「新たな時代のニューシネマ」シビル・ウォー アメリカ最後の日 南雲さんの映画レビュー(感想・評価)
新たな時代のニューシネマ
A24的でニューシネマのような戦争映画、思っていた作品と違ったという意見が多いのも納得。プライベートライアン、ブラックホークダウンではなくイージーライダーや地獄の黙示録に近い。アメコミ映画ブームも終わる、最早洋画は日本では受けず、現実世界でも理想のアメリカ合衆国の幻想が崩れつつある。あらすじは無く唐突に始まり唐突に終わる、事細かく考察する意味はない。ただ感じれば良い。
この映画の戦闘描写がリアルなのかどうかわからない、戦争を経験したことがないのだから当然である。ある時期から戦争映画がゲームのように見えるようになった、ゲームがリアルになりすぎたのかもしれないし、実際の戦争はゲームみたいに見えるのかもしれない。
狂った男によって頭に銃を突き付けられた主人公たちは身体を強張らせて恐怖するが、戦場に居る時は笑っている。
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