「現代アメリカで内戦が起きたらこんな感じだろうな、というのをリアルに...」シビル・ウォー アメリカ最後の日 はて1984さんの映画レビュー(感想・評価)
現代アメリカで内戦が起きたらこんな感じだろうな、というのをリアルに...
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現代アメリカで内戦が起きたらこんな感じだろうな、というのをリアルに描いています。(細かい突っ込みはヤボなのでやめておきます。)
緊張と緩和の落差が大きく、途中からは緩のシーンになると、「ああ、緩がこのくらいだとすると、次は相当すごいのが来そうだなぁ」と身構えるようになりました。
主人公たちが非武装のジャーナリストで、決してスーパーマンでは無いので、いつ殺されるか分からない、という点でも最後までハラハラして見れました。
従来のハリウッドの大作映画では、国難の際にみんなが結束して戦う、というものが多かったと思います。でも、「実際、あの国ってそんなに一枚岩かぁ」というのが、日本人からの視点では昔からあって、ちょっとした切っ掛けがあれば崩壊するのではないか、という作品もありました。(例えば、亡くなられた伊藤計画さんの虐殺器官や大石英司先生の合衆国シリーズ。)ハリウッドでそういう映画が作られないのは、その映画が「ちょっとした切っ掛け」になりかねないからではという邪推もしていましたが、トランプ政権を経て、国内の分断が当たり前になった当世で、きちんとその状況に向き合う作品を作った、という事かと思います。
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