「なさそうで、ありそうな未来。」シビル・ウォー アメリカ最後の日 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
なさそうで、ありそうな未来。
アメリカでCivil Warと言えば、“南北戦争”であったわけですが、これは二回目の南北戦争?カリフォルニアとテキサスの同盟による“西部軍”と言っているので、東西戦争か?
連邦政府と闘っているのはカリフォルニアとテキサスの同盟による“西部軍”な訳ですが、アメリカ連邦政府から離脱したのは19州という設定なんですね。南北戦争の時でも、離脱したのは南部11州だったので、それよりも多くの州が離脱したという事になります。
でもね、この離脱組が、即反乱勢力かと問われると、直ぐにはそうとは言い切れないのではない気がします。というのも、アメリカ独立宣言では“政府が暴政に転じた場合の人民による抵抗の権利と義務”を宣言しているんですよね。なので、“西部軍”は、その権利と義務を遂行しているにすぎないという解釈も可能なんですよね。その前提として、連邦政府の大統領は“3選目”であるらしいし、“FBIを解散した”と言う描写もあるんですよ。そう言う視点で見ると、非常に興味深いです。
あと、やっぱり暴走する勢力も出るんですよね。途中、どういう勢力で、どういう理由なのかは不明ですが、住民を虐殺している勢力が描かれています。あれは、民兵なんですかね?
いやぁ、でもな。マヂで『なさそうで、ありそうな未来』な気がします。
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