「根底にある恐怖」シビル・ウォー アメリカ最後の日 めるさんの映画レビュー(感想・評価)
根底にある恐怖
日本での公開は一年遅れという記事をみた。アメリカ大統領選を間近に控えた今、公開としてはちょうど良いタイミングだったのかもしれない。余談やけど、日本公開に尽力した関係者の方には毎度感謝しかない。
特に内乱が起きた経緯とかは描かれずいきなりスタート。銃撃の音が足元にも振動として伝わってきて、こちらまで戦地にいるような気持ちになる。ただ、普通ではないのがアメリカの中で起きているということ。あんな光景を間近で見続ける記者もまた気持ちを押し殺して、自分の使命をまっとうするために闘っているんやろう。
人間は自分とは異種のものに恐怖を感じると何かで読んだことがある。その恐怖はやがて嫌悪となり憎しみの元になると。アメリカの歴史もまた差別との戦いであったり、他国と戦争をしたり、根底には恐怖という存在が常にあるのかもしれない。自由の国といいながら、自由を維持するためにルールが多いのもまた然り。
次々と死んでいく人たちを横目に記者たちがみる最後の光景は?それはぜひ劇場で!これは映画館で観るべき映画です🎬
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ひでちゃぴんさんのコメント
2024年10月5日
めるさん、共感&コメントをありがとうございます!このラスト後のジェシーの胸にはどんな思いが去来するのか、いろいろと想像してしまいました。リーのようなジャーナリストになってほしいと思います。