「私の黄色い赤い靴」サブスタンス ouosouさんの映画レビュー(感想・評価)
私の黄色い赤い靴
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赤い血を撒き散らしながら「これがあなたたちの観たいものでしょ?」と言わんばかりにくるくると回るモンストロ・エリザべシューは、まるで赤い靴を履いた踊り子のようである。足を切るまでやめられない、どころか、首を(物理的に)ぶった切られてもやめられない。女性が生きること=男性の欲望の対象となること、となりがちな社会への痛烈な批判であることはもちろんだが、スーに憧れる女の子にも血をぶっかけることで、そのような社会との決別の意志を示しているところが好きだった。あと、“俺の中で俺と 俺とが戦う”状態で殴り合う場面は笑ってしまった。/たまたま直近で見た『ナチュラルウーマン』、以前見た『MEN』も思い出しつつ、でも比喩表現としてみれば、比較的普遍的な話ではあるよね、と。
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