「恐怖を疑似体験」シビル・ウォー アメリカ最後の日 ぽよんさんの映画レビュー(感想・評価)
恐怖を疑似体験
もし、アメリカに内戦が勃発したらどうなるか?
シミュレーションしたような映画だ。秩序は乱れ安全な場所などなく銃を持つ者が圧倒的有利な世界。いつ、誰に殺されるか分からない。突然起こる殺人に恐怖を感じた。その緊張を和らげるように時おり音楽が流れる。この音楽の演出に観客の私も助けられた。戦争中でも日常はあり買い物したり食事をして会話する。狂った世界のなかでも何とか平静を保とうとする。また、傷ついた仲間を気遣い助ける姿勢に救いを感じた。
しかし、命がけの旅でワシントンにたどり着き、取材した最後の大統領の言葉には、絶望しか感じなかった。
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