「ムンバイと東京、幻想、光」私たちが光と想うすべて 明菜さんの映画レビュー(感想・評価)
ムンバイと東京、幻想、光
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すごく良い映画だった。
人が多くて仕事がある都会、ムンバイと今わたしが住んでいる東京という街がリンクして、異国の風景を見ながらも自分と重ね合わせて見ることができた。
「『どんなにどん底の生活でも気張ってやっていく』それがムンバイの気概だ」
「幻想をみていなければおかしくなる」
※セリフはニュアンスで正確では無いと思います
私が好きな青森のねぶた祭りと重なって見えたお祭りのシーンも、村の海と似ている東北の海辺の風景も、私にとっての生きていくための幻想。
遠くにいるパートナーを想うことは光だけれど、迎えに来られて「来てくれ」なんて言われたらそれは光ではなくなってしまう。私には私のキャリアと人生があるし、遠く離れているからこそ想えるのであって、近くにいたらそれは現実になって苛立ちや困難に変わってしまうから。
久しぶりに映画館で登場人物の恋愛感情にも共感することができました。
私たちは光を感じ幻想を抱えながら生きている。私にとっての光や幻想ってなんだろう。
そんなことを考えながら帰る素敵な夜をもらいました。ありがとうございました。
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