劇場公開日 2025年5月16日

サブスタンスのレビュー・感想・評価

全428件中、1~20件目を表示

4.5自覚してエンタメ界に身を投じた者がルッキズム、性差別を批判する声に、喝。

2025年5月25日
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オレの娘はダンサーにあこがれ、韓流アイドルを真似てダンスの練習をしている。オレからすると、韓流アイドルなんて、と思うわけだが、本人は(こちらから見る限りは)本気だ。

エンタメ界が存在する(というより、人が「美」に価値を求める、快楽を求める)以上、見た目(舞台や芸能人)の華やかさにあこがれるのは少なくともオレが生きている限りは変わらない。そしてどんなに見た目がよくっても、若いときはもてはやされても、自身で自分の価値を積み上げることが非常に困難な世界であることは、よくわかる。

オレからすると、応援する気持ちはあるものの、やめとけ、の話だが、オレが言う前に彼女の成長過程でエンタメ界の「価値観」が評価を下す。そして評価されたとしても、そこからはまたさらにその価値観の中で生きてくことになる。とオレが言うまでもなく、数えきれないほどの「イケメン男子」「美少女」の無念の上で成り立っている。逆に勝ち取った、とは外野からの勝手な評価でしかない。当たり前だが、勝者なんて、外野が決めることではない。

なんだが、娘語りから入ってしまったが、美しいもの、強いもの、に惹かれ、憧れるという「本能」、人間の「本質」でエンタメ界に限らず、人間社会が成り立っているという、当たり前の根本に対し、「ですよね」と映画オタクがその引き出しを総動員した、

「サブスタンス」




とてもじゃないが、オレの価値観で「衰えている」とは思えないムーアのエアロからわかるように、プロデューサーのクビ宣言も、理不尽なのは、こちらの意見。力あるものの(理由は末端の人間には分からない」一声で人事は変わる。クエイドの食べ方は、「醜い」とかそういうことではなく、そもそもキレイな食べ方って何?という視点もある。ムーアのフランス料理教本からの料理がぐちゃぐちゃなのも、フランス料理のお上品って何?

ムーアのクローズアップの多投も、皺の醜さの強調ではなく、それすら「美しく」も見える。

クアリーのエアロは圧倒的な鍛錬の上に成り立ってあり、その健康的でもあり、セクシーに感じるのは、当たり前で、監督もそれを「皮肉」を包みつつも、やっぱりすごいよね、ですよね、というほど、エアロシーンがたびたび描かれる。(さすがにお尻から変な映像が出たといってスタッフが巨大な画面でクアリーのお尻に注目するのは笑った)

オレらの生活圏においては、ルッキズムが間違ったとらえ方で、学校や職場ではばかることは断固として忌み嫌う。

しかし、ことエンタメ界ではルッキズム批判はおかしな話。

演じたムーアも言っている。「私は決して被害者ではない」と。

本作は、ただそこに生涯をかけてしまった、自身の価値観をそこのみにしか置けなかった主人公の悲劇と、血しぶきの救済。

なかには、親から連れられてきたのか、自身で臨んで参加したのか、少女も洗礼を受ける。

ましてや、性差別なんかは描かれておらず、「薬」を紹介、利用したあの男も本能に忠実。一方、連絡先を水たまりに落としたメモを渡す、元同級生のあいつが一番ダメな奴。

(そんなメモを取っておいた)そんなダメな奴へのデートへの準備で奮闘する主人公の価値観はすでに狂ってしまっているのだが、笑えない人が多いと思うし、このシーンが「若いころ」のオレに刺さる。

終盤、自身の顔の写真を切り取り、鏡を前にする。ブルース・リーの「死亡遊戯」(’78)を思い出し、笑った。

「死亡遊戯」はリー死去のためで苦肉の策だが、本作においては、CGそして整形を茶化している。同じく、ムーアから見た目が別の、今風にアップデートされたクアリーが誕生するのも整形ブームへの茶化しなんだろうな。

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しんざん

4.5若さと美の追求の行き着く先

2025年5月18日
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怖い

興奮

ドキドキ

若い後輩と一緒に写った写真を見た時
「あー歳をとったな…」と思ったり
20代の頃の自分の写真を見た時
「あの頃は肌艶も良くて、今より痩せてたな…」と思ったり
いつからか歳を重ねるのが嬉しくなくなり、若さと美しさを渇望する時間が長くなる。

きっと誰しも一度は美と若さを手に入れたいと思ったことがあるんじゃないかな。
私も絶賛見た目の老いに日々抗い中だ。
こんな私ですらそうなんだから、それが商品価値にもなってしまうエンタメ界では尚更、美と若さ=自分の価値に感じてしまうのもわからなくはない。

この映画は、そんなルッキズムに囚われる現代人に警告を鳴らすかのような劇薬作品だった。
グロテスクなシーンがとても多く、苦手な人にとっては目を瞑りたくなるシーンも多いけれど、命を弄ぶようなスプラッタホラーではない上に、魅せ方がとても上手なので不思議と見れる。

カメラワーク、音の使い方、色彩、サブスタンスのパッケージから説明書のフォントまで、細部まで監督のセンスが光っていて、世界観の統一が気持ち良い。

後半まではほぼセリフらしいセリフもなく、ひたすら主人公のエリザベスやスーの表情で物語が進むが、セリフがなくても痛いほど感情が伝わってくるのが秀逸。エリザベスの化粧のシーンなんて、気持ちが分かりすぎて後ろから抱きしめたくなった。

最初から最後まで全く飽きさせることなく、次の展開はどうなるんだとノンストップの140分で大満足。始まりのハリウッド ウォーク オブ フェイムからすでに「あ、好き」と思ったけれど、ラストがこれまた最高だった。

私が「サブスタンス」を手に入れたらどうするだろう…。
これからどんどん老いていく自分が、若さと美だけが価値にならないように、自分を愛せる部分をたくさんつくっていきたいなと思った。

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AZU

4.0お仕着せの価値観と行き過ぎた執着がもたらす地獄

2025年5月17日
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ニコ

4.0デミ・ムーアの執念が視覚効果を凌駕している

2025年5月18日
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清藤秀人

4.5“本質(substance)=内なるモンスター”を解き放ったファルジャ監督

2025年5月17日
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怖い

興奮

外国映画の原題がシンプルな1ワードのみの場合、往々にしてダブルミーニングとなっている(米元副大統領チェイニーを題材にした「Vice」に「副」と「悪徳」の意味が重ねられていたように)。本作「サブスタンス」(The Substance)において、第一義は新たな自分を生み出す「物質」を指すが、substanceには「本質」の意味もある。フランス人女性監督のコラリー・ファルジャはあるインタビューで、「女性は若く美しくあるべき」という旧来の考え方に基づき隠すよう教え込まれてきた「老いつつある不完全な自分の一部」が自身に内在する“モンスター”であり、解き放たれたモンスターが女性の肉体を破壊し戯れることで、女性たちを抑圧し束縛してきたものを吹き飛ばしたかった、といった趣旨を語っていた。破壊されるべき醜い怪物とは、他者に美しさを求める身勝手な欲望=人間の本質そのものだ、とも読み取れる。

ファルジャ監督は2017年に「REVENGE リベンジ」で長編デビューした後のインタビューで、自作にオマージュや引用が少ないのは観客の没入を妨げるからだ、とも語っていた。だがこの第2作「サブスタンス」では考えを改めたのか、わかりやすい引用や参照に満ちている。特殊な手段で永遠の若さを手に入れようとする筋は、オスカー・ワイルド原作「ドリアン・グレイの肖像」(映画化・ドラマ化ともに複数回)やロバート・ゼメキス監督作「永遠に美しく…」。ボディホラーの要素はジョン・カーペンター監督作「遊星からの物体X」、デヴィッド・クローネンバーグ監督作「ザ・フライ」、ブライアン・ユズナ監督作「ソサエティー」など。スタンリー・キューブリック監督作からは、「2001年宇宙の旅」の光の回廊に似た視覚効果と交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」のBGM、「シャイニング」のシンメトリー構図やインテリアの配色。大量の血しぶきは「シャイニング」に加え、ブライアン・デ・パルマ監督作「キャリー」も想起させる(ちなみにこの2作はスティーヴン・キング原作という共通点も)。

20世紀の巨匠たちが手がけた傑作群への言及を散りばめつつ、表層的なマッシュアップで終わらせず、自身の実体験に根差したオリジナルなストーリーに消化/昇華させた点がファルジャ監督の偉業であり、「サブスタンス」が私たちの心を揺さぶる理由でもある。自身のキャリアに重なるような落ち目の元大スター役を引き受けたデミ・ムーアと、完璧な肉体を表現するため人工の乳房を装着したマーガレット・クアリー、2人の熱演に依る部分ももちろん大きい。過激な表現とブラックユーモアをまといながらも、女性の真の解放とは何かを問いかける力作であり、ルッキズム的傾向を無自覚に持つ多くの観客は冷や水(と血しぶき)を浴びせられたように感じるはずだ。

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高森 郁哉

4.5ある種の中毒性を持った最高の劇薬

2025年5月17日
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これはもう破壊力満点。かなり重いパンチを腹に決められた気分だ。ファルジャ監督の『リベンジ』もぶっ飛んだバイオレンス・アクションだったが、今回はさらに壁をぶち破り未曾有のゾーンに突入した超怪作と言っていい。「substance」は「薬物」や「実体」などの意味を持つが、なるほど、本作は若さを求めて薬品に手を伸ばす欲望の暴走劇でありながら、真っ二つに引き裂かれていく壮絶なアイデンティティのドラマでもあるわけだ。ある意味、悪魔の契約。大人のファンタジー。大量の血糊と特殊メイクを伴う作品ゆえ、この手のジャンルが苦手な人はくれぐれも注意願いたいが、しかしある程度の描写なら許容可能な人ならば、過激さが振り切れ、もはや歓喜にまで昇華する瞬間を何度も感じるはず。特に幾つかの名作映画すら思い起こさせる終盤は「やりやがったな!」と笑いが止まらなかった。全身全霊、体当たりで演じたムーア&クアリーを心から称えたい。

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牛津厚信

4.5これは面白すぎだろ!

2025年5月31日
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あのデミ・ムーアが見事に演じきった!素晴らしい👏
この映画の中で起こってる事は、昔から当たり前のように行われてきた事だし、今も尚続いている。個人の考えとしては別にそれがいい事とも悪い事とも思ってはいない。エンタメの世界では仕方がないことだと思う。
誰しも美しくありたい。出来ればそうでありたいと思う。ただそれに執着しすぎる事はないと思う。人間なのでいずれ体は衰える。歳もとれば限界もくる。それに抗うのはいい事かもしれないが、適度に上手く付き合う事も必要。
今年最高に恐い…いや、過去をふりかえってもトップクラスの恐さだが、ちゃんとメッセージもあり映画としてもいいし、終わり方まで最高🥺こんな最高な映画なんだから1人でも多くの人に映画館で観て欲しい👀🍿*゜ゴア描写苦手な人は自己責任で(笑)

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映画大好き神谷さん

4.0「化粧や身だしなみの些細な差に執着することの馬鹿々々しさ」を識る視点

2025年5月31日
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昭和演歌を聴くと男性の耳に心地よい女性のつぶやきのオンパレードである。自立した女性からしてみたら噴飯ものかもしれない。しかし、ある時代、一部の女性には真実でもあったろう。
女性は美しくあるもの。そうでないと取るに足らない。的な世界観も男性側の勝手な見方である。そんな評価軸を持っていない女性からしたら、同じく噴飯ものかもしれない。しかし、百貨店一階に陣取る化粧品ゾーンから窺えるように、この世界観はいつの時代も根底に居座っているような気もする。
実際に女性の幸せはその評価軸に則ってもいるようでもある。ゆえに無視はできないが、あまり囚われすぎないようにしたいところだが、その自制は難しい。
その「自制の難しさ」を最大限クローズアップさせてインパクトもマックスで教えてくれるのが本作だと思う。
分身の理屈とその組織のミステリーに深入りしていない点は、テーマを絞っていて好いが、分身と母体に意識の共有がない、というのが設定として腑に落ちない。完璧ボディのスーがまったくの他人なら、母体側になんのメリットがあるのか。
だから分身と母体が大喧嘩を始めたあたりから、なにか違うなと思った。血しぶき撒き散らしに至っては、やりすぎも甚だしい、と思った。ただ、最後に路面に戻ったときはやるなと思った。
個人的にはもう少し哲学的なテーマで締めて欲しかったが、このインパクトあってこその本作なのかもしれない。
クローネンバーグ系の映像は卒業したと自認している私には、映像よりも、製作側の持って行き方に「あっけらかん」であったが。

事の顛末から振り返ってみれば降板されたエリザベスも美人である。総括すると、美醜は4段階がある。完璧なスー・降板されたエリザベス・老女に落ちたエリザベス・化け物になったスー。
これほど差の大きい4段階をみせられると、化粧や身だしなみの些細な差に執着することの馬鹿々々しさがみえてくる。現実、その馬鹿々々しさから逃れられないかも知れないが、そう思える視点もあると知るだけで収穫だと思う。

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ピラルク

4.0この監督、好き!!!まさに「メメント・モリ」

2025年5月30日
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怖い

興奮

驚く

いや~こりゃ居住区シアターで上映されん訳だな~。もうお腹いっぱいでした‥これでもこれでもか・・もう見てる方が音を上げる作品でした・・・ただ様々なオマージュが散りばめてあって、それでいてメッセージはしっかりしている‥ざっと思い出すだけでも🎦化粧水、🎦2001年宇宙の旅、🎦遊星からの物体X、🎦キャリー、🎦RECなど・・・映像の美しさと醜悪さがそのままテーマと言っていい。

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mark108hello

0.5C級ホラーとしか思えない。デミ・ムーアの正気を疑うレベル

2025年5月30日
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トラウマ級の不必要なほどのグロテスクさ、それもタランティーノのような一種バカバカしい血糊ではなく、人間の暗黒面をこれでもかとほじくり返すような血飛沫にはほとほと辟易した。
まぁ血糊は良いとして、本当に嫌なものを観た、という印象が長く残る。

「嫌なもの」というのは、老い、特に女性の老いについてほじくり返していることだ。
もちろん人間の暗黒面を描くのも映画の一つの表現。しかしこれを、哀しみのうちに表すのか、あるいは偏執のうちに淫して表すのかで、観る者にとっては大きく印象が異なる。

人間、誰しも老いる。それは自然の摂理である。
老いを美化しようとも思わないが、殊更に老いへの憎しみや恐怖を掘り下げなくても、老いというものを表現できるはずだ。このシナリオにはそんな深みもアイロニーも哀しみもない。ひたすらの偏執である。

そして、デミ・ムーアがなぜこんな三流映画に出演したのか心から理解に苦しむ。いや、もちろん鑑賞する者として『ゴースト/ニューヨークの幻』の美しいイメージを壊されたくないというわけではないけれど、「女優が女優として生き、老いること」の一つの答えとしては、この作品はあまりに無惨でセンスがない。
演技が絶賛されたというが、そのあたりがおよそアングロサクソンと私たちの感性の違いかもしれない。

こんなものでゴールデングローブ賞で最優秀女優賞を獲り、オスカーでも『アノーラ』のマイキー・マディソンと最優秀女優賞を争ったなんて耳を疑う。『アノーラ』のほうが百倍も良い。

この作品の唯一の収穫は、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でマンソン一家のメンバー"プッシーキャット"を演じたマーガレット・クアリーを存分に観れたことくらいだ。

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LukeRacewalker

4.5スーと心が入れ替わらないなら、エリザベスにメリットは何も無い。

2025年5月30日
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興奮

驚く

斬新

そう思いましたね。
《凄い化け物》と《最高の美と若さ》を見せて頂きました。
タイトルにも書きましたが、美と若さに喝采を受けるのはスーの人格、
であってエリザベス(デミ・ムーア)は、スー(マーガレット・クアリー)
という最上級の美女の宿主になっただけです。
サブスタンスという名の詐欺にあったのと同じです。
元はと言えば、衰えた容姿(外見の美と若さ)に拘り、
それを手に入れられるという誘惑に乗せられたエリザベスが
愚かだった。
ハリウッドという女性の《若さと美》がなによりも重んじられる
世界に生きるスターの性(さが)なのでしょう。
それにしてもインパクトのある映画でした。
☆☆☆
キャスティングの勝利。
デミ・ムーア。
「素顔のままに」でも若さに執着する役でした。
55歳の今も、若さと美に執着する落ちぶれかけたスターに、ピッタリ。
(実際のデミ・ムーアは62歳、身体もお顔もかなりお綺麗です)
デミ・ムーア自体が、もう既に忘れ去られたスターだから、
この役柄にぴったりでした。
そして、
マーガレット・クアリーの抜擢。
いやぁ参りました。
美しさに両手を上げて喝采するしかありません。
こんな綺麗で魅力的な人がけっこう埋もれていたんですね。
そしてこの程度の美女がゴロゴロしてるのが、ハリウッドなのねー。
マーガレット・クアリーを見てると、
《若さと美貌》って、凄い武器。
みんな、へへーつと平伏すしか無い、と思った。
だから、結局、女の価値は《美と若さ》って思っちゃうから、
女性の価値を考える映画としては、逆効果かも知れない。

特殊メイクと200歳位の皺くちゃで、身体が歪んだ裸体。
200歳位の身体なのに、スーを追いかけて走ったり、
無理すぎる(笑)
「未知との遭遇」の音楽が高らかになったり、
「キャリー」を上回る血飛沫、
「エレファント・マン」そっくりの特殊メイクと、
お腹いっぱいに楽しませて頂きました。

【結論」
美と若さに対抗するものは、人間の内面。
思考する能力や知性。
歳を重ねて滲み出る優しさや慈しみ、思いやり。
(エリザベスには外見の美しか眼中になかったですね)

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琥珀糖

4.0あっぱれデミ・ムーア

2025年5月29日
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いやぁもうとんでもない映画ですね。
この映画を女性監督が撮ったというのにビックリです。
いやもしかしたら女性だからこの映画は出来たのかもしれない。
まずはあっぱれデミ・ムーア。
アカデミー女優賞は獲れませんでしたが十分がんばりました。
自虐的な立場の女優の役なんてこれで吹っ切れましたね。
女性ならではの考えでこんな事になってしまって
いや女性・男性関係ないかもしれません。
人間歳をとることがコワく感じてしまう今日この頃。
人間の性(さが)かも知れませんね。
50歳の役を演じたデミ・ムーア。
ホントは62歳ですよ。そういう意味では十分若いっすよ。

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tom

3.5デミムーアとマーガレットクアリーの演技が最高!

2025年5月29日
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興奮

カワイイ

ポップコーンを買って後悔。手が止まるような内容でした。
冒頭、美しさと醜さを視覚的に行ったり来たり、共存させたりしてあっという間に引き込まれました。うーん、私も年老いたら自分を好きでいられるのか?認め続けられるのか?と考えてしまいました。映画の前半2/3くらいは衝撃の連続でよかったのですが、残りは。。。ちょっと長くて、映像もつらかった。お口直しに別の映画観て今日を終えたい。と思った。
デミムーアとマーガレットクアリーの演技が最高!デミムーアは、よくこんな役引き受けたなぁ。そんな女優魂が、とってもかっこよくて、また好きになりました。

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キャンティレバー

3.0痛かったし、怖かったし、疲れました。

2025年5月29日
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驚く

ドキドキ

絶世の美女デミ・ムーアの裸を堪能したいと思って本作の鑑賞を検討中の貴方、やめときなさい。

美しいヌード、おいしそうなおっぱいも登場しますが、その時間は僅かです。しかも若い時のデミ・ムーアとは違い、60歳を過ぎたおばちゃんのおっぱいです。お金払ってまで見る価値はありません。

ひたすら、痛く、怖く、グロテスクな、B級ホラー映画です。「キャリー」(1976年 米映画)のように、最後は皆が豚の血をたっぷりと浴びて終わります。男の馬鹿さ加減をこれでもかと見せつけられます。

意外だったのは、観客は自分みたいなエロオヤジばかりを予想していましたが、中年以降の女性が半分くらいおられたことです。

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ソフトな乗り鉄

5.0エロい、グロい、女性客多い。

2025年5月29日
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スーを演じるマーガレット・クアリーのボディーは完璧。
そんな彼女のレオタード姿を舐めるようなアングルでこれでもかと映し出す。「君たちはこれが観たかったんでしょう」と心の中を見透かされているようで逆に引いてしまった。
(監督は女性)
レオタードだけでなく全裸姿もふんだんにある(何でいちいち脱ぐの、嬉しい)
スーだけでなく主演であるデミ・ムーアの全裸シーンも豊富なのだが、残酷なまでに老若の違いが出ている。
自由奔放で自己中心的なスーを忌み嫌いながらも、その若く美しい肢体を愛おしく想うエリザベス、悲しい(you are one)
映画に登場する男どもは下劣で嫌らしく描かれている。エンタメ業界の男たちと言うより男全般を指しているのだろう。

そしてクライマックス、絶世の美女も一皮むけば・・・
男も女も同じだという事か、

物語はハッピーエンドで終わります。デミ・ムーアの笑顔に癒されます。
めでたし・めでたし (*^_^*)

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ピーナッツ

3.5ザ・フライを思い出した。

2025年5月29日
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ここにも、イマジネーションの限界を感じてしまった。
途中まで、面白いのに残念😢

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おさむ

4.0笑ゥせぇるすまん みたいな話。

2025年5月29日
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この薬を使ってあなたの願望を叶えましょう。
ただし、使い方は絶対に守ってくださいね。
もし守らなかったら、あなた大変なことになりますよ…

ラストのシーンで喪黒福造の笑い声が聞こえてきそうな、話とオチ。

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はりねずみ。

5.0強烈な映画でした。 上映終了後、出口に向かっていく周りの観客たちの...

2025年5月29日
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悲しい

怖い

驚く

強烈な映画でした。
上映終了後、出口に向かっていく周りの観客たちの表情が、
まるでとんでもない体験をしたかのように固まっていたのが印象的だった。

何が強烈って、
まずは視覚的効果。
血やグロテスクな肉がこれでもかと出てくるので、苦手な人は注意。
暴力的なシーンも、怒りの剣幕がものすごく生々しくて、観ている方も戦慄する。
ここまでやる映画は最近はあまり出てないんじゃないでしょうか...?

そして、もう1つ強烈なのが、
スクリーンを通して伝わってくる主人公の嘆きと、破滅していく様子。
自己嫌悪、孤独感、過去への未練、未来への不安、
そういうものに押しつぶされていく主人公が、
見ていて本当に心傷められた...。

ただのグロいヤバい映画ではありません。
他人事ではない感情に、強力に訴えかける力がこの作品にはある。
自分自身にコンプレックスがあり、でも本当は大切にしたい。そんな人に観てほしい。

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Omi

5.0今年サイコーが出ました

2025年5月28日
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笑える

悲しい

ドキドキ

いや度肝抜かれました😱
何となく既視感あります。
「ザ・フライ」「遊星からの物体X」
ラストは「エレファントマン」❓
それでも、
「そう来たか❗️」の連続で、
直近で観た「MIFR」より
手に汗握って笑って観られました。
オレって根性悪いのかな❓🤣

どこで禁忌を犯すのかと思ったら、
早々にやっちゃうのは人間の性。
重ねるタブーにストレスも加わって、
止まらなくなるのは薬物と同じか。

そもそも「老い」へのアンチテーゼがメインだが、
老い行く自分への価値は、
メディアでの露出度でしか測れないエリザベスは、
元々美貌を売りにする仕事だからなのか。

あの医師も、
上位互換で生まれた“自分”の
仲間が欲しかったのだろうか。

長塚京三の「敵」では、
それは具体的には描かれてなかったが、
老いを恐れる人間の愚かさは
誰にも笑えない。
誰でも老いるのだから。

ラスト「エレファントマン」と例えたが、
あそこまではリアルで考えにくいが、
障害と捉えると、
それは誰でも有り得る。
なので笑えない事態ではある。

それを笑って観てられるのは、
映画だからであって、
恐れる事はない。

しかしエリザベスの「第3形態」は
もっとベイビー的なのが出て来るかと思ったが😅

デミムーア、50歳て無理やろ🤣

もう一回しかしだが、
オスカー作品、
何故これじゃなくて「アノーラ」だったのか❓
絶対コッチだって‼️

だから「MIFR」は長過ぎて観れない人も、
こっちは絶対観て❗️
あ、こっちも結構長いわ🤣

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クリストフ

4.5あなたはひとり

2025年5月28日
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ヨーク
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