「テーマが迷走している」ナミビアの砂漠 ほくほくさんの映画レビュー(感想・評価)
テーマが迷走している
説明は野暮だとも思うタイプなのだが前半の三分の二ぐらいがどういうことか分からない。何かを食べていても何か汚い気がして、気持ち悪くなってしまった。
残りの三分の一でなぜか作風まで変わって、やっと半分ぐらいは理解できてくるが、躁鬱とか双極性障害とどう付き合うかの作品に変わってしまった気がした。
・ホンダが酔っ払って帰ってきたカナにピルを飲ませていたが、浮気を認めていたということ?
・風俗に行った事を謝られて出てったってこと?カナはもっと遊び歩いていたでしょ?冷蔵庫をなんで持ってったの?同居してたのをハヤシも気付くのでは?
・引っ越した部屋が引っ越し先なのかしばらく分からない
・ベッドの中で「一度別れてまた会って」からの同居は意味が分からない。ホンダとのことを言ってたのか?
・遊び人だったと思われるハヤシが理不尽な暴力を振るわれても離れないのはなぜ
・カナも子供をおろしたの?嘘なのかまったく分からないし、見つけた写真と混同して困惑する
・急な鼻輪のリングに動揺を隠せない
・隣人?は隣の部屋にいたの?洗濯物を干そうとしてしゃがんで隠れたので正面に住んでいるのかと思ったけど‥
・あのバーベキューは何?元カノばかりいてハヤシの両親もいたってこと?
・濡れ場?はキス程度で脱がしたのが関係の無い着替えのシーンのみで、その意味はいったいなんだったのか。個人的には無くてよかったが、脱ぐならば複数箇所必要だったのでは、と。
などなど疑問ばかり残った。
他の方のレビューではずばりと内容説明をされてる方も多いですが、本編のみで理解できるところは少なかったのでは。「根深い男社会への不服を全身で表すカナ」ともあったのだが、そうは思わずむしろかなり男を利用していたように見えた。
男尊女卑をテーマにしてるとしたらテーマとして20年遅いかもだし、それは感じなかった。そもそも脱毛店は女性しかできないだろうし。
あと、タイトルと関連してそうなところは箱庭しか分からなかった。