉄砲な役柄のイメージがあるように、グレパウもまた本作のような役柄のイメージをすっかりモノにしている。だけじゃなく『マーヴェリック』ハングマン役を「自分のキャリアにとってプラスにならないから」と一度断っていたり、『ジュラシック・パーク』シリーズの新作もその脚本を褒めながら断っていたりと自分の作品選びの軸をしっかりと持っているので、今後も彼の動向から目が離せそうにない。
"When you feel it, chase it."
"Taming the tornado."
P.S. デイジー・エドガー=ジョーンズ、以前から好きで結構推しているのだけど、これまた大好きなポール・メスカルと大の仲良しベストフレンドなこと知って俺得ってやつと更に推せる最高コンビになっている。
グレン・パウエルに関して言えばやっぱり、本作より前にめちゃくちゃ楽しみにしていた『HIT MAN』をNetflixで見れていたはずだったのに、なぜか世界的配信日6/7に配信されずネトフリ復活を先延ばしにしていると、映画館公開のニュース。いや、映画館で見られるのは別にいいことだし嬉しさもあるけど、発表するのも公開日も遅いよ。もっと先に言っといてくれ。値上げ続いているのに、危うく悪質なネトフリ入会詐欺だぜ。