「人はそれぞれ思い通りに行かなくたって、時は経過していくもの」私たちが光と想うすべて ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)
人はそれぞれ思い通りに行かなくたって、時は経過していくもの
主要な登場人物たちはそれぞれが、思い通りにならない人生を送っています(海外に仕事で行って連絡もおぼつかない夫・信仰が異なる男女・【名前】の無い女性など)。
かなり深い問題で、どうすれば解決するのか糸口も掴めませんが、いつも降り続けている(感じがする)ムンバイの雨のように、劇的に何かが変わってはくれません。
それでも時間は誰しも同じように過ぎて行って、それに伴い人の意識も同じところに留まり続けるのではないのかな?そんな印象を与えてくれるような作品だった気がします。
都市から地方へ移動して、海を身近に感じたら、何となくですが心が穏やかになったのかも。
何かが起こる訳ではないので、一点集中して観るよりも、風景なども含めてスクリーン全体をぼんやりと眺めて空気感を味わう、それが良いのかもしれません。
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