「ミスのない判断なんてない」シビル・ウォー アメリカ最後の日 ジョンスペさんの映画レビュー(感想・評価)
ミスのない判断なんてない
予告のアオリ具合から想像される戦争映画とはけっこう異なり、米国の分断そのものは織り込み済みで、その先に待つ暴力の姿を描いた戦時下暴力ロードムービーといった趣。ワシントンD.C.まではまったり暴力、最終盤のホワイトハウス突入は本気の戦闘で、種類は違えどどっちもえらい緊張を強いられる。
ラストに大統領射殺とはさすが独立宣言で人民の抵抗権を謳ってる国は違う。わが国だったら絶対そんなオチはつかないだろうが、CAとTXが手を組むぐらいだからトランプ以上に酷い大統領という話なんだろうか。
プリシラ、エイリアンに続いて今年3作目の主役、ハリウッドの河合優実か!という売れっ子ケイリー・スピーニーはニコンFE2を使っているが、現代の報道現場でフィルムカメラのやつはいねーだろとは思いつつ、A24の中の人ならハッセルとかを使いかねない(勝手な印象)。
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