「現代アメリカの内戦が舞台である必然性がないです」シビル・ウォー アメリカ最後の日 GFさんの映画レビュー(感想・評価)
現代アメリカの内戦が舞台である必然性がないです
一言で言うと、若い戦場カメラマンが、悲惨な戦場の光景や仲間の死を乗り越えて、一人前のカメラマンへと成長する物語です。
現代アメリカの内戦が舞台である必然性はありません。他国の戦争が舞台でも構わない。まあ、政府軍か反政府軍かもわからず、ただ銃を打ちまくっている人とか、どっちにも属さない町が出て来たり、バラバラなところがアメリカらしいのかも知れませんが・・・
でも、カリフォルニア州とテキサス州が一致団結して、ワシントンを襲撃するとか無理ですよね。ママさんバレーの大会なら、州の代表チーム同士で対決とかあるかも知れませんが、同じ州に住んでるからって、政府側か、反政府側のどっちかに、住民全員の意思を統一出来るわけなく、それだけで住民選挙になったり、デモが起こったり、大騒ぎになると思います。
それと、ホワイトハウス襲撃って、いくら混乱の中とはいえ、最後は、数名の兵士だけで突入ってことないでしょう。残りの兵士はどこへ行った? しかも、銃撃戦ですか? 今の時代、大統領の居場所を突き詰めて、ミサイル一発撃って終わりじゃないですかね? 米軍が中立で、州の軍隊だけで戦っているなら、そんな高度な武器はないのかもしれませんが、戦闘機も飛び回っていたはず・・・
そういうところが、気になるので、舞台は、架空でもいいので、どこか小さな国の内戦とかのほうが、戦場カメラマンの成長物語には向いている気がしました。
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