「何が悲しくて」サブスタンス みる子さんの映画レビュー(感想・評価)
何が悲しくて
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こんなものを見ているんだろうと思った。言いたいことはわかったから、最後まで脚本を書かないなら、映画にしないでほしい。
どれだけぶっ飛んでいてもいいけど、もっと主人公の内面に寄り添ってほしい。この人だって、ルッキズムだけに重きを置いているわけじゃないでしょう。人生、それだけじゃないはず。昔の知り合いが現れたとき、かすかな光が差していたのに。
中盤まではそれなりにしっかり作っていると思うし、この先どうなるのかという興味で観ていた。デミ・ムーアの貫禄も悪くないし、マーガレット・クアリーも冷たい美しさではなく愛嬌があってよかった。
どうやって終わりにするかわからなくなって、ホラーエンターテインメントにしてしまった感じすらする。
ホラーエンターテインメントと言えば聞こえはいいけど、これで喜んでいる人たちが大勢いるから成立しているのだと思うと、帰り道が少し怖かった。
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