「さすがの怪演」サブスタンス コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
さすがの怪演
久々にホラー映画で楽しめた、すんごい面白さ。
TVプロデューサーらによる美醜や若さにこだわるルッキズムな俗物たちの醜さと、承認欲求モンスターの主人公が正真正銘のモンスターになっていくぶっ飛んだ内容。
怖いというより笑えました。
日本の漫画読みにとっては、行き過ぎた欲望の分のしっぺ返しをくらうのは『5年3組魔法組』と『笑うセールスマン』の組み合わせってとこか。
もしくは日野日出志テイストに近いと言ったら分かりやすいかも。
宣伝文句の「阿鼻叫喚」は間違っていなかった。
それにしても、女優お二人の全裸はまったくいやらしく見えず、恐ろしさを増すための素材として上手い撮り方をしていました。
若いマーガレット・クアリーより、むしろ60過ぎたデミ・ムーアの美貌と怪演ぶりがすごくて魅力的でした。
50代に見えるんだものなぁ。
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