サブスタンスのレビュー・感想・評価
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美意識の果てがこれか、とは思えなくて
血みどろ最終決戦は面白かったんだけど、うーん。
ちょっと途中までで飽きちゃったかも。
結局、自分との喧嘩? うーん。
メイクが決まらなくて外に出れない、のは共感するけど、ドタキャンで連絡取れず待つ方が多い側としては、一言連絡してあげてよと思った。
デミー・ムーア様の演技が圧巻❗️
予告編のイメージとは違った。ここまでホラーとは思わなかった。それにしてもデミー・ムーアの演技は素晴らしかった。圧巻❗️
オープニングとラストは今のエンタメ社会、男社会、株主を皮肉る内容は評価したい。
ただ、ホラーにしなくてもこの作品は成立出来たはず。敢えてホラーにしたのは監督の強いメッセージなのかもしれない。デミー・ムーア様には脱帽。0.5おまけ。
面白くない(笑)
空前絶後のホラー映画でした。
デミ・ムーアの女優魂を強く感じる作品。映画では50歳だが、現在62歳。「ゴースト/ニューヨークの幻」があまりにも有名だが、それ以外で評価を受けた作品は知らない。この作品はカンヌで絶賛され、ゴールデングローブ賞も獲った。オスカーは逃したが(皮肉にも今作品では元オスカー女優)彼女にとっての最重要作品になったと言えるでしょう、。
予告編で何度も観てて、おそらくいかがわしい注射とか薬で超若返えるんだろうと思ったが、(冒頭画像のように)卵に何かを注入したら黄身が2つになるような形で、デミ・ムーアの背中から脱皮するという姿にとにかく驚愕。その後の展開はAIが完璧な若き美女を作ったように生まれたスーことマーガレット・クワリーに目を奪われたが、はちゃめちゃなバトルやグロテスクな画像が機関銃のように押し寄せ、なんやねんこの映画は!って感じになりました。
映画としての迫力と斬新性は今期観た映画でトップクラスですが、好き嫌いあるな〜。
あまりジャンルとして観ない映画ですが、。私のホラー映画No.1にしておきます、。
感想難しいが
何かすごいもの見たのは確かである。
スクリーンを見るのがキツくなったのも帰りたくなったのも久しぶりだった。
時間を追うごとにエロティックになりホラーにもなりスプラッターにもなりバイオレンスになる。
「ゴースト」のデミ・ムーアを知っている私の世代からすればBBA扱いされるのは心外だったが物語ははそんな感傷に浸るヒマもなく進んでいく。
「え~まだ終わらないの~勘弁して~」と言う感じでキツさが増していく。
エンドロールが流れるまで落ち着く瞬間がなかった。
採点が低めなのは私の採点の基準が「見て良かった度」だからで、正直この作品は見なくても良い、むしろ見ないほうが幸せの部類だったからだ。
だが矛盾するようだがみんな見てほしい。いろんな感想聞きたい。
そんな作品だった。
追伸, デートには向かないと思う笑
リアルホラーでガツンとぶん殴られる
やってくれたね。大人の寓話の範疇を超えた破壊的ラストに完全ノックアウト。
ルッキズムやアンチエイジングがテーマであることをすっからかんに忘れてしまった。
ジキルとハイドみたいに入れ替わるかと思っていたら、なんと若いバージョンが脱皮して生まれる。もう、SFでもない。
出てきた若いバージョンが、古いバージョンの背中を、魚の干物を扱うように
荒っぽく縫い出す。仮縫いかと思えば、そのまま本縫いしてしまって、もう笑うしかない。
どうせお前らは、意識高いことを再確認しにきただけだろ。そういう上っ面野郎はな、大晦日ショーを見にきた観客と同じショックを与えてやる。
リアルホラーで、ガツンとぶん殴られる作品でございます。
いや〜女性の若さと美に対するこだわりって本当に怖いもんですね〜
エスカレートぶっ飛び具合
現代を反映した超絶カルト作の誕生
サブスタンスは2025年のベスト級!
「サブスタンス」を遂に観た!これは期待通り2025年のベスト級作品が確定した!(ネタバレなし)
★コラリー・ファルジャ監督の映画は一本の大きな筋が通っている。短編「リアリティ・プラス/リアリティ+」、デビュー作「REVENGE リベンジ」の延長かつ集大成ながらも批評的な視点を軸に、最小限のセリフとアートのような構図と映像美、過激で印象的な映像表現で現代のルッキズム、エイジズム、セクシズム、若さへの執着思想等を痛烈に批評している。また、うす汚い男性たちへのミサンドリー描写をリアルに描いておりこれも素晴らしかった。
前半はSF風味、中盤はボディホラー、ニューロティックホラー、終盤はスプラッターホラー、全体的にはブラックコメディに着地する映画的冒険を仕掛けたのは本当に見事だった。
あの赤と白で統一されたテレビ局のスタジオのトイレは、スタンリー・キューブリックの「シャイニング」のようでもあった。
(コラリー・ファルジャ監督は好きなはず)
最後にキレて血塗れでぶち撒ける強さがある。映像作家として才能と勇気がある稀有な監督だと思う。
デヴィッド・クローネンバーグ監督をオマージュしたボディホラーと思ったら、終盤は「遊星からの物体X」を更に気持ち悪くしたモンスターの出現(モンストロ・エリザスー)、血塗れのスプラッターホラー描写への急激な着地には本当に圧倒された。
あの血飛沫は観客である”私たち”にぶちまけられていたのは間違いない!
華やかな女優人生を賭けてまで怪演したデミ・ムーにはアカデミー賞主演女優賞を獲得して欲しかった!「ANORA/アノーラ」のマイキー・マディソンよりもデミのほうに鬼気迫る女優魂と狂気を感じる。若き美しい女優、スーとして生まれ変わったマーガレット・クワリーも大胆な裸体を晒すなど本当に素晴らしい演技だった。
忘れられないのは大物TVプロデューサー、ハーヴェイ(デニス・クエイド)の汚いシュリンプの食べ方、臭いタバコ描写等、男性への嫌悪や蔑視をリアルに描いていたのも印象的。(コラリー・ファルジャ監督はミサンドリー描写が多いのも特徴的) ハーヴェイという名は、逮捕され収監中のハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインを想起させる。
終盤、ハーヴェイが株主の爺さん8人を引き連れて、スーに会いに来たカットも気持ち悪かった!まるでお台場のテレビ局の経営陣のような醜悪な描写だった。
(備忘録)
冒頭、目玉焼きが増えるサブスタンス注入描写はドラえもんのバイバインのお話(栗まんじゅうが倍に増える話)を想起させる(懐かしいよね…)
直後、元トップ女優の栄枯盛衰をハリウッドのウォーク・オブ・フェィムの星形プレートの作成工程でサラッと見せる描写はとても冴えており感心した。またラストのモンスターが星型にしがみついて安堵する表情、そして道路清掃カーに拭き取られていく哀しさを映像だけで魅せる力量に賛辞を贈りたい。
これぞ映画!
この映画を「ホラー」「グロテスク」などで完結してしまうのは違うし、それを理由に観ないのは勿体ない。
「グロテスク」にならざるを得ない、人間の欲望が真正面から描かれ、
「グロテスク」になればなるほど、主人公の苦しみ・悲しみ・絶望が体感として伝わってくる。
観終わったあと、鏡に映る自分を観てホッとした人も多いのでは?
今の自分を大事にしていこうと思ったのでは?
周りの価値観に流されてはいけないと強く思ったのでは?
後半、失笑する男性の笑い声が劇場に響いた。
この衝撃をもってエリザベスを笑う人は、作品に出てくるあのプロデューサーと同類だと思った。血しぶきを浴びせてやりたい。
そして、デミ・ムーアには女優賞を贈りたい。
ルックがいいボディーホラー
美しさへの執着が辿る末路
見た目の美しさを求め続け承認欲求をいつまでも手放せないエリザベス、禁断の薬に手を出したことから辿る末路が強烈。グロテスクでキャッチーで、とても個性的なホラー作品でございました。
女性なら誰しもが感じる老い。若い時にちやほやされた美人女優でも、歳を重ねると態度を変える周囲。デミ・ムーアは今も勿論美しくスタイル抜群ですが、今が旬のマーガレット・クアリーと比較すると当たり前に霞んでしまう。本作の主演を引き受けたデミ・ムーアの女優魂にまず感動です。
予告編から想像するよりもガッツリホラーで、痛々しくグロテスクな描写を長くアップで映し出すのも印象的。ただ最後の展開はもう何がしたいかエリザベス本人も分かってないでしょうよというぶっ飛び展開で、血塗れ地獄絵図に思わず笑ってしまいました。笑
女性なら共感したり、怖くなったり、ムカついたり、色々感情が動く作品だと思います。面白かったです。
それにしても、朝からセクシーエクササイズを放送するアメリカって凄いな。笑
最高に面白い
デートにはお勧めしない
とてつもないブッ飛び具合が最高! 特に後半はホントにパワフルで圧倒的!!
主人公の人気女優エリザベスは50歳の誕生日に老いによる実質上の解雇通告を受け、意気消沈する中、“サブスタンス”なる謎の薬品と出会う、それは再び若さと美貌を手に入れる夢のものではあったが・・・という話
予想をはるかに上回るホラー具合に面食らい、どんどんエスカレートし転がり落ちていく悪夢のストーリー展開にグイグイ引きずり込まれ、中盤から怒涛のラストまでは身体が硬直しっぱなしで観終わった後は魂を抜かれたんじゃないかと思うほどいい意味でグッタリと疲れきってました(笑)、これはなかなか出会えないボディホラーの傑作だと思います
疲れはしましたが『永遠に美しく』(1992)、『マルホランド・ドライブ』(2001)、『ザ・フライ』(1986)、『キャリー』(1976)など数々のホラーやサスペンスの名作エッセンスが垣間見え観ていてすごく楽しくもありました
とにかく全編に渡ってゴアやバイオレンス描写、そして例えば“爪が剥がれる”といった細かく痛々しい描写が多過ぎるので、しばしば目をつぶってました、もうちょっとマイルドだったらありがたかった(苦笑)
なんと言っても印象的なのは本作で今年の第97回アカデミー賞・主演女優賞にノミネートされたデミ・ムーアさん、これでもかってぐらいのシワやたるみ丸出しのどアップやフルヌードまで見せる体当たり演技が素晴らしかったです
大好きな『セント・エルモス・ファイアー』(1985)など中学生時代からのファンなので、ここにきて歳を重ね再び表舞台に戻ってきてくれた事に心から感銘を受けました
そして・・・“他方”のスーを演じるマーガレット・クアリーさんも素晴らしかったです、
彼女もまた これでもかってぐらいのフルヌードに加え“超”バイオレンスなシーンを演じた最恐ホラー度の体当たり演技が凄まじくて圧倒されます、間違いなく彼女の代表作の1つになるんじゃないかと思います
しかしあらためて思いましたがマーガレットさんはやっぱりメチャクチャ美人でスタイル抜群だなあと感心しました、『憐れみの3章』(2024)でもすごく思いましたが今作はそれ以上に魅力全開でそれだけでも見応えがありました
ちょっと話はズレますが今年 第97回アカデミー賞で主演女優賞を競ったのは本作でのデミ・ムーアさんと『アノーラ』(2024)のマイキー・マディソンさんでマイキーさんが受賞しました、そのマイキーさんと本作のマーガレットさんはクエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)に一緒に出ています、そんな2人が今やハリウッド映画界の表舞台を賑わせている作品や役に関わっていることに運命を感じると共に将来が非常に楽しみでもあります
総じて楽しめましたが、“サブスタンス“は結局何だったのか?
誰が何のために作ったのか?
など謎のままだったのが釈然としません
でも所詮ファンタジー、そんなことは大したことじゃないか
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