「疑問点が先走ってしまい・・・」ツイスターズ ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
疑問点が先走ってしまい・・・
竜巻はなかなか日本では馴染みがないためか、イマイチ入り込めなかった。
そもそも、あんなに竜巻で死人が出てるのに、アメリカはなんで無策で野放しなんだろうか。
なんで個人頼みの解決なんだろうか。
町ごと吹き飛ばすような巨大竜巻は実際にも発生しているようですが、予報がされているので事前避難によって人的被害は最小限に抑えられているはずです。
この映画のように、大勢の市民が無防備で竜巻にさらわれるようなことは、ほとんどないと思われます。
あくまで演出かと。
しかし、絶対起きないとも言えないのかもしれません。
映画の中でスマホのアラームが一斉に鳴りだす場面があったと思います。
実際、米国のドップラーレーダー監視網などによる竜巻観測はかなりのスピードで発展していて、総務省、運輸省、国防省が連携して開発、運営しているらしいです。
オクラホマ州などは地域放送局が車載ドップラーレーダーなどを設備して独自の観測データを収集していて、それらのデータを加味した予測をしているみたいです。
車載ドップラーレーダーで観測するって、つまりストームチェイサーのチームを抱えてるってことです。
これらによって、確度の高い情報が住民に提供されているとのこと。
ただ、発生してしまった竜巻に対しては、避難するしか策がなく、頻発地域は地下シェルターやセーフルームの整備を自治体を通して推進しているという状況みたいですね。
しかし、米国にとっては永い永い戦いですよね。
気候の変化で自然の脅威は科学の発展を上回っているんですから…。
この映画は、その発生した竜巻を制御しようという挑戦を描いていますが、科学的根拠は私には全く解りません😅