「映像美に呆然とする2時間」ガール・ウィズ・ニードル さとうきびさんの映画レビュー(感想・評価)
映像美に呆然とする2時間
石畳の町並み、クラシカルなロングドレス、シャープなモノクロの映像美。
そこに描き出される、馴染みのない北欧の暮らしぶり。
あまり風呂に入らないとか、洗顔時に脇も洗うとか、貧しくて、食事は茹でたじゃがいもだけでも寝具にはニットやレースが使われているとか。
ちょっとグロテスクなシーンもありますが、ストーリーの為に最低限必要なだけに極力抑えられていて、ビビリの私でも嫌な思いをせずに観ることができました。
人は暮らしが行き詰まると愚かな選択もするけれど、過ちを償う努力を諦めない事が自らの心を救う唯一の方法だという寓話が、美しい美しい映像で語られる2時間。
お勧めです。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。