劇場公開日 2024年10月4日

「アメリカ本土が戦場に‼️。【分断‼️】から、リアルな殺し合い‼️現実だったら?」シビル・ウォー アメリカ最後の日 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0アメリカ本土が戦場に‼️。【分断‼️】から、リアルな殺し合い‼️現実だったら?

2024年10月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

とても衝撃的にして画期的戦争映画でした。
あまりのことに、息もつかずに、没入して観た。
監督・脚本はアレックス・ガーランド(1970年生まれ)
アメリカの内戦?とは目の付け所が鋭い‼️
ベトナムや朝鮮戦争で、他国で代理戦争をする汚い国に、
遂に国内での内戦勃発の殺し合いか?
焼きが回ったか?と思った。

《Dolby cinéma 字幕で観たのでの、Dolbyの没入感と爆音、
リアルな戦場の臨場感が半端なく、私は確かに
戦場を逃げ惑っていました。
《ストーリー》
アメリカの19の州が政府に反旗を掲げて、国土は政府軍と西部勢力の
内戦になったアメリカ。
反政府軍はカリフォルニア州とテキサス州ですが、アメリカって州毎に法律も
違う位で、州はある意味で沢山の国が集まった違う考えの人々の集まり。
民主党と共和党の2つに分断されてるのだから、
《民主党軍🆚共和党軍》ならもっと分かりやすい・・・が、
まぁ、それはさすがにできませんね!!

ワシントンD.C.の陥落が迫った中、
有名女性カメラマンのリー・スミス(キルスティン・ダンスト)と、
WPの記者などジャーナリスト4人が、ホワイトハウスを目指して、
白いバンに乗り、大統領のインタビューを敢行しようと
ホワイトハウスに向かうロードムービー的映画でもある。

この戦争、【何が目的で戦うのか?】
これが判然としないので困ります。
大義の為でもない。
理想の為でもない。
《独立のため》との言及もあったが、西部勢力が勝ったら、
何をして、どこがどうなるのか?設計図さえない。

案外、気に食わない、目障り、嫌い・・・ムカつく、
そんな感情的な《好き、嫌い》が戦争にまで発展して殺し合う・・・
そんな危惧さえ抱いた。

国土を守るために戦う《ウクライナ》の戦争とは真逆の
クレージーな戦争。
A 24はとんでもない映画を世界に送り出したものです。
ある意味、ドローンで見えない敵を倒す現代の戦争の
【ゲーム的側面】も見えてくる(兵士に顔がないし、誰でもいい)
なのに真に迫り変に生々しいのです。

そして起こる分断。
良心🆚悪
良心と悪の対決ならまだ分かる。
そんな大義なんかないのだ、
あるのは排除。

そしてまだ良心を持っているリー・スミス(キルスティン・ダンスト)と、
WP誌の老記者・サミー(スティーブン・マッキンリー・ヘンダーソン)
2人は、正義の意味が分かっている。経験と常識の蓄積がある。
若い割り込んで来た戦場カメラマン志望の若い娘
ジェシー(ケイリー・スピーニー)
ジェシーは2度もサミーやリーに命を助けて貰っているのに、
なんの恩義も感じていない不届き者。
あるのは幼稚な売名に手柄と功名心のみ。

そしてこの映画はお金をじゃぶじゃぶかけた大作映画ではない。
大スターはほぼ居ない。
スクリーンはシネマスコープよりやや小さい。
やや両幅が狭めのスクリーン。

意外なことに《人の命の大切さ》を強く感じたんですね。
それだけ登場人物のリー・スミスと老記者のサミーは
人間的な魅力があった。
キルスティン・ダンストの土気色の荒れた肌、疲れ切り
戦いに疲弊していく姿は、老婆のようにも見えて本当に真に迫り
彼女(リー・スミス)の報道なら、私は信じられる。
ジャーナリスト・・・サミーも、車を運転して助けに来るシーン。
長年の経験値が生きたシーンだった。

ほとんどの兵士、西軍も政府軍も殆ど見分けなんか付かない。
ただ1人、気をはいたのは、赤いサングラスのジェシー・プレモンス。
彼の出演シーンの10分程は、凍りつきました。
(これが戦争の狂気か!!)

【死と隣り合わせの戦場】へ好んで赴くカメラマンそして記者。
キャパも沢田も地雷で死んだ。
一枚の写真、一言の談話・・・その為になら、
「死ぬことも辞さない》
ひよっこカメラマンのジェシーも、そんな覚悟を決めたのだろう‼️

この映画が《嘘でフィクション》と切り捨てられないのが、
《本当に怖い!!

琥珀糖
seiyoさんのコメント
2024年10月6日

8月にクレジットカードに身に覚えがない請求があったんです。
1万円。
すぐ確認をとったところ、すぐ不正利用がわかり返金されましたが、イオンでチケット購入したあと、不正利用があったんです。
だから、イオンのインターネット購入はやめようかなと、ちょっと思っています。
でも事前購入は便利ですよね

映画館はすいている方が良いですよ
何で混んでいるのか不思議でした

seiyo
seiyoさんのコメント
2024年10月6日

コメントありがとうございました。

琥珀糖さんもトラブルありで、チケット代残念でしたね

実は私も、10/1はファーストデイだったので、チケットは事前購入し、仕事帰りに映画館に行こうとし、あと少しで映画館と言う所で携帯を仕事場に忘れてしまい、取りに戻ったので、泣く泣く諦めました。
サウンドドリームを観る予定でした

seiyo
seiyoさんのコメント
2024年10月6日

こんにちは~。
琥珀糖さんは5ですね☺️

ジェシープレモンスさんの演技は狂気でしたね

seiyo
シネマディクトさんのコメント
2024年10月6日

共感&コメント、ありがとうございます。まさに貴レビューのタイトルにあるように、あの軍人は『不寛容と排除』の権化ですね。あんな短いシーンで、作品のテーマがズシンと伝わるようでした。

シネマディクト
talismanさんのコメント
2024年10月5日

🔺同感

talisman
レントさんのコメント
2024年10月5日

こんばんは。他の方もレビューに書かれてますがジェシーに対する風当たり強いですね。確かに身を挺して守ってくれたリー対して一瞥をくれただけでそのまま撮影に向かう彼女の姿は冷酷非情にも見えますね。でも私は彼女はリーの映し鏡だと思いました。リーの若かりし頃の姿、その彼女が修羅場を潜り抜けてどんな戦場でも恐れずカメラを向けられるようになった。まさに昔のリーもそうして戦場カメラマンとして成長したのだと思います。一般人からしたら人が撃たれて亡くなる様子を平気でカメラに収めるなんて血も涙もないことのように見えますが、彼らは心を鬼にしてそれをフィルムに収めます。何が起きてるのかを世界に知らせたいという強い使命感がそうさせるのだと思います。だから自分の命の危険を冒してでも彼らは戦場に行くのだと思います。

レント
bionさんのコメント
2024年10月5日

僕はIMAXで鑑賞しましたが、戦場さながらの恐怖を感じました。
銃弾に当たれば死ぬ。エンタメ感なしの緊張感で、喉もカラカラです。

bion