劇場公開日 2024年9月6日

「ナミビアに行ってほしい。」ナミビアの砂漠 アベちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ナミビアに行ってほしい。

2024年10月1日
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鑑賞方法:映画館

ナミビアの砂漠って映画なのでナミビアって何処?と調べると、アフリカ南西部にある国であり大西洋の海岸線沿いに広がるナミブ砂漠が有名。さまざまな野生動物が生息しており、中でもチーターの数が多いことの事。河合優実が鼻ピアスしてるし、きっと彼女は何らかの理由で「ナミビア」に行くんだろうなぁ〜と思ったが、全くそんな話ではなく、全編を河合優実にフォーカスしたドキュメンタリー風の群像劇だった。
映画を見た頃は「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」の再放送を観てたので、私の中では河合優実はちょっとドジだけどどんな困難も明るく真っ直ぐな気持ちで克服する七実ちゃんだし、その前の「あんのこと」では、とんでもない境遇から必死に抜け出そうともがき苦しむ杏ちゃんだった。しかし今回のナミビアの砂漠は真逆のキャラクター。
カナは心優しいホンダの気持ちを振り切りちょいカッコいいクリエイターのハヤシの元に走るものの、カナに対し特段悪いこともしてないハヤシが癇に障り大喧嘩をして階段落ちの大怪我をしたにも関わらず、更に喧嘩を仕掛け、遂には少し精神も病んでしまう。
こんな女嫌だ〜の典型なのに、何故か憎めない。
多分、地頭は良いのだろうから、ホンダも振り切り、ナミビアに行ってチーター並みの俊敏さでビジネスでも始めたら成功するんじゃない?とかも思う、。

監督・脚本の山中瑶子さん、カンヌで賞も取った若手。本格的長編映画の第1作。面白い映画ありがとうございます。次回作も期待してますよ!

アベちゃん