シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価
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社会派作品であるがちゃんとエンタメ作品でもある。
想像していた物とギャップがありましたが、、。
ネタバレ含みます。
戦場カメラマン主軸に、目的地目指してアメリカ国内を車で移動する最中に起こる出来事を見つつ、目的地に着いてクライマックスというかなりシンプルな作り。
政治的動きや誰が何をして、思惑だったり伏線とか
映画にある要素みたいなのは皆無で、内戦になるとこんな価値観が生まれ、現場ではこんなことになりそうだよね?って要素を道中に短編物としてぶち込まれてる感じ。
テレビサイズで観ると更に簡易的に見えると思うので
初見は映画館で見た方がいいと思います。
迫力あるシーンでかなりリアルで楽しめました。
観る人を選ぶ作品だと思いますが、A24らしい映画となっております。
なんか思ってたのと違う
オズの国
傑作だと思う。でもしばらくは、何でこの映画がこんなに不思議な魅力、不思議な余韻があるのか、自分でも良く分からなかった。
そのカギは映画のラストの写真に隠されているように思った。
次第に現像が完成し、絵があらわれる。
横たわる大統領、満面の笑みの兵士たち。
この不気味さ。このホラー的気持ち悪さ。
何か既視感がある。あっ! これはキューブリック版のシャイニングのラストだ。
最後の写真で、ジャックがホテルにとりこまれてしまったことが分かる、あのシーンと同じだ。
監督のアレックス・ガーランドは「エクス・マキナ」や「MEN 同じ顔の男たち」など、超現実的な舞台設定で現実を痛烈に風刺する作風なので、この映画を「リアルにアメリカが内戦になったらどうなるか」という物語だと期待して観てしまった人にはたぶんすごく評価が低くなってしまっただろうと思う。こんなんありえないでしょ、とか、内戦の原因が全然語られてない、とか。
プリンだと思って茶わん蒸しを食べたらまずくて食えたものじゃない、というのに似てる。茶わん蒸しだと思って食べたら美味しく感じる。だからこの映画がつまらないと感じてしまうのは、宣伝にも一端の責任がある(まあ、とはいえ、はじめから「茶わん蒸し」だと言ってしまったら売れないから、「プリン」だと言って売ることにしたのかもしれない)。
一見、この映画はリアル重視に作られているように見える。
主人公たちは戦場カメラマンで、この設定によって観客の映画への没入感がハンパない。どちらの味方というわけではなく、ただ記録することが使命、という客観的立場であることと、映画を観るだけという立場がすごく重なるためだ。そしてカメラワークがまさに主人公たちと一緒に行動しているように錯覚させ、心臓がバクバクなりっぱなしだった。「戦場」「命の危機の状況」という意味でのリアリティ、生々しさがむき出しにある。
しかし、物語自体はリアルではない。むしろ童話のようだ。連想するのは「オズの魔法使い」。
主人公は住み慣れた農場から竜巻にとばされて、奇妙な「オズの国」に飛ばされてしまう。主人公は3人の仲間と合流し、それぞれは自分自身の望みをかなえるため、この奇妙な国を支配する「オズ」に会いに行くことにする。その過程で様々な国に立ち寄っていく。この話はロードムービーなんかじゃなくて、現代の童話なのだと思う。
2人の主人公、リーとジェシーがどちらも農場出身なのもそれを連想させる。
主人公を含めた4人は、それぞれ叶えたい願いがある。ある者は「平和なもとの世界に帰るため」、ある者は「功名心や自己実現のため」、ある者は「興奮したいから」、それらは、「オズ」(大統領)に会うことで叶えられると信じている。
旅の先々で奇妙な体験をする。ある町では、一見のどかだが、人が誰もおらず、家にはダミー人形が置かれている(無人の家にダミー人形が置かれているのは、核実験場でのダミーの町を連想させる)。ある町では、一見、内戦がなかったかのような平和な世界だが、実は単なる見せかけである。ある町では、人種が違うだけで人間扱いされずに殺される。
この世界は奇妙だ。大統領を殺せば、すべてが解決されると思い込んでいる。そんな単純なわけがないのに。童話の登場人物たちがシンプルにオズに会いさえすればいい、と考えているのと同じ。
主人公たちは、レイシストたちに生殺与奪の権をにぎられたとき、心の底から恐怖し、命乞いした。それなのに、命乞いをする大統領を殺すことに全く葛藤を抱かなかった。
そして最後の写真。「元の国」(平和なアメリカ)から来て、この「奇妙な国」(内戦状態の異常なアメリカ)を取材していたはずのジェシーたちが、この世界の一部に完全にとりこまれてしまった、ということを端的に示す。
ジャーナリストとしての良心と使命をもっていた、サミーとリーが死亡してしまったことは、今のアメリカにまともなジャーナリストがいない、ということの暗喩ともとれる。
報道写真家の成長物語
戦争で人の感覚が麻痺するってどういうことか
日本人である私は、政治的メッセージを感じることはなかったのだが、アメリカ人だとやはりあるだろうな。それについては、ここではあまり触れない。
内戦に至った経緯が全く不明、何故、政治思想の異なるテキサス州とカリフォルニア州が同盟を組んでいて、しかもどうして政府軍に勝っているのか(州兵主体だろ?各州にある連邦軍の基地ごと寝返った?)とか、色々と設定には突っ込みたくなったのだが・・・。
そういう設定の現実味はともかく、内戦下の人間の生き様、死に様、戦闘のリアルを観させてもらった。有り体に言えば、それだけだった。
戦場ジャーナリスト、カメラマンという人たちは、ある種「不感症」で、「死よりも好奇心」が強くないとやっていけないと思うのだが、この作品の若きカメラマン、ジェシーが衝撃的な出来事を乗り越えて、そうなっていく様が描かれていた。
それと対比するように、数々の死を見てきた百戦錬磨のベテランカメラマン、リーが時折みせる苦悩や魂の抜けたような呆然とした姿に、リアルな人間の姿を見た。
リーが自分を庇って撃たれて倒れるまでのシーンを確実にフィルムに収めるジェシー。
そして大統領最後の見せ場を演出したジョエルとシャッターを切るジェシー。
仲間の死、罪なき多数の人々の死を目の当たりにしてきた彼らが採ったこの行動をどう評価するか?彼らもまた戦争で感覚が麻痺してしまったのか。大義があれば、許されることなのか(大義すらなかったように思うが)。
その他、印象に残っているのは、以下の2つのシーン。
・夜道、戦闘で森が燃える中を走る車中から見る(皮肉にも)美しい景色
・「おまえはどの種類のアメリカ人だ?」という戦闘員の台詞(私は、この台詞に特段深い意味はなく、どんな回答であろうと、気に食わない奴は即刻射殺するだろうと思った。それが戦争の狂気)
「内戦?関わりたくないね」と言って暮らす街の人々も、感覚が麻痺している。
果たして、こんな事態に日本が陥ったら、どうなるのか?
自分はどっち側の人間になるのか?なってみないとわからない。
人間ほど難しいものはない。
(2024年映画館鑑賞27作目)
A24の変化球
報道カメラマンの卵の迷惑行為のおかげで仲間が、次々に死んでいく話。A24、変化球投げすぎ。
アメリカの内戦でなくても全く構わないお話しでした。ジェシー役の女優のプロモーション映画なのかな?
皆様、どう思います?
タイトルなし(ネタバレ)
他国の戦争に介入してばかりの米がもしも分断してしまったらというお話
いや今でも州格差激しくて充分分断してますけど
正直地図で勢力図解説無いと分かりにくいと思いました
ほぼ戦場カメラマンのお話、それも迂回してる間にまんまと特ダネ逃してしまったという
ただ人が死んでいく中でも撮り続けるという厳しいお仕事なのは伝わった しかも実際もあんなにやれ危ないと引っ張り回されているんですかね
期待したような展開はラスト30分だけだった
大統領ってもっと警護固くて上手くトンズラだと思うんだけど...
清々しいまで合理的な戦争(戦場では)A refreshingly rational war (on the battlefield)
銃の音の硬さに驚いた。
主人公は、カメラマンを始めとする記者たち。
描かれる戦争は、
理念は感じられず、
現場においては
それぞれが
【合理的】に行動している印象を受けた。
全然良くないが、
内戦のような状況で
ジェノサイドが起こるのは
現場における合理性な気がしてきた。
敵を皆殺しにする事で口を塞げる
その連続にしか見えなかった。
内戦なので敵味方の区別が難しいわけで。
ラストは見方によっては
ショッキングだけれど、
最も【合理的】な結果とも言える。
その場にいた主人公たち、
【合理的】な観点からすると、
描かれてはいないが
ラストシーンの後、
果たしてどうなったんだろう?
と考えてしまった。
The hardness of the gunshot sound startled me.
The protagonists are journalists, including a cameraman.
The war depicted,
I felt no ideology behind it.
At the scene,
each person seemed to act
in a “rational” manner.
Although it’s far from good,
in a situation resembling a civil war,
the occurrence of genocide
started to feel like a form of rationality on the ground.
Killing all the enemies to silence them,
it looked like just a series of that.
Since it’s a civil war, it’s hard to distinguish between friend and foe.
Depending on how you see it,
the ending is shocking,
but it could be said to be the most “rational” outcome.
From the perspective of the protagonist and others present there,
if we consider it from a “rational” standpoint,
though it’s not depicted,
I can’t help but wonder what happened to them after the final scene.
実はオモシロ系?
リーおばさん千キロの旅?
【本文にネタバレ無し】もうHPの段階で事前に考察できる パンフレット買えばなおさらだ❗️でも話と画面がつまらない【個人的な意見です 人による】
イャぁ 結論から言うと 『プライベート・ライアン』『地獄の黙示録』『戦場にかける橋』
知ってる人間からすると
画面がオモロ無い なんか局地戦で 戦争感が中途半端 でちっとも面白くない。
スピード感も俺としてはイマイチなかった。
そう、この映画は基本ロードムービーかも
ケイリー・スピーニー の実質的な主役感も ゲロ もハンパない
本当の主人公のダンストさんと言うより
実生活での夫
オスカー俳優ジェシー・プレモンスさんの『どこのアメリカ人だ❗️❓』的なセリフが全てかも 【予告編動画にあり】ネット時点でホームページHP時点で 枠組みはほぼほぼ書かれてます。
有料🈶パンフ にはコラムがいくつかあるが 1つはホームページにも重複掲載 つまり事前周知❗️
もう 反 🃏 反🃏 でウンザリ←コレもHPでほぼほぼわかるが 映画の内容と関係なし❗️
過去の事件なんて知らんがな
あっ ほぼ99%の人は予習してないから
画面だけなら 単なる内戦映画です。内容自体は映画館でご確認を❗️いろいろあります❗️是非スクリーンで❗️
ただ 局地戦すぎて 画面が超つまらなかったし
この動画の時代に 戦場カメラマンもなんだが
邪魔になるから 戦場カメラマンは 超しらけた😒
過去の戦場カメラマンもそうじゃがな せいぜい『最前線の最後列』ダヨ❗️嘘くさい【コレは全て 単なる粗い個人的感想】
でも 最後の結末❓❓と ケイリー・スピーニーのゲロ は感じ入った❗️是非劇場映画館で❗️
ほんとに制作背景知りたいなら 少なくとも ホームページは全読破して❗️
余裕にある人は 有料🈶パンフも 良いですよ❗️
皮肉なことに 有料パンフ🈶は 高得点
A24は こう言う作品は初心者🔰カモ🦆と感じた個人的に
予想に反して満員🈵
惹きつける力があるのだろう 俺はわからなかった こじんまり感だけ感じた
どうでもイイけど アメリカ音楽 にこだわった ようだけど
最後の 延々と嫌がらせのように続く エンドロール 歌も🎤『もっさり感』が半端なく これは字幕だけになったら脱出おすすめ
最後のエンドロールだけは何も得るものは無い 虚しく感じた
なんか 旧日本軍の太平洋戦争WW2以前の日中戦争中国侵攻みたいな 線ではなく 点を感じた スモール&少しショッキング
人によりますので 是非 ご覧ください。 俺が合わなかっただけです。
1379km
内線が勃発したアメリカで、戦場カメラマン志望の若者の成長と、彼女を支えるベテラン記者たちをみせるお話。
14ヶ月もの間表に顔を出さない大統領にインタビューする為、NYからホワイトハウスに乗り込もうと企てるベテラン記者たちに、23歳の若者が同行を申し入れ巻き起こっていくストーリー。
人の醜さや残酷さをみたり、それを淡々と取材する先輩記者をみたり、体験したりしてというところで成長していくお話しで、立場や設定は違うけれど、何だか超マイルドな地獄の黙示録という感じ。
なかなか面白い話しだったけれど、ラストのパイセンとの行は、それを撮ってる姿に何を感じさせたいのか…そこからの流れをみるとなんか違和感というか、作り手と個人的な印象にズレがありそうな感じになった。
それにしても大統領ポンコツ過ぎね?
アメリカ人が見る映画
新しい戦争映画
正確には戦争映画ではないかもしれない
戦争映画にありがちな開戦理由やどちらかの正義を問われる事がなく
主人公達は一発の銃弾も撃つことがない、何が正しいのかは全く分からず
首都ワシントンD.C.を目指す下手なホラーより怖い地獄めぐりみたいな
ロードムービー的映画
正義も無くなり無関心だったり逸脱したものも出てくる混沌
オチといいまさにアメリカというものの最後でありこの先はもう分からない
最近はスッキリ勧善懲悪のドッカン映画が多かった洋画の横っ面をひっぱたく様な
映画でとてもいい映画だと思います。
(逆に言えば戦う映画やら爽快感を期待してる層は回避を奨励かも)
なるべくいい音響施設の映画館での鑑賞をお勧めします
小娘
が死ねばいいのにと思った。
こういうコメントは良くないのだろうか。
だが、若い女性とジャーナリストの嫌なところを集約したような小娘だった。
私はジャーナリストと称する人種は大嫌いだし、
若い女性とも可能であれば仕事はしたくない人間だ。
それはこういうことが起こりうるから。
女性であることを利用してあほな男に取り入り、
先輩女性に尊敬してますぅなどど甘言を弄して取り入り、
最終的にはそれらを踏み台にしてのし上がろうとする。
まさにそれを体現した女だった。
ラストで額を打ち抜かれるのが彼女だったらどれだけ小気味良かったことだろう。
だが、死んだ先輩女性もそうしてのし上がったのかも?
ストーリーも酷かった。
なぜ内戦が始まったのか全く分からず、
まるで中東のそれのようでプリミティブで民主国家の欠片もない。
いくら何でもアメリカでこれはない。
観ていてずっとどことは言わないが中国の悪意を感じざるを得なかった。
中国資本の映画?
昨今の世界情勢を見るに付けアメリカがこうなったら、
世界少なくとも日本は終わる。
それを切望する勢力のプロパガンダ映画としか思えない。
今日こそポジティブなレビューを書けると思って足を運んだのに、
期待を裏切られすぎた。
あなたも内戦の最前線に立つことになる
なんの前情報も入れずに観に行ったら、いきなり撃たれてしまった。
心構えが無くなんとなく風刺戦争映画っぽいんだろうな、などと思っていたが、現代の本物の内戦に、いきなり自分ごと立たされてしまう。
戦場カメラマン志望の23歳の女の子も、実のところは全然分かってなかったんだろう。
IMAXで見たおかげで、本当に内戦の最前線に立たされたような臨場感。恐怖と怒りと悲しみと、世界で繰り広げられている戦争もリンクして、こんな世界にしたのは誰だ?と、こみ上げてくるものがある。
彼女とともに、心構えのないまま最前線にいたつもりなのに、彼女はいつの間にか私たちを置いて行く。
覚悟がないなら観るな。覚悟がないなら戦うな。覚悟がないなら…
覚悟を持って世界の指導者が観るべき、そういう映画でした。
【ネタバレ注意です】戦争してる国の指導者に観てもらいたい映画でした。
トーホーシネマズにて、TCXスクリーンDolby-ATMOS字幕版で、10月5日11:55〜13:55の回で視聴しました。
幕間の予告編からも気になっていた作品であり、期待度高めに劇場へと足を運びました。
前半は、後半の為の時間という感じだったので、退屈な時間が多かったです。予告編の雰囲気が微塵にもなかったので、騙された…?と思ってしまいましたね。笑
中盤にかけては、戦争による治安悪化や政府軍VS西部勢力(と思われる)の武装民間人の戦闘、唐突に政府軍VS西部軍の戦闘に巻き込まれたり、戦争を楽しむ系のキチ西部軍に会ったりと、戦争をリアルに描いており『映画を作ったというより、実際の戦争をドキュメンタリー』したかのような感じでした。死亡シーンもリアルできつめなので注意が必要です。
後半〜クライマックスにかけては、映画を終わらせにいっており、中途半端で不完全燃焼ということもなく、とてもよく考えられていました。戦闘車、戦車、ヘリコプターもカッコよくて良かったです。海外なら旧式兵器を買い取れるはずなので、実際のものなんでしょうかね?
ただ一つ残念なことがありましたね。なるだろうなとは思ってましたが、リー・スミス(役:キルステン・ダンスト)を殺す必要ありました?ジェシー・カレン(役:ケイリー・スピーニー)が最後に成長して、リーからジェシーへと時代が変わったというのを描きたかったのは分かります。ただ、身近な人が自分のせいで死んだのに平気でいるのを見ると、急に現実に引き戻されてしまいました。映画だな…と。
ドキュメンタリーは好みではない自分が良かったといえるような作品でした。星5を言い渡せます。見てない人は一回でいいから見てほしいな。色々と考えさせられましたよ。
戦争してる国の指導者に観てもらいたい映画でした。
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