劇場公開日 2024年8月30日

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「笑って泣けて手に汗握って大感動」ボストン1947 hkr21さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5笑って泣けて手に汗握って大感動

2024年9月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

1936年から1946年の韓国。
ソン・ギジョンとナム・スンニョンから、
ソ・ユンボクへバトンを繋ぐように、
祖国への思いを胸に、強い覚悟を持ってレースに挑む
マラソンランナーたちの姿を実話に基づいて描いたヒューマンドラマ。

日本人として胸が痛むところもありますが、
母国を大切に思う気持ちに、非常に心を揺さぶられました。
あの時代だからというのもあるのでしょうが、
今の自分に祖国に対して、こんな想いはないなぁ…と、
我がことながら少し残念に思ってしまいました。

監督の脚色による紆余曲折な展開の効果も感動を倍増させてくれましたし、
ラストのボストンマラソンのシーンは、実話なので結果は判っていても、
手に汗握る迫力で、ゴールした瞬間、泣きながら心の中で拍手喝采です。

ソン・ギジョンとナム・スンニョンの友情関係も、
ソ・ユンボクとの師弟関係も、温かくてステキでした。

補足ですが、
たまに、ソン・ギジョン役のハ・ジョンウさんが大鶴義丹さんに、
ソ・ユンボク役のイム・シワンさんが若いときの鶴見辰吾さんに、
勝手に脳内変換されてしまう時がありまして、ひとりツボってました。

hkr21