劇場公開日 2025年8月22日

パルテノペ ナポリの宝石のレビュー・感想・評価

全53件中、1~20件目を表示

4.0ソレンティーノにしか作れないぶっ飛んだ"わが街映画"

2025年8月17日
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鑑賞方法:試写会

笑える

驚く

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清藤秀人

3.5ナポリが美しい

2025年9月23日
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難しい

驚く

斬新

主人公であるパルテノぺと舞台のナポリがとても美しかった。ただ、字幕が直訳すぎるのか理解に苦しむシーンもあったが、パルテノぺと同じ様に流れに任せて楽しむようにシフトすれば途中から気にならなくなった。
あと、タバコ吸いすぎ、、、

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KS.M

5.0美人という設定の役を実際に綺麗な人が演じれば

Mさん
2025年9月22日
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それだけで映画は成り立つということがわかった。
ストーリーなどはわからなくてよいので、若い日のパルテノぺが映っていない場面を全て削除して60分くらいにすれば、さらによかった。

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M

3.5パルテノペは美しかったが

2025年9月14日
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鑑賞方法:映画館

難しい

カワイイ

1950年、南イタリアのナポリで生まれた女の子は、ギリシャ神話に登場する人魚の名前であり、ナポリの街を意味するパルテノペと名づけられた。美しく聡明で誰からも愛されてたいパルテノペは、繊細な兄ライモンドと深い絆で結ばれていた。成長するにつれ美しくなっていったパルテノペだったが、彼女が輝きを増すほど、兄は孤独を感じるようになっていき、自殺をしてしまった。その後のパルテノぺは・・・そんな話。

イタリアのナポリはギリシャの植民都市パルテノぺを起源としてるそうで、キリスト教カトリックにも詳しければ色々なセリフが面白いかもしれないが、残念ながらそこまでの知識と教養を持ち合わせてなく、難しかった。
パルテノぺの一生をナポリの歴史に例えているという事らしいのだが、いろんな人たちに征服されてきたという意味なのだろうか。
海の風景は美しかったし、主人公パルテノペ役のセレステ・ダッラ・ポルタは宝石に恥じないくらい美しかった。脱ぎっぷりも良かった。
最初、サブスタンスのマーガレット・クアリーに似てるな、とも思った。
彼女の今後の作品にも期待。

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りあの

3.0ビジュアルと頭が良くてお金持ちでも幸せとは限らない

2025年9月13日
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鑑賞方法:映画館
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ひでちゃぴん

4.0シーンの美しさに感嘆

2025年9月10日
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鑑賞方法:映画館

劇場予告編で見た感想は、主演女優のどこが美しいのか全く理解できなかったコト。ところが本編では美しくキュートに、さりげなく地味にと女優の魅力を最大限に引き出している。しかも風景や何気ないシーンのどこを切り取ってもその構図と撮影手法に感心させられる。ストーリーなどはどうでもよく、シーンの素晴らしさに感動した136分。この監督イイね。

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T K

2.5タバコ喫い過ぎ

2025年9月9日
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鑑賞方法:映画館

女性の夢みる人生(のひとつ)を描いているようにみえるけど、そこはかとないオトコ目線がちょっとめんどくさい。
カトリックに馴染んだ人なら色々ピンとくるのだろうが、よく分からないシーンにモヤモヤさせられた。まあ、これは仕方ないな。
主演女優は残念ながら美人なだけで華がなく、あの「大女優」に呑まれていた。
という訳で、貶してばかりでアレだけど、海の風景は、エンドロールの波の音と共に地中海へといざなってくれた。

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ひろちゃんのカレシ

1.5片瀬那奈さんが

2025年9月9日
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鑑賞方法:映画館

単純

難しい

カワイイ

我々を何処に連れていこうとしてるのか?まるで解らない。ちょいヒキの画角の連続も苦痛。
こんなのに限って目が冴えるんだから。

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トミー

5.0美しいナポリの海を背景にして描く美しく聡明なイタリア人女性の一代記

2025年9月9日
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鑑賞方法:映画館

Buon Giorno!

我々の人生において人との関わり合いというのはとても重要で、かつ、素晴らしいことです。でも、けっこう難しくて厄介なものでもあります。人がまわりの人に何かを求めてもその求めたものがその人から得られるとは限りませんし、同様にして、まわりの人から何かを求められてもその人にその何かを与えられるとは限りません。それでも、それなりの距離感で接することのできる人なら問題ないのですが、相手が家族であったりしたら、たいへんです。

この物語の主人公、20世紀の折り返し点にあたる1950年にイタリア•ナポリで海中出産にて生まれ、人魚の意を持つナポリの旧称にちなんで「パルテノペ」と名づけられた女性(演: セレステ•ダッラ•ポルタ)は幸せになるために生まれてきたはずでした。家は裕福で彼女も美しく聡明に育ちました。でも、繊細な彼女の兄は永遠に求めることのできない身近な存在に耐えきれなくなって自死します。このことがあってから、彼女は父親とも母親とも気軽に甘えたり、甘えられたりする関係ではなくなり、「家族」というのは彼女にとってトラウマになりました。

序盤に印象的なシーンがあります。彼女は浜辺でアメリカの有名作家ジョン・チーヴァー(ゲイリー•オールドマンが好演してます)と出会い、彼の作品はみんな読んでいてファンである旨を伝えるのですが、彼から「あなたの瞳は光を失っている」と告げられます。そう、幸せになるために生まれてきたはずの人生に不幸せが影を落とし始めていたのです。

彼女はまずは女優を目指しますが、結局は彼女の恩師になるマロッタ教授(演: シルビオ•オルランド)に導かれて人類学の分野で学究の道に進むことになります。この教授がなかなかの人格者でとてもいいです。私はすっかりファンになってしまいました。この映画、主人公のパルテノペはもちろん魅力的ですが、それを取り巻く中年以上のおじ(い)さんたちが負けず劣らず魅力的です。前述のチーヴァーやらマロッタ教授やら、パルテノペの名付け親の提督とか、妖しげなならず者の神父とか。

そして、パルテノペが登場人物それぞれと交す会話にも引き込まれます。哲学的な禅問答のようでいて、実はもっと俗っぽくて人生の大問題をかわしながら生きてゆく術がつまっている感じ。この作品のストーリー運びもそれら会話の面白さとともに少しずつ予想をはずして進んでゆくような感じがあってとてもよかったです。

1950年のパルテノペ出生から始まった物語は2023年 彼女が学者としてのキャリアを終えるところまで続きます。家族という概念がトラウマになっていた彼女は結婚もしなかったし、子を持つこともありませんでした。幸せになるための条件に十分すぎるほど恵まれていた彼女は、結局、不幸せな人生を過ごしてきたのでしょうか。恩師のマロッタ教授は彼女に人類学で大切なことは「見る」ことだと彼女に伝えました。海を始めとする美しい自然や様々な人々を見て、彼女は十分に幸せだったのではないでしょうか。

エンドロールでは地中海の波の音が流れます。映画内では地中海の美しい風景が展開されました。でも、そういった自然の力とともに、ちょっと逆説的にもなりますが、人間の持っている力の素晴らしさ、芸術性みたいなものを感じさせる作品だったように思います。

Grazie.

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Freddie3v

5.0今年最も美しい映画

2025年9月7日
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全てのシーンがため息が出るほど美しい。
何度観ても全く見飽きないだろう傑作。

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たら猫

4.0眼福映画かと思ったらそれを超えていました

2025年9月5日
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知的

ドキドキ

カワイイ

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ひぐらし2(ひぐらしから引継ぎ)

5.0「今、考えているところ」

2025年9月4日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

この映画は私にとって110点 e lode。ソレンティーノ映画で女性が主人公の初めての作品。海の中で生まれたパルテノペはナポリそのもの。屈託なく機転が利いて怖いもの知らず。彼女の未来は明るく眩しい。でもいつまでも幸せではいられない、誰だって同じように。

出会うべき作家と出会ったら全作品を読まずにいられない。パルテノペもそんな女子大生だ。その作家と本当に出会うとは。ヘミングウェイのようにいつも酔っ払っているアル中おじさんがトーマス・マンの「ベニスに死す」の老人作家であれば、パルテノペはタジオだ。その小説と同様、楽園のカプリにも影が忍び寄る、兄の死とコレラ。パルテノペの太陽の笑顔は月の微笑みと涙に変わっていく。

思考の底にたゆたいながら独りでいつも考えナポリの暗部を見て自身も辛い経験をする。自分の指導教授とは、必要で大事なことほどなんでも話せる。パルテノペはいつも考えている。人について考える学問に関心を持ち研究を続けるパルテノペ。指導教授に応募を薦められ就職したトレント大学に定年まで勤めた彼女を私は尊敬する。自分が定年退職したらナポリ大学の自分のポストに来ればいいと指導教授は言っていた。でもパルテノペはそうしなかった。そんな彼女も私は尊敬する。

自信に満ちて屈託なく輝き色々な誘惑を巧みにかわし、一方で失望と暗さを抱え込んで不安でいっぱいになる。どんな女性にも思いあたる。美しく神話的なパルテノペも例外ではない。最後は泣けて仕方なかった。

映像の美しさに息をのんだ。ナポリで生まれ育ったソレンティーノの愛が思いっきりナポリを美しく見せている。まだ行ったことがないナポリ。いつか行ける時が来るだろうか?行ってみたいような、行きたくないような所、ナポリ。

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talisman

4.5パルテノぺの美しさに溺れた

2025年9月4日
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傑作「グレート・ビューティー 追憶のローマ」のパオロ・ソレンティーノ監督作。

舞台は監督の故郷という南イタリアの港町ナポリ。あまりにも美しい女性パルテノペの生涯をノスタルジックに描いた。

意図せぬ悲劇。
美しいことは罪なのか。

2020年、年老いてなお凛として美しいパルテノぺ。失ったものは若さ。その抗しがたい無常感に激しく感動する。彼女は本当の恋を知らなかったのかも知れない。

パルテノぺを演じたのは本作がスクリーンデビューというセレステ・ダッラ・ポルタ。その美しさに溺れた。ナポリの美しさとともに圧倒的だった。

年老いたパルテノペを演じたステファニア・サンドレッリ、そしてパルテノペと運命的な出会いを果たす作家を演じたゲイリー・オールドマンも記憶に留めたい。

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エロくそチキン2

3.5見た目の綺麗さやインパクトとかの雰囲気を味わったり、 主人公の綺麗...

2025年9月3日
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見た目の綺麗さやインパクトとかの雰囲気を味わったり、

主人公の綺麗さを見たり(晩年の女優も含め)、

そういうのなら良いけど、

ストーリーは全然理解できなくて、

途中まではついていけなかった

終盤近くなるとなんとなくわかってきたけど、

ラストはいまひとつかな、

すっきりした感じではあったけど

でも、よく考えたら、

一昔前のヨーロッパ映画って、こういう、

よく分からないけど悪くないかも、的なスタンスだった気がする

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jung

5.0妖艶でとても芳醇・贅沢な映像体験!

2025年9月2日
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興奮

知的

ドキドキ

眩いばかりの圧倒的な映像美に、イタリアならではの芳醇なエロスが満載、おまけに歴史的・宗教的な豆知識にも触れられお腹いっぱい。青い海と極彩色の対比も、古き良きイタリア映画を彷彿とさせる。随所にフェリーニ、ベルトリッチ、アントニオーニ、トルナトーレ他の巨匠へのオマージュが感じ取られる。主役の女優さんの魅惑的なこと、そしてその老齢期を、私が勝手にイタリアの京マチ子と思っているステファニア・サンドレッリが演じていて至福の限り。もっともっと今作のようなヨーロッパ映画を上映して欲しい。

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羅生門

3.0イタリアの景観が、衣装が良い

2025年9月2日
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泣ける

知的

難しい

1950年からパルテノペが成長していく時系列で話が進んでいく。
景色というかロケ地をめぐりたい。
ナポリやけど。。。

芸能界や宗教、美と知が揺れ動く。
すべてを理解するのは難しい。

兄心弱すぎ

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four7777

4.0美しい情景の中でイタリア式禅問答(?)をゆったり眺める映画

2025年9月1日
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悲しい

知的

難しい

好き嫌いが分かれる映画ですね
(私は十分、楽しめましたが)

 数回予告編を見ただけの、予備知識ほぼゼロで観ました

 R15指定なので、いわゆる官能映画なのかも、と思いましたが、それなりの性描写はあるものの、全く違いました

 人類学を志す美貌の主人公が、ナポリという封建的(?)な土地、しかもかなりの名家の出という環境に縛られながらも、哲学的(?)な自己探求を続ける人生を、ゆったりと眺める、という映画です
 舞台は、(最後は現代まで描かれますが) 主に60〜80年代が中心なので、その時代背景、価値観ありきの物語ではあります

 全編にわたって、禅問答のような会話劇が繰り広げられます。イタリアという国柄のせいなのか、イタリア語の特性に由来するのか、はたまた単に翻訳が今ひとつなのか、理由は定かでないですが、一つひとつの会話がかなり難解です。
 人類学の予備知識を前提に作られている訳ではないと思うのですが、ちょくちょく「ちょっと何言ってんのか分かんないんですけど」状態に
(まぁ、そういう解りにくさ自体も余白として楽しめるマインドは必要かもです)

 ナポリという舞台と、主に主人公の美貌のせいで、映し出される情景は常時美しくゆったりとして絵画的なのに、そこで展開される物語には、色々と頭を使わせられる、そんなギャップがあります。
 そのへんはA24映画っぽいですね

 今どきの、全てわかりやすく説明してくれる映画ではないので、そういうのを求めている方々にはあまり向かない(評価されない)可能性はあります

 あと、本作のメインテーマではなさそうですが、少なくともあの時代、ナポリってかなりの大都市ではあるものの、(ローマやミラノなんかと比べて)ずいぶん"田舎扱い"されている(いた)ように感じました
 そういった土地柄や地元への愛着が主人公の人生に大きく影響しているのは確か。その辺は、身近にイタリア人がいたらぜひ色々と聞いてみたいところです

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K2

3.0ゆったりと時間が流れる

2025年8月31日
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ナポリの美しい海と、美しいパルテノペ。ゆったりと2つの美しさが流れる映画。若いときのちょっとした気まぐれが、人生を大きく変えていく。自分の青春時代を思い出しながら、映像に浸った。
少し哲学的であり、アクションでも恋愛でもない、どちらかというと1人でじっくりと楽しみたい映画。
大きな映画館で、観客が数人だったのは寂しい限りであった。

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じん

2.0心地よい時間がキープできず……

2025年8月30日
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才色兼備の女性の生涯を描く作品だったとは思うのですが……

主演女優やナポリの風景の美しさは素晴らしい。

思わせぶりな台詞と禅問答のようなやり取り。
単なる奔放なのか、心までは許してないのか。

序盤中盤は掴みどころのない展開こそが心地よく過ぎていくのですが、終盤近くで謎の展開も多く、ラストも「その終わり方?」という気持ちの方が大きかったです。

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よして

4.5ナポリ賛歌

2025年8月30日
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斬新

パルテノペの美しさ礼賛がメインかと思いましたが、家族関係や学生時代、仕事も核になっていました。

突然何十年も年を取ったパルテノペが出てきたときは、普通の老婦人にしか見えず、残念な気がしました。しかし、回想場面のあとナポリを愛する軍団が通り過ぎてからは、自分の過去を背負って生きた独立した女性に拍手を送りたいと思いました。
どんなひとにも若い時があるのですよね。今まで、そのときときの判断が現在の自分をつくっているのだと感慨深かったです。

一生ナポリを離れることのなかったパルテノペと、素晴らしすぎる海の景色を通して、ナポリへの愛を感じました。

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Mikikar