「ドンパチの銃撃合戦とジェシーのわがまま」シビル・ウォー アメリカ最後の日 MiMaさんの映画レビュー(感想・評価)
ドンパチの銃撃合戦とジェシーのわがまま
正直なところ、私には響きませんでした。監督が何か強いメッセージを伝えたかったのは分かりますが、映画全体が銃撃戦に終始しており、その奥にあるテーマやメッセージが希薄に感じられました。
特に主人公のジェシーには終始イライラさせられました。若さや無知というよりも、単なるわがままで、人としてどうなの?と疑問を感じました。彼女の態度や選択が物語をより面白くするどころか、逆にストーリーの進行を邪魔しているように思えました。
そして、クライマックスのシーン、ジェシーが女性報道カメラマンのリーさんの最期を撮影する場面はあまりにも予想通りで、驚きもなく安直すぎる印象を受けました。そして最後は大統領が命乞いをしてあっけなく終了。
全体を通して、映画は観た人に「何かを感じ取れ」と言っているようですが、私にはその「何か」が曖昧で、印象に残るものがほとんどありませんでした。メッセージ性を重視する映画は大好きですが、エンターテインメントとしても、テーマ性としても物足りない作品だと感じました。
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