サブスタンスのレビュー・感想・評価
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ホラーでありながらコメディ。カオス。
ネタバレは含みません。安心してください。
海外(カナダ)で日本公開よりも半年ほど前に鑑賞。
ボディホラー(異常な肉体変化等がある)映画です。また、日本でのR指定は現時点では分かりませんが、猥褻なシーンが多くあります。家族と一緒に見るのは避けましょう。また、以上の理由とストーリーからデートにはおすすめできません。
全体的にホラー度は高くはないと感じました。逆にホラーのあの重たい空気感が常にある方が好きな方にとっては嫌かもしれません。怖いこと、気持ち悪いことが起きながら笑えるシーンを挟んできます。あまりホラーが得意ではない私にとってはちょうど良かったです。
ホラーに振り切ってない分、メッセージが伝わりやすく、考えさせられる映画になっているように感じました。
以下その他まとめ
テーマ:
「クローン」、「美、若さ、名声への執着」
「クローン技術」をテーマにした作品はよくあるが、この作品のクローンは、全く同じ見た目ではない。元より若く、美しい。
「美、若さ、名声への執着」も珍しいテーマではないがクローンと掛け合わさることで相乗効果が生まれていた。
キャスティング:
完璧
主演のデミ・ムーアをはじめ、クローンのマーガレット・クアリーなどキャスティングに違和感を感じることは一切なかった。
ショット:
個性的なイメージ
ロングショットは少なかったように思うが、カメラが激しく動くショットやスローモーション、さまざまな映画を彷彿させるようなショットは多くあった。
結論
気になったら観る価値あり。
観るタイミングが遅過ぎたのかなー。
404 not found
★映画感想を投稿する自分の基準を見直し、明らかなディスりと嫌悪の投稿は封印することにしました。
オリジナルの投稿に「共感した」を頂いた皆様、一方的に改変してごめんなさい。でも、今の世界と日本を覆う、主にネットを舞台としたどうにもやりきれないディスりを目にするだけで、自分の精神と感性が劣化していくのを何とか止めたい。ならば、少なくとも自分からのネガティブな発信は絶とう、と決心した次第です。
映画や文芸の評は、あくまで個人の感想であって、それは料理の味の表現に近いものです。自分が美味しいと思うものを、同じように美味しいと感じた人と分かち合うことはとても豊かなことですが、そうとは思えなかった料理について「不味かった」と投稿することは、それを美味しいと思う人に対して「よくそんなものが食えるな」と公然と言い放つことに等しいです。それは、逆の立場になった時、どれだけ深く傷つくことでしょう。
かつて、暗黙のマナーや良識というものが世の中にあった時、そのようなネガティブな感想を口にし、公言することは、品のない行いでした。別に予定調和や「みんな良い」的なお花畑を目指すつもりはありませんが、良いと思う場合は「なぜ良いと思うのか?」について真摯に建設的な言葉を探したいと思います。
万が一良いと思えない場合は、少なくとも「では、もっと良くなるためにはどんな視点があったら良かったのか?」という姿勢で書いてみようと思います。
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(以下、オリジナルから大幅に改変)
人間、誰しも老いる。それは自然の摂理である。
老いを美化しようとも思わないが、殊更に老いへの憎しみや恐怖を掘り下げなくても、老いというものを共感できる哀しみを通じて表現できるはずだ。
それこそがクリエイティビティだと思う。
この作品の唯一の収穫は、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でマンソン一家のメンバー"プッシーキャット"を演じたマーガレット・クアリーを存分に観れたことくらい。クアリーの次回作に期待したい。
個人的にコレは 映画の本来の趣旨に合致した 娯楽快作品 俺の感覚的に 娯楽の殿堂入り‼️
映画って
俺にとっては 面白いか面白くないか が 全て
あるいは 心の琴線に触れるか バカバカしさが徹底してるか
その点 本作 デミ・ムーアさんが アカデミー意識したのか マジ体張ってるし
展開も面白くて 最高でした。コレぞ娯楽❗️ミッションインポッシブル先行上映と180度違う意味で面白い🤣
なんか 🈶有料パンフには 家父長制とか 女性の立場の評論が載ってるが
俺は そんな考察は一切無視。
どうでもええがな。
自分の金 自分の⏰時間 の私的時間に そんな説教臭い 線香臭い 辛気臭いことは 応じられない。あくまで個人的
俺は俺の娯楽として観た。
有料🈶有料パンフはアメリカ🇺🇸ンパンフとしては 文字が少なく 読みやすい。勿論編集は日本人だけども
正直どうでもイイ個人的に❗️
リアルタイム感想として 面白かった。ダレ場無し。
【最後の絵】的にも面白いし。 全部の場面が面白かった。
『正直 自我がなんで分散してんねん❓』とは思ったが どうでもよろし。
奇想天外 怪奇 哀愁 で 楽しめた。故に満点💯🈵
理屈じゃないんだよ 善悪も関係ない 俺的に全場面が面白かった。
正確にいうと 『一本映画こなさなきゃ レビューもあるしな❓』という『独りよがり独善的な義務感』から解放された。
ルッキズム❓女性の立ち位置❓んなもん知らんがな❗️俺の私的時間に持ってくるんじゃない💢💢俺の金で観てるんだ。
的な俺的には面白かった。🤣
男だって イケメン爽やか長身若い男子 と くたびれた屁理屈オッサン では異性からの評価が違うじゃんか。と俺は言いたい❗️
あっ❗️多分 デミさんは アカデミー狙いで 難しいメッセージあったかも❗️
確かにアカデミー メイクアップ賞 だったよ❗️どういう意味かは 映画館のスクリーンで確認して❗️
結構長時間だけども 短く感じた。コレぞ 娯楽。【デミさん ごめんなさい🙇🙇】
そんなこと...
1.サザンの放水ライブ思い出した
2.韓国ホラーも顔負け
3.女性は常に女王様でないと気が済まない
4.幼い頃は父親そして恋人、旦那、息子となる
5.なんだかんだ若い娘は魅力的
6.デミームーア振り切っていた
7.歳とってもケンカの時は元気だった
8.人の欲望を再確認した
9.大富豪、最後若さを欲しがるのは本当だった
10.そんな事あるかも知れないと思った
11.20年前のブルースウィリアム主演の似た映画も面白かった
12.ルックルックこんにちはのエアロビコーナー思い出した
13.決め台詞は「見てください〜」?
14.エアロビの布、あんなに細くて大丈夫なんだと思った
15.若くて綺麗な身体を見れて良かった
16.このテレビ局はフ◯TV?
期待度◎鑑賞後の満足度◎ 胸糞悪いけれどもここまで突き抜けてくれたら却って爽快。コメディ映画とモンスター映画の新たな融合といえる傑作。
*2025.05.26. 2回目の鑑賞。【TOHOシネマズ橿原】
やはり現時点で私にとって今年ベストワン。
1回目はラスト近くでやや悪心を感じたが、今回はクライマックスから胸がドキドキ、ときめいて来てしまった…もしかしてこの映画に恋した…?
---これより以下ネタバレします---
何より1回目より強く感じたのが
①“物質文明”のくだらなさとそれにふりまわされる現代人の愚かさを見事に映像化。
②『ベイビー・ガール』での顔面が硬直するくらい顔をいじり倒しても美しさに固執するニコール・キッドマンに比べると、本作で顔の皺や身体の弛みをさらけ出しているデミー・ムーアに(80年代の青春スター時代を知っているだけに)開き直った女優のガッツを感じたが、まさかここまでやるとは思わなかった。
“若さ”と“(表面的な)美”という精神的なものから程遠いものに幻惑される人間の行き着くところを皮肉たっぷりに熱演。
③始終クスクスさせられたりニヤニヤさせられたり笑わせてくれたから本質的にはコメディだと思う。
クローネンパーグが入っているように思うが(『ザ・フライ』のパロディ?オマージュ?)、最後までユーモアとアイロニーとを忘れなかったところが独特か。
④どこまで行くね?と思っていたら、クライマックスのショーでの壮大な流血(というか吐血?)シャワーシーンは『キャリー』(1976年版)のクライマックスの体育館の放水シーン(というかこれもパロディ?オマージュ?)以来の壮大さというか爽快さ。
⑤最終形態は人間の押さえきれなかった物欲を具現化したもの(モンスター)だと思うけれど、女性監督だけに“美”と“若さ”に執着する現代女性の愚かさと哀しさとを痛烈に皮肉ると同時に、それを助長する男達や大衆の罪もやんわりと皮肉たっぷりに描く。(最終形態の時、ぶったぎられた頭?の後から生えてきたのが“乳房”であったところでも痛烈な皮肉)
最近、なにかいうと「劣化」「劣化」とSNSで揶揄するけれども、年取ったら劣化するの当たり前じゃない、そこの貴方・貴女、あなた達もいずれ劣化するんだから其の時に「劣化」なんて言われたらどう思う?ちなみに私は食べ物以外は何も顔やお肌の手入れはしていませんが、遺伝のせいか65歳という現代の年齢より結構若く見られます。いずれある年齢に来たら急に老けるでしょうけど…
また、フランスの監督だけあってアメリカの物質文化を皮肉っぽい目でやんわりと描いている。もちろん、物質文明の弊害はいまやアメリカだけではないけれども。
しかし、若い頃は私も21世紀の世界はもう少し物質文化・消費文化から進歩すると根拠なく思っていたけれども人間の欲望や愚かさはいつまで経っても変わらないことを実感。
⑥注射嫌い、清潔好き、血嫌い、虫嫌い、手術シーン苦手等々の人にはおぞけをふるう描写がふんだんに挿入されるけれども、スタイリッシュな映像と演出であまり気にならない。
まあ、私は注射は嫌いでもなく怖くもないし、少し汚れているくらいが快適に感じるし、血には慣れたし、虫は好きなのでスタートラインが既に違うんでしょうけど。
⑦クライマックスでヒロインに向かって「モンスター」と叫んだ観客(大衆)に対して、あなたたちこそ「モンスター」だと叫びそうになったわ。
⑦スー役の女優さん、どこかで観たと思ったら『哀れなるもの』『憐れみの三章』に出ていたアンディ・マクダニウェルの娘さん。彼女もアカデミー賞助演女優賞にノミネートされてもおかしくない熱演。
⑧“substance”は色んな意味を持った単語だけれども、本作のテーマやディテールがどの意味にも当てはまりそうで、中々奥深い題名。
「本質」をさらけ出すもの
けやき坂や乃木坂のような女性アイドルはなぜだか遅くても二十代半ばくらいでみんな卒業してしまう。中には三十路を超えて頑張っていたAKBの娘もいたが、結婚してまで続けていた女性アイドルは記憶にない。
でもSMAPや嵐はいくつになろうがアイドルは卒業しないし、結婚してもやめることもせず四十超えてもアイドルのままだ、解散はしたけどね。この違いは何なのだろうか。
男性優位社会、特にショービジネスの世界などでは女性は常に性的対象としてしかその価値を見出されてこなかった実態がある。若くてきれいなうちは周りからちやほやされるが、旬を過ぎたらお払い箱。
本作の主人公エリザベスもその例外ではなかった。かつてはオスカーを受賞したほどの女優が今ではろくに役も回ってこず、朝のフィットネスのコーナーで踊るしか仕事がない有様。
ワインシュタインの様な下劣でデリカシーのないプロデューサー、その名もハーベイからクビを宣告され彼女は絶望のあまり危険な賭けに出る。それはあまりに怪しい薬品投与による若返りの手段だった。
思えば彼女も外見だけで女性を判断する男社会の価値観にどっぷりとハマっていた。かつてのオスカー受賞が若さだけでなく彼女の実力で勝ち取ったものなら今からでもオーディションを受けるなりして役をつかみ取り返り咲きを狙うべきだった。実際に今回の主演を演じて返り咲いたデミ・ムーアのように。しかし彼女は外見だけで人の本質を重視しようとしない男たちの考えに染まりすぎたために危険で安易な方法へと向かってしまう。
薬の効果で若くて美しいもう一人の分身が生まれ、その分身スーはたちまちハーベイの目に留まり、スターダムへと駆け上がる。彼女はかつての栄光を再び手にしたことに酔いしれた。しかしその栄光は彼女の本質を評価したものではない、若さと美貌だけを重視した男社会の虚飾に満ちた栄光でしかなかった。そんな酔いしれた彼女はいつしか醜い本来の自分に嫌気がさしてルールを破ってしまう。
スーは自分の欲望のままにオリジナルのエリザベスから精力を奪い続ける。その姿は女性の生き血を搾るように搾取してきた男たちと何ら変わらなかった。
自分が生みだした分身に自らの人生が乗っ取られてゆく恐怖。このままではエリザベスはスーに自分が乗っ取られてしまう恐怖を感じる。
唯一今の自分のありのままを認めてくれた同級生との食事の約束をした彼女だが、スーの巨大広告を見てその美しさと自分を否応なく比べてしまう。
彼女が引き返せるチャンスはこの時だけだった。外見ではなく今の自分の本質を認めてくれる人こそが彼女にとってはなにより大切な存在だった。しかし彼女はそのチャンスを無にしてしまう。
彼女はもはや後戻りはできない。スーの欲望はとどまることを知らずエリザベスから精力を奪い続けた。
老婆のような姿となったエリザベスは強制終了を決断するが、やはりスーの美しさを前にして躊躇してしまい逆にスーに殺されてしまう。
いわゆるドッペルゲンガーを扱った作品としてはここまでは誰もが予想できる展開だが、本作はこの後のおまけともいえる展開が凄まじい。
自分のオリジナルを殺したスーはあくまでも影法師であり、破滅するしか道はない。しかし彼女は観客誰もが予想した通り規則を破る。
初回の一度だけ使用する薬をもう一度注射してしまうのだ。ここからの展開はまさにクローネンバーグの「ザ・フライ」を彷彿とさせる。
その後のステージでの大混乱ぶりは本作のテーマをこれでもかと描ききった。彼女のモンスター化したそのおぞましき姿はまさに男社会の欲望が創り出した象徴的な姿ともいえる。ご丁寧に鼻からオッパイを吐き出していたし。
本作は男性優位社会がいままで女性に対して人としての価値を評価せず、ただ外見ばかりを重視してきた結果生み出されたモンスターの姿を通して彼ら男社会の本質、サブスタンスを見事にさらけ出した。
痛烈な風刺が込められた怪作。あのモンスターはそんな男社会の犠牲となった悲しきエリザベスの姿に他ならない。
そういえばフジテレビの今回の不祥事で過去にカトパンが面接のときにセクシーポーズを要求されたという話を聞いたが、まさにさもありなん。
日本にはいまだミートゥー運動が海流に乗ってたどり着くことはなさそうだ。
ボディホラーの限界と女性監督の意図する男性像。
クローネンバーグ親子や悪魔の毒々モンスター、
逆キャリーやバスケット・ケースをすぐに連想させる分、
損だと感じた。
超えていない、からだろう。
ボディホラーもここまで来ると転結は難しい。
(『永遠に美しく⋯』はまだ記憶にあるが『ヘクタースケルター』は(しょうもな)と思い転結をすっかり忘れた。
本作は『整形水』に近いような気がした。)
ただ、最後までデミ・ムーアとマーガレット・クアリーに心奪われていた。
デミ・ムーアの尻のはみ出したたるみとマーガレット・クアリーの輝く裸体の対比。
(デミ・ムーアにはアカデミー主演女優賞をあげるべきだったと、やはり思いますよ。)
若さへの渇望に性欲も比例する。
輝き弾ける若きスーはきっと毎日毎晩、男を替えては
(ルールを無視するくらい)ベッドタイムを楽しんでいたのだろう。
女性監督が捉える男性像。
スーを抱くべく待っていた男はバスルームから不穏な音がしたので戸口へ。
その尻のアップは体毛を処理していない。
久しぶりに体毛を処理していない尻を観た。
通常、尻の体毛は処理してツルツルではないだろうか。
その象徴はなにか。
ゲイやバイセクシャルじゃない(野性的、まるでゴリラを連想させるような)男とFuckが、
生ぬるいセックスじゃない、まさにFuckがしたい願望の表れか。
若さへの渇望。
強過ぎる性欲。
大変ですね(他人事)。
最低な問題作
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