劇場公開日 2025年6月20日

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メガロポリスのレビュー・感想・評価

全166件中、81~100件目を表示

3.0「人間が直視できないものは太陽と自分の魂」

2025年6月24日
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鑑賞方法:映画館

フランシス・フォード・コッポラが私財を投じ、40年越しに完成させた本作は、“純度の低いドラッグ”のような作品である。ヴィジョンの奔流と音の洪水に押し流されながら、観客はカオスと秩序の狭間に立たされる。だがその混沌の中に思想の核があるかというと、残念ながらそうではない。

物語は、崩壊しつつあるアメリカ社会を古代ローマ帝国の終末になぞらえて描こうとするが、その視座は凡庸で、既視感に溢れている。国家の衰退を「モラルの低下」や「移民の流入」といった要因に還元しつつ、そこからの再生を「新素材メガロンによる新制度=メガロポリスの建設」で乗り越えようとする構図は、皮肉にも物質主義によって物質主義を克服しようとする倒錯を示している。

主人公カエサルが語る「人間が直視できないものは太陽と自分の魂」という台詞が印象的だが、作品自体はその“魂の直視”を深めることなく、むしろ回避するように愛と救済の物語へと逸れていく。映像は圧倒的であるが、それが何を語っているのかが曖昧なまま終盤に突入し、和解と赦しによってまとめ上げる展開は、構造としての破綻すら感じさせる。

コッポラの野心とヴィジョンは確かに巨大だった。しかしそれが語るべき問いに届かなかった以上、本作は思想の不在を豪華な映像で覆い尽くした空洞の巨像として記憶されるかもしれない。

IMAXで鑑賞

55点

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neonrg

5.0とにかく壮大

2025年6月24日
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りう

3.0寓話感が足りなかったかな

2025年6月24日
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鑑賞方法:映画館

映画史に残る古典、「ゴッドファーザー」や「地獄の黙示録」で知られる名匠フランシス・フォード・コッポラ監督の最新作でした。今年で御年86歳。クリント・イーストウッドと並ぶ、まさに“生ける伝説”による作品ということで、大きな期待を抱いて鑑賞に臨みました。

しかしながら、そのストーリーはあまりに独創的で、凡人の私には到底理解が及びませんでした。

物語の舞台は、未来のニューヨーク――もとい「ニューローマ」。カエサル、キケロ、クラッススといった古代ローマの政治家たちの名を冠した登場人物たちが、まるで古代ローマを彷彿とさせる“政争”を繰り広げます。極端な貧富の格差、富裕層による卑俗な権力闘争といった現代社会の病理を描いた、いわば「FABLE(寓話)」という体裁の作品でした。

テーマとしては非常に興味深く、個人的にも好みのジャンルでしたが、物語や演出が直截的過ぎる印象で、“寓話”としての含蓄や奥行きを感じられなかった点が惜しまれました。

また、舞台となった「ニューローマ」の都市映像も、どこか平板でチープな印象を受け、未来都市としての説得力に乏しく、IMAXで鑑賞した意義を見出せない出来映えでした。俳優陣の演技についてはさすがと言えるものでしたが、最後はハッピーエンドでまとめられており、鑑賞後に心に残る余韻や象徴性も薄く、寓話としての力強さにも欠けていたように思われました。

そんな訳で、本作の評価は★3.2とします。

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鶏

4.0監督の憂いが前面に感じられた。

2025年6月24日
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難しい

斬新

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くわくわ

2.5​​巨匠の夢、メッセージ、気持ちはわかる! が、創りたいビジョンとアイディア、伝えたいメッセージだけ並べられても困る

2025年6月24日
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鑑賞方法:映画館

巨匠の夢、メッセージ、気持ちはわかる!
けれどストーリー展開があまりにも不親切で感情移入できず。
あの流れから、いきなりラストのメッセージはあまりに無理がある。
創りたいビジョンと伝えたいメッセージがあるのはわかるが、あまりに性急ではないでしょうか。

ローマになぞらえた現代のニューヨークの退廃ぶりに我慢ならず、今しかないとばかりに製作したのでは。
その有様は、まさにローマ史劇のようでしたが、今、ローマ史劇?古臭く感じる。
コロシアムや支配階級の人間模様などは「グラディエイター」を観たばかりなので、既視感ばかり感じてしまい、特段印象には残らない。
未来都市の光景も、もはや単なるCGにしか見えず、感動できない。
豪華なはずのキャストも、今一つ心に響かず。
莫大な製作費はちゃんと有効に使われたのだろうか。

繰り返しますが、気持ちはわかります。
嫌いにはなれませんが、いかんせん不親切な脚本、古臭い史劇風の表現、斬新に感じられないCGビジュアルなどに乗れず残念でした。

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ITOYA

3.0古代ローマとキリスト教とF.コッポラを知っている人におすすめ

2025年6月24日
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知的

難しい

ドキドキ

退廃的な雰囲気を醸し出す映像とアダム・ドライバーの心象表現がこの映画の肝かと。
所々にちりばめられる金言は心に残るものがあります。ヒロインのジュリアに好感を持ちました。気持ち的に彼女に救われたので見続けられたかも。
詳しくなくてもいいけど、ある程度の知識がある方が楽しめる映画でしょうね。

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オレンジ

4.0期待度○鑑賞後の満足度◎ 時代遅れ?現代のアメリカを退廃期のローマに見立てたありきたりな発想、メガロポリスの割にはちゃっちいセット、いえいえ、コッポラはやはり永遠の映画青年です。

2025年6月23日
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鑑賞方法:映画館

①始まって初っ端は、ちょっと時代とずれている?『メガロポリス』だけあって『メトロポリス』に代表されるドイツ映画表現主義を真似た?現代のニューヨークにローマを重ね合わせるのも少々ありきたりじゃない?
と否定的な考えが頭の中を占めていたが、いつの間にかこの映画を大変気に入っている自分に気付いた。
コッポラの映画を観て初見で好きになったのは本作が初めて。
『ゴッドファーザー』は3回目か4回目に初めて大スクリーンで観たときに“何て良くできた素晴らしい映画なんだろう!”と今更ながら感激した体たらくでしたが、でも『地獄の黙示録』も3回~4回観ているけれども未だに世評ほど高くは評価していません

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モーさん

3.0豪華な豪華な何?

2025年6月23日
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斬新

成功者(金持ちでもある)が振り返る人生。寓話に警句を盛り合わせ社会批判も突っ込んどけば格好がつく。
新参のアメリカでは重厚な歴史や文化を語れない。そこで西洋文明とキリスト教の本山 ローマが出てくる。俺たちが作ったんだぜNEW ROMA。アメリカは今や西洋文明の中心だぜ。
その辺が入り込めない理由か。
ギリシャローマ文化の教養があればもっと入り込めたんだろうか。名前の持つ意味の理解を要求してシーザー発音に対してカエサルの字幕みたいな感じか。
戸田奈津子さんの字幕だけのせいではあるまい。
あまりの豪華さにオープニングの”時間よ止まれ”を忘れてたけど、いくら成功しても歳をとれば赤ん坊に託すしかないんだよな。子供はもうどうにもならないので孫に託す。
コッポラの心境か。ちょっと分かる。

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HigeKobo

3.0お金を掛けた自主製作映画

2025年6月23日
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難しい

一言でいうとつまらなかった。もう少しオブラートに包んだ
言い方をするなら「私の感性に合いませんでした」。
途中何度か寝落ちしてしまった。かなり癖のある映画。

大手映画スタジオからの資金が得られず自費を投じたと聞くが
この内容だと興行的に成功する見込みは立たず資金が集まらな
かったというのも合点がいく。

自分のお金で製作して好きなように撮ったのだから本人はきっと
満足していることだろう。観客から支持されようがされまいが
お構いなしといった雰囲気は宮﨑駿監督の「君たちはどう生きるか」
(2023年製作)に通じるものがあった。ちなみにコッポラ監督は
1939年生まれ、宮﨑駿監督は1941年生まれでほぼ同年代。
思い残すことがないように自分の世界観を最大限に投影した作品に
したのだろうか。

「地獄の黙示録 ファイナル・カット」(2025年6月公開)
(オリジナルは1979年製作/原題:Apocalypse Now)を観て
コッポラ監督はやっぱり凄いなと思った直後に今作を観て、
目が点になってしまった。作風が違いすぎる。

一部の映像表現に”いいね!”を付けたくなったものの、全体としては
なんじゃこりゃ?な世界で付いていけなかった。最後まで観ても
自分の気持ちは盛り上がらないままだった。

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toshijp

3.0メトロポリスね

2025年6月23日
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映像づくりはすごいがストーリーやメッセージが伝わってこなかった。ドイツ表現主義の古典映画を観ているようでした。

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KB

3.5型破りな寓話

2025年6月23日
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現代のアメリカを古代ローマになぞらえたSF。全体に隠喩と引用がちりばめられていますが、自分には教養がないのでよくわかりませんでした。老人の独りよがりという感じもしますが、86歳になっても野心的な作品を作れるというのはやはりコッポラのすごいところなのかなと思いました。

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むっち

2.0まとまりのない社会、人々、脚本。

2025年6月23日
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単純

知的

難しい

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くめい

3.0士官候補生

2025年6月23日
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これはもう映像の洪水とでも言うべき怒涛のカオスに身を委ねるしかない、いかにも訳がわからんと怒り出す人が出てきそうな作品であるが、独裁への静かな怒りや大衆に対する少なからぬ軽蔑が散りばめられていて、思わず姿勢を正したくなったりする。こういう作品の主演はアダム・ドライバー以外考えられないな。
かの国で殿様が御乱心気味の昨今、なかなか生々しくもある。

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ひろちゃんのカレシ

2.5メガロポリス

2025年6月23日
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asa

3.0アメリカ共和国にはニューローマ以外の街もあると思うので、さっさと移住したほうが良いよね

2025年6月23日
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Dr.Hawk

3.0いただけない

2025年6月23日
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ニューヨークをニューローマと擬えて描いたカラフルでローマ風のコッポラの特大巻きグソ。
MAGAにやられちゃったアメリカを批判してるのかな、というのは理解できるが、そもそもこの長大な作品で伝えるメッセージとしては陳腐だし、キャラクターにも(善悪と関係なく)魅力がない。
ナタリー・エマニュエルだけは素晴らしいが、彼女はゲースロの時から素晴らしいしな。
作品全体を通してのイメージとしても、魅力的なニューヨークの街に負うところが大きく、「メガロポリス」として終盤に打ち出されたものもちょっといただけない。まさに作中でも謳われていた「創造性」が必要だったのではないか。
コッポラですら年齢には勝てないのか、と言ったら言い過ぎだろうか…

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ぱんちょ

3.5ソドムを焼き尽くす業火は、アメリカを再生するか?

2025年6月23日
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…いつか、ヒトは、時間だって支配できるさ。
…アムロ…刻が見える…。
     富野由悠季「めぐりあい宇宙(そら)」

 大コケしたそうですね。ただ「未来世紀ブラジル」や「時計仕掛けのオレンジ」観た方なら、何となく分かると、思いますけど…。

 古代ローマ市民と、今の私達の暮らし、あんまり変わらないらしい。強いて言えば、キリスト教的な戒律が、あるかないか程度の差が、相違点だとか。その戒律も、時代と共に絶対的なものから、多様化しています。そういう意味では、今、アメリカ市民が古代ローマの衣装を身に纏うのは、お似合いですね。
 かつて人種のるつぼと言われたアメリカですが、今は格差と分断のるつぼです。これまでディストピア映画は、いくらでも造られました。でも、気づいたら、リアルな世界が、ディストピア。「シビル・ウォー」なんて映画もありましたね。アメリカ合衆国は、パンドラ合衆国に。天より業火が降り注ぎます。コッポラ御大は、パンドラの箱の最後に残るものに、賭けているようです。
 そう、この映画はディストピアの先のあるユートピアを描いています。でも、それは、遠く儚い存在。(人の夢と書いて、はかないと読むなんて、皮肉が過ぎますね。)ディストピア映画、あるいはディストピアなアメリカに慣れた私達にとって、御大の描くユートピアは、眩し過ぎたかな。それが、大コケの理由かも。
 あ、そうだ「地獄の黙示録」を、御大の描く激烈なる道徳映画と解釈された方がいます。今、世界レベルの興行で成果を残すエンタメ映画に、未来を示さんとする道徳観は通用しないかな。

 そこまでして、コッポラ御大が遺したかったもの、何だと思います?。

 個人的には、宮崎サンの「君たちはどう生きるか」に通ずるものがあるように思えます。

 ひょっとしたら、未来の私達は、時間を止めることも、できるかも知れない。それでも、未来が止まることはない。この映画のラストシーンに、そう思いました。
 アメリカだけの話ではありませんが、世界は確実に混沌へ。バンカーバスターが、天と地を回しました。(昔、極東の島に、回天と云う兵器がありました。調べてね。)先は見えません。そんなタイミングで、この映画を観る羽目に…。
 色々言われてますけど、まず観てほしい。理解する必要は、ありません。私を含め、他者の判断に従う必要も、ありません。圧巻の映像と、その先にある、流行り廃りを超越した御大の熱意。それだけですが、そこに、何にも替え難い総てがあります。

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機動戦士・チャングム

2.5期待はずれ

2025年6月23日
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コッポラの集大成を凡人が一回観ただけで理解できるわけないけど、それでも期待してたものとの乖離にはまぁまぁ落胆させられた。

本筋のストーリーはそこまで難解ではなく割とシンプル。でもディテールがとにかく緻密で一度観ただけでは消化しきれない。ただ、美術や音楽が二回目を観ようとは思えない出来なので個人的には良い映画とは呼び難いと思う。
映像が舞台演劇でも表現できそうなレベルにとどまっていたのが結構がっかり。SF撮るなら映画でしか味わえないような映像体験は必須だと思う。

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ボブす

5.0ニュース映画

2025年6月22日
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ホモ・サピエンス

4.0何が言いたいのかわからん。

2025年6月22日
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難しい

驚く

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ちえべ
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