シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価
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プレス・ウォー 新旧下克上!
まぁ、前振りと題名で期待しながら予備知識無しで鑑賞しましたよ。ところがどっこい、想像してた内容を見事に裏切ってくれました、悪い意味でね。普通に南北に分かれて、南北それぞれの視点でウォーする内容で良くない?人間の心の葛藤や闇を描いた評論家の受け狙った、緊迫したプレス視点なんて期待してないんだわこっちは。やたらと上映時間短いから変だな?とは思ってたが、まさかこんな内容だとはね。
ディスってしまったが、プレス視点で観る映画としては中々優秀で、自分の命を救ってくれた仲間を振り返らず、最後はプレス魂で特ダネゲットや写真家として成長する様は必見ではある。しかし、ドンパチを期待した約100分の時間を返して欲しいが正直な気持ちかな。あとケイリーが成長して美人になったなーって事と、キルステンが老けて太ったなー、って思ったのは自分だけじゃないよね?
アメリカはすべてに怯える青年のようだ。
近未来のアメリカという国を表すにはちょうどよい映画だ。
科学技術の進展に全力を注ぎすぎて人間の深層した魂を置き忘れてしまった国民のなれの果てを圧倒的なくそみたいなリアリズムで描いて見せていた。発端は些細な暴力だったんだろう。内戦の始まりはいつだってそうなのだ。合衆国だということを忘れ始めて道に迷ってしまった為政者は力づくで物事を推し進めるしかなくなってしまうものなのだろう。信念は純粋なアメリカ人。その意味など考えもしない人々は二者択一の考えしか抱けなくなさってしまうものなのだ。この世は神が創造したものだと信じて止まない。人間は思うほど単純に作られてはいないのだ。あと数年後にはこの映画が描く通りのことが起こるような気がする。
戦争映画?ロードムービー?モキュメンタリー?えっ成長物語か?
公開当時は映画館で鑑賞したいとマ王は張り切っていたが、どうしても時間の都合が付かず結局は観る事が出来なかった本作😐
しかしアマプラで無料公開という情報を手に入れたマ王は朝から鑑賞に励むくらい映画好きの優等生なワケで、土曜日だというのに洗濯機を回しつつアマプラを弄ってたのよね🤣
さて本作の感想だが、レビュータイトルに書いた通りの内容となってる😑
戦争モノとしては手温い、ロードムービーにしちゃ短い、報道モキュメンタリーとは言い難い🤔
要は視点が定まらない映画なのである🌀
いやね、コレが初戦争映画で初ロードムービーで初モキュメンタリーという方だったら別かもしれん💨
面白かった、と素直に評価すると思う😬
でも目の肥えた方々からすれば、置きにきてる、という感想になるんじゃないかと😅
結局は一人の報道カメラマンの成長記なのか、とのオチに、んじゃ一体この映画は何を言いたいの?、というクエスチョンしか残らなかった🫤
奇しくもアメリカ大統領選では共和党が支持するドナルド・トランプ氏が次期大統領として選ばれた。
過去の手の平返しでクビにしたトランプを再び大統領に選ぶ米国国民の思考が理解出来ないマ王だが、本作はまるで将来起きるであろう内戦みたいな映画として構成されてるので、早い話が民主党側のプロパガンダなのよコレ。
全米市民に対して、トランプ選ぶとこうなるかもよ、と宣伝してる映画だから今作に関しては【映画】としては成り立って無いのが正解。
マ王は、映画ではないナニか、に対しては評価しないのがポリシーなんだけど唯一、成長物語として捉えるのならギリ映画なのかも、との考えに着地しての点数にしました✨
別に内容が悪いというではないが、政治色が濃厚過ぎるのよねぇ〜
まさか、アメリカはこの映画を観て反発した結果が大統領選に出たとは思いたく無いけど、マ王はトランプに最後まで大統領をやらせてあげればイイと思ってる立場なんよ😁
歴史って進行形で評価するモンではない✋
100年200年経ってから考察される事象なワケで、分岐点かもだけど最悪なんて答えは後付けの結果論なんだから、何をするか何を残すかを見届けなきゃアカンと思う次第だ👍
日本人もそうだけどリセットボタンを早く押すから政治は混乱するのよ(まぁ主に押すのは政治家だけど)
マスコミが垂れ流す情報を鵜呑みにするだけではなく、現場に足を運んで目で見て耳で聞いてシッカリと判断した上での結論を自分でしなきゃホンマはアカンのさ🥸
テレビやスマホからではカロリーは伝わらんしマスコミが編集した情報は伝えたい部分が切り取られてる可能性が高いからね🤗
映画館での鑑賞オススメ度★★☆☆☆
死亡フラグ丸わかり度★★★★☆
民主党プロパガンダ度★★★★★
98点)《プライムビデオで配信中》圧倒的没入感
地獄に生まれた赤ん坊
キルスティンのカッコ良さが、この問題の深刻さを冷静に物語っていた。性別を超えて、〝ひとりの大人の人間〟を素晴らしい表情で演じきっていた。
甘ったれたところがないベテラン戦場カメラマンの彼女が、サミーの死に顔だけは削除した。冷静なプロも、仲間の死をニュース写真として大衆に消費されることを拒んだのだろう。
一方、地獄に生まれ落ちた赤ん坊みたいなジェシー。ジェシーは自分を庇って死んだリーを躊躇なくカメラに収める。
それでいい。
いずれ大人は死ぬ。若者がどんな大人になってどんな世界を作るのかはわからないけど、どんなときも自分で選択する覚悟と、骨太のジャーナリズム精神だけは受け継いでほしい。よろしく頼みます。
「終わらない週末」の少女に対する、大人からの悲願のように感じた。
Hello again, MJ.
めちゃくちゃリアルな映像に驚いた。
アメリカで実際に起きていることが近未来として描かれている。
この勃発的なことがいまアメリカで起きていることだ。
さて、
これを物語で思考することは若干作品の質を曲げてしまうように思う。
これをリアルなこととして思考しなければ、今のアメリカは見えない。
その意味でこの作品を表現するのは非常に難しい。
リアル世界の表現
いま韓国で起きていることは、選挙管理局に対するユン大統領の不信感によるものだと考えられている。
つまり韓国では、アメリカでも、当然日本でも、選挙が盗まれている事実がある。
日本でのそれは、期日前投票で、身分確認のないままで行われることと、そのボックスが入れ替えられていること。
これを摘発する市民団体と選挙管理委員会の小競り合いは実際にあり、何かに動かされている警察 報道しないマスコミ いまの日本がこの現状だ。
韓国の戒厳令がどこまで報道されるのか不明だが、戒厳令によってこの現状が明らかになった。
このリアル視点で考えると、
この映画の光景は明日のアメリカに間違いないが、トランプ政権となったことで大きく舵が切られた。
しかし、依然としてこの状況は続くだろう。
描かれている自警団
物資の供給が止まり、ドルも暴落していることが描かれている。
家族のために窃盗した男 同級生でも吊り下げて射殺するのは、まさに彼らアメリカ人の世界観を表現している。
軍兵は、気づいたらいったい誰と戦っているのかわからなくなっている。
通りかかった人を射殺する。
それを始末して、見られたらまた殺害する。
それらが小さな自警団のようになっている。
戦争とは敵がもっとわかりやすいが、内戦が広がればいったい誰と戦っているのかがわからなくなるのだろう。
まるでゲームのように現れた人を射殺し続けるしかなくなる。
この物語のプレスは、「報道は報道の力を失った」設定になっている。
しかしその根拠は不明瞭にされている。
これが不明瞭なことに加え、主人公である彼らプレスが追いかけている真実が、誰のためにしているのかわからない。
ここがこの作品の唯一の欠点だったが、プレス以外に視点はないだろう。
主人公だと思われたMJ(リー)は、確かに昔賞を取った有名カメラマンかもしれないが、彼女の中にあるのは平和への思いであり、日常を取り戻したいと思っているのがわかる。
リーは我々一般人に近い。
だからリーは若いジェシーを心配する。
ジェシーはガススタンドでショックを受けるが、それ以降急速に目覚めたようにシャッターを切る。
ファインダー越しに見る風景に恐ろしさは感じないのだろう。
彼女のセリフにも「この2日間、恐ろしいことなどなかった。ただ命の躍動があった」などとほざいていたが、彼女は躍動する命が何であるか、完全に勘違いしている。
特に、エンドロール後の記念写真は、この現実世界にいない我々には到底理解できない光景だ。
彼らには市民に対する圧政の根源だった大統領を殺害したという大いなる達成感があるのだろう。
これこそが、今のアメリカ人の思いなのは間違いなく、多少の知識のある人々にとってのこの作品は、逆にリアル過ぎるように感じてしまう。
ジェシーの嘔吐くらいそれを感じる。
さて、
この作品に感じるリアルさと、フィクションであるが故の物語
リーが最前線で怖気づいたのは、自分の死を感じたからだろうか?
ジェシーを庇って死んだリー
彼女の中にあった「守りたいもの」 それは「平和」だったように思う。
軍兵に捉えられたジェシーらを決死の覚悟で助けに行くところでも、リーの持つアメリカ人の良い側面が表現されている。
ジェシーは彼女が撃たれた瞬間を撮ってしまったが、彼女の死体を撮影しなかったのは、二人の会話に登場した「私の撃たれる写真を撮るの?」というジェシーの質問に呼応する。
その時の意味と、現実の意味の違い それは、プレスの死体など意味がないからだろう。
あの瞬間ジェシーは、戦場カメラマンとしてリーを超えたのはもちろん、戦場の写真を撮る意味が分かったのだろう。
撮る意味があるものと意味がないものがある。
ジェシーとは、世代交代、つまりアメリカ社会の新陳代謝を意味しているのかもしれない。
だからジェシーはリーを顧みないのだろう。
それよりも、ようやく倒したアメリカ大統領の前で記念写真を撮る。
それは、この時代の新しい価値観なのか?
現在私たちは実際のこの新しい価値観の最前線にいるのかもしれない。
歴史の変換点
市民の思い
バイデン政権に対する憤りがこの作品を作ったのだろう。
戦場カメラマンの視点はあまりにもリアル過ぎ、気持ち悪さすら覚えた。
でもMJはこの役の方がよかった。
物語に、アメリカ人の強い願望が乗せられている。
それが起きた場合の想定こそ、この作品なのだろう。
ヤバいなこれは、ヤバすぎる。
アメリカとは
独裁化したアメリカ国家とテキサス・カリフォルニア州のWF軍の内戦を描いた近未来作品。
冒頭からトランプ感満載の独裁大統領が出てきて、監督の意図がバシバシ伝わってきます...笑
アメリカとは、ジャーナリズムとは...と色んなことを考えさせられる作品でした。
また、緊迫感のある戦闘から自然の美しさ、カメラフィルターによる切り取りなど、色んなカットが盛り込まれていて映像としても素晴らしかったです。
特に素晴らしかったのは終盤の森が燃える戦場のシーン。(若干火垂るの墓味があって、戦場を美しいと感じてしまうことへの罪悪感も相まって、心が震えます。。。)
主人公のリーが「これまで色んな戦地から戦争はだめと警告してきたつもりなのに祖国でこんなことになって、ジャーナリズムって何だったの」と嘆くシーンがありますが、服屋の店員やリーの親達が「見ないフリ」をしているように、世界中がそういった悲惨なことから目を背け続けた結果、色んな争いは今も起こり続けているのかなと思いました。
また終盤、武装した男達が「お前はどんなアメリカ人?」と問い、出身地だけで生かすか殺すかのジャッジをするシーンがありますが、まさに差別主義を濃縮したようなゾッとするシーンでした。
あの男にとってのアメリカとは何だったのだろうと考えては、人種の坩堝であることがアメリカのアイデンティティではないの...?そもそも「アメリカ人」にとってのアメリカとは...?と日本人の私には想像が難しく見終わった後もぐるぐると考えてしまいました。
作品の全体感として、フィルター越しに淡々と切り取っていく雰囲気があり、
グロいシーンが多い割に拝観後は意外としんどくならないところも良かったです。
何が正しいか、ではなく
現実問題を風刺で描くことには大成功
でも、それを作ったアナタはどう思ってるの?と聞きたくなる映画だった。風刺のような世界観をドライな目線で切り取る主人公達。彼女達にも葛藤はあるが、それすらもドライな距離感で描くため、心に迫ることが無いままラストを迎えてしまった。A24に一般的なエンタメを求めるわけではないが何か欲しかった。モヤモヤが残る。それが作り手の狙いですと言われたら、そっすかと返すしかないんだけど。正直、ダンストがラストで取る行動はそうすると分かっていたし、それを受けた新人がああすることも分かってた。だからなんか物足りねえって思っちゃった。あまりにも前半が良過ぎたから。ケレン味のある入り口の割には出口はフツーなんだって感じ。全部、欲を言えばってことなんですけどね。
ラストが惜しい
第二幕までは文句なく面白かった。ただ、ラストでビビってた主人公が急に元気になる理由がわからなかった。突然「戦場ジャンキー」の血が騒いだってこと? いくらなんでもそれは唐突すぎる。
もっと前段階でビビってて、なにかきっかけがあって立ち直るとしてくれないと。そこが減点材料。
話の構成としてもピークが第二幕終盤の「あいつ」の「あのセリフ」なのもどうだったか。ていうかあのシーンしか覚えてないでしょ、みなさん。5年後もあの名台詞は語り継がれると思う。
それだけインパクトのあるシーン、セリフが第二幕にきてしまって、その後激しい戦闘シーンがあったとしても「事後処理」に感じてしまったのは私だけだろうか。
監督は「ジャーナリズムの価値」をテーマとして挙げていたが、もしほんとにそれを描こうとしてるんであれば計算は狂ってる。見終わって一番心に残るのは「戦場ジャンキーになる記者たち」だ。主人公の相棒も、弟子も撃たれた主人公を一顧だにせず進んでいく。
あ、テーマがずれてるのは別に映画の評価とは関係はないが。
救いなどない冷徹な反戦映画
アメリカは昔も今も豊かな国である。特にこの20年位の間に起こったIT及びAI の技術革新とそのビジネスの進化は圧倒的であり結果、国のGDPを押し上げ、1人あたり賃金も大幅に高め多くの人々が更に豊かになった。しかし全ての人に富は行き渡る訳ではなく凋落する産業も多々あり、こぼれ落ちる人々も増えている。
そのような中、ラストベルト地帯の伝統的産業に従事している人々や移民に仕事を奪われた人々を味方につけ、白人至上主義を声高にアピールし復活を目論むトランプ元大統領。
この映画は、まさに今、もしトラが実現しこの先、彼が憲法修正第22条を違反し3期目に就任し更にFBIまで解体しファシズム政権を作ったら、内戦は起きアメリカは悲惨な国に成り下がってしまう。という話である。
誰もが激しい戦闘シーンがどんどん出てくると映画と思っていただろうが、従軍カメラマンたちが大統領のインタビューをとる為にワシントンを目指すロードムービーだった。ガソリンスタンドを占拠する輩、JCペニーの駐車場に落下しているヘリコプター、見えない敵と睨み合いを続ける狙撃兵、戦争に背を向け日常を守っている街もあった。虐殺を続け死体を穴に埋めるアナーキーな赤いサングラス野郎とのギリギリの神経戦を経て、反政府軍はホワイトハウスを襲撃し大統領を追い詰め殺害する。そしてそれらをニコンの古いカメラで撮る。ラストはその白黒フィルムが現像されていく画像であった。そこに救いは何もない。憎しみは憎しみを生み、果てなき戦闘が続いていくのだろう。
このレビューを書いている(2024年10月12日レビュー記入)最中「日本被団協」がノーベル平和賞を受賞した。核兵器廃絶を70年近く訴え続けた功績が世界に認められた瞬間である。この映画は内戦なので核に関する話はないが、内戦の先に他国との戦争があれば核の脅威(核保有国は核の抑止力なる詭弁を論じる)が主題となるだろう。核兵器廃絶は全く見えてこない世界であるがこのノーベル賞受賞が世界平和へ近づく一歩であってもらいたい。
もしかしたら起こり得る現実の1つ
結構深く考えれる映画
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