「面白かった」サブスタンス Raspberryさんの映画レビュー(感想・評価)
面白かった
女は売れなくなったら価値を失う「商品」じゃない。50才を過ぎて止まったもの(生理の血)は、ラストの阿鼻叫喚の舞台に相応しい。
最終形態のモンスターに張り付いたデミ・ムーアの顔が、「自分自身」を表現していた。
自尊心というエサを求めて鳴き叫ぶ、腹を空かした野良犬のような表情。
ウォーク・オブ・フェイムへの凄まじい執念も面白いけど、ラストにデミ・ムーアの全てを超越した美しい表情を見たかったな。
救いの無いラストから想像すると。実は、デミ・ムーアは冒頭の車の事故で死んだか、生きていても意識不明なのでは?呪縛に囚われたまま見ている彼岸の夢のようだった。
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