ANORA アノーラのレビュー・感想・評価
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走りきった先にあるもの
パルムドールとオスカー獲得と、パラサイト以来の快挙の本作、しかもR18
オリガルヒのロシア人青年との短く濃い結婚生活を走り抜けたマイキーマディソンことアノーラが、何とも可愛らしく力強い。
キレイな3部構成になっていて、まあ、いわゆる愛がある時間、それが一挙に崩壊し成り行きで原因を捕まえにいく、そして根源が表れる。
私は玉の輿に乗って豪奢な生活が待っているとは言え、それが目的ではなくアノーラには、あの瞬間に愛はあっただろうな、とは感じました。まあ親バレして大変なことにならずとも、後に早々に別れることになるでしょうが。
コミュニケーション不全でお互いの若さ故で走り切った。その先にアノーラは傷つくことを知り、あの印象的なラストシーンに繋がるのでしょうね
アノーラを抱きしめてあげて
チンデレラ・ストーリー
コメディ…なんですか?
ずっとシリアスなのかと思っていたら
??
映画内の金持ちの豪遊がこわい
思わず家庭菜園でも始めようかと思った
アノーラは、とても強いし毅然としてるのがいい
イゴールの役者さんの存在感が印象的
映画内のゴタゴタはいくら雇われてるとはいえ、全部犯罪だよ、やりすぎだよって焦った
ラストの理解が追いつかないので、考察的なの読みます
追記
監督が、それぞれ考えて欲しいからあのラストにしたと言っていたそうなので、ちゃんと自分で考えようと思う
アノーラは、愛を信じたかったのだと思う
でも、あっけないほど簡単に相手が心変わりするのを目の当たりにして
一瞬でも信じた愛が、こんなにも陳腐な結末になるのかと
惨めで悔しくて情けなくて発狂したくなる気持ちだったと思う
ラスト、イゴールに惹かれてるのは間違いないと思うけど
惨めさ、悔しさ、やるせなさは引いては寄せる波のように押し寄せてくるものだから
まだ時間が必要かなと思う
2週間の出来事だから、案外早く立ち直るかもだけど
さらに修正
ラストは、アノーラ自身プロとして始めた行為だったのでは?
だけど、また感情に流されそうになった自分に悔しくてあのラストになったのかな
うーん、難しい
人の心を察するのは
やがて、哀しき物語かな
地方のシネコンのレイトショーで観たが、アカデミー賞6部門ノミネート5部門受賞という話題作品なのに、平日ということもあってか観客は私1人だった。
序盤と中盤は明るさに満ちている。このような娼婦を主人公とする作品では、貧困や暴力から逃げられない哀しさや苦しみが執拗に描かれることが多いが、本作ではそういうのはない。唯一、自宅アパートでのシーンがトーン低めに撮られているのが例外。
中盤からはドタバタコメディ色が強まり、アメリカ映画というよりはイギリス映画という感じだった。メジャーではない独立系プロダクション作品ということの影響かもしれない。
用心棒の男の視線が何気に気になっていたが、それがラストシーンへとつながる。
社会の底辺に生きる者を満たしてくれるのは、やはり底辺で生きる者だった。底辺から抜け出そうとしたとき、クモの糸はあっさりと切れた。ささやかな希望は、雪ふる中で嗚咽する。
エンドロールの向こうの彼女(達)に
▼脚本賞受賞時スピーチ
監督ショーン・ベイカー「本当に信じられません。ありがとうございます。アカデミー、この栄誉を本当にありがとうございます。(中略)
そして、私はセックスワーカーコミュニティにも感謝を伝えたい。彼らは自身の物語を、人生の経験を、長年にわたって私に共有してくれました。心からの敬意を表します。ありがとう。この賞をあなたたちと分かち合います」
映倫+18。 キャッチコピーにもある『ううん、現実(リアル)』。 声出して笑ってハラハラしたけど、本当にこの映画で感じたのは、
女性の有り難さ、素晴らしさ、逞しさ。
こんな世の中で笑って強く逞しく生きる女性たちに男は何が出来るのか。
エンドロールも終わり、真っ暗な小窓のようなスクリーンの向こうに現実(リアル)にいる彼女は、彼女達は、今も泣いているのか、今は笑っているのか。笑っていて欲しい。
大雪の中に埋もれ、沈黙に思える中にも、色々な声を想像させる監督の演出に敬服m(_ _)m
みて、良かった👍
高慢チキな姑とソリが合わなくて、旦那ともギクシャクしだした嫁さんが買い物ついでに息抜きに観るにはうってつけの映画
ショーン・ベイカー監督の新作なので、アカデミー賞云々抜きにしてそりゃ観ますわ。
ニューヨークにブライトンビーチというロシア人街があるらしい。
高慢チキな姑とソリが合わなくて、旦那ともギクシャクしだした嫁さんが買い物ついでに息抜きに観るにはうってつけの映画。
オカンムリのオバハン(失礼)
一方で、ロシアの新興財閥のオヤジはぶっちゃけ笑う。
懐の広さなのか、自虐なのかはさて置いといて、しょうもない状況を笑い飛ばすコメディ要素はショーン・ベイカー監督がまるで北野武のお笑いをパクったような感じ。
お坊っちゃま君はロシアのティモシー・シャラメのマーク君。俺は好きだなぁ。御本家以上に。
21歳の男なんて所詮おこちゃまなのよ
アノーラ(アニー)役のマイキー·マディソンちゃん。とても快活で気持ちいい。
女優をめざす前は馬術の選手だったらしい。
だから騎乗がサマになるんだな😎
お顔はあんまり好みじゃない。吉川ひなの似。
東洋系に見えるけどユダヤ系らしい。
R18+の設定はほんのちょっとだけロシアのティモシー・シャラメ君のナニが見えそうになったから?
高校生にも堂々と観てもらいたい。
私的にはいかにもなロシア人青年のイゴール役のユーリーボリソフがずーっと好感度高かったので、あのラストは忘れがたい。
彼は第74回カンヌでグランプリを獲った「コンパートメントNo.6」でのかわいい青年役だった。彼にもアカデミー賞あげたかったね。
Does this movie really deserve the Academy Award for Best Picture?
As many viewers felt, it was unclear why this film won the Academy Award for Best Picture, and it also didn't seem like a film that would be talked about for a long time. If the award was unexpected, the following could be considered.
1. A situation occurred where the award could not be given to a strong work.
2. In order to maintain the authority of the selection committee, they do not want to give the award to a replacement work.
3. It has been rumored that the Academy Awards have (some degree of) political considerations for some time.
In this year's selection, a European work dealing with transgender people was effectively left out of the selection. Moreover, it was not because of the evaluation of the content, but because of a problem with the leading actress's comments. It is only unfortunate.
As a result, works that originate from Europe or are based on Europe are at a slight disadvantage. At the opposite end of the spectrum are cheerful American works.
Now, while Cannes is said to be art-oriented, it is actually a film trade fair, while the Academy Awards is the most watched film award in the world. To some extent, we cannot help but think about the social impact. Even if it is a free person who decides, they would want to avoid being biased towards either the Jews or the Palestinians. Also, if possible, they do not want to side with Ukraine and back Russia.
No matter how you look at it, the world-famous singer who is the model for one of the nominees must be of Jewish descent, considering his appearance and creativity. I don't know about his religion. Also, the architect who came to America from Hungary and became active there is probably of Jewish descent. On the other hand, this film features a hopeless Russian wealthy family.
If these elements had crossed the minds of the selection committee, this film would be a strong candidate for the Best Picture award. What a shame.
So, what kind of film is this?
The beginning is vulgar, but even though it was made 18+, its appeal was not conveyed. In the middle, the hopeless "spoiler-dovey son" runs away from his mansion, leaving his new wife behind, and goes around New York's bars, while the butler and his new wife struggle to find him. At the end of the film, the wealthy Russian couple rush to New York on a private jet or charter flight, and things get hectic.
The most troubling thing for me was that the wealthy couple's butler (who is apparently Armenian) and lawyer didn't realize it was from Las Vegas, even though they had seen the marriage certificate.
The only saving graces were the boundless vitality of the main character, Anora, and the modest genuine affection shown to Anora by one of the bodyguards, who seems to be a distant relative of the wealthy couple or something.
However, I would like to see as many of the other films nominated for the Academy Award for Best Picture as I can.
アニーはイゴールの優しさに、応える術を知らない‼️
ラスト15分の映画でした。
アノーラ(アニー)が、イゴールの車を降りるときの会話と
アニーの表情。
車から降りようとした時、
「待って・・・」と言って、
イゴールが差し出した物・・・
このシーンが一番良い。
アニーは、思いがけない大事な物が返ってきて、
パッと心が明るくなる。
イゴールがポケットに仕舞ってあったのを、渡す。
この表情で、アカデミー賞主演女優賞を貰ったようなものです。
嬉しさ、悔しさ、惨めさ、戸惑い・・・それが混ざり合った表情、
涙が今にもこぼれそうな・・・
裸やアクロバチックなストリップ・ダンスは、
大したことがないと思う。
(まあ、頑張ったし、バイタリティは認める)
ショーン・ベイカー監督は、女性を貶めるようなショットを撮らない。
めちゃ優しい人ですね。
R15+って、オッパイ60の、お尻30の数ですか?
全然、色っぽい気分にならない映画(笑)
「プルータリスト」の数シーンかの方が湿気の高いエロを感じた。
(そのシーンはインパクトがあり、意味があるシーン)
この映画がアカデミー賞作品賞他併せて5部門受賞⁉️
嘘だろ‼️
セックスワーカーに市民権を、人間性を認めよう・・・
的風潮が後押ししたのだろう。
セックスワーカーなんて、そんな褒められたもんじゃないよ。
ただこの映画でオッパイ晒した女の子(女優なの?)、
20人か30人の代表として、マイキー・マディソンは受賞したと思う。
イゴールはアニーに最初から優しかった。
イヴァンの邸宅で、暴れまくり、暴言を吐き、泣き叫び、喚く
アニーを抑えてはいたけれど、暴力を振るわない。
しっかり抑えてただけ。
ロシアの富豪が、息子に金を湯水のように与えることが、
愛情・・・だと勘違いしているのと、
アノーラが、セックスを与えることが、愛情だと錯覚している。
この二つは似ている。
愛し方を知らないんだと思う。
イゴールは知っている。
イゴールだけが心根が美しかった。
よく見ると、
ヒース・レジャーによく似ている。
ユーリー・ボリソフ、
良かったよ‼️
あんたが居なかったら、この映画は、
何にも残らなかったよ。
これは人としての尊厳の話
ある意味プリティウーマンの対極?
性を売りにして生活しているが故にいつも明るく振る舞い、故に夢は見るが現実も知っている。
この辺りのテーマを極端に面白可笑しく、そして厳しく描いた作品。
ショーン・ベイカーの映画にはいわゆるセックスワーカーが何度か登場することもあり、多くの人に取材をしたのだろうが、プリティウーマンなんて夢物語で現実はだましだまされ、時には不条理に力でねじ伏せられながらも皆逞しく生きているという「リアル」をちょっぴり厚めのオブラートに包んだ状態で世間に見せたかったのではなかろうか。
ラストで最後まで意地を張り続けた彼女の矜持とかくやしさとか感謝とかいろんなものが入り混じってああいった行為に至ったのかも知れないが、けっして後ろ向きには思えず、これを乗り越えてまたいつもの日常に戻るが、違うのは隣に見守ってくれる人がいる、みたいな未来を思わせる終わり方は良かったと思うし、こここそがアカデミー脚本賞と女優賞を獲った大きなポイントだったのではないかと勝手に思ってる。
家の中でアノーラと格闘するところからイヴァンを探し出すまでのくだりは少し長すぎで途中で飽きたけどw、良い映画だったと思う。
遙かなる山の呼び声
アノーラが魅力的
ヤンキーと祖国
明らかにダメな金持ちの息子と、明らかにダメそうな結婚をしてしまうストリップダンサーが、ロシアという謎にマッチョなアイデンティティに振り回されたりかと思えばまわりを振り回したりするのだが、
最後、旧劇場版エヴァンゲリオンになる映画。
アノーラは、傷ついたし、今までの人生でおそらく初めて自分を知り、考え、そしてこれから悩むこともあるのだろうと思う。
しかし、彼女の人生はここからなので、とてもいい感じだぞアノーラ。頑張れ。結果的にそこまで悪くないぞ。むしろプラスだ。
と思った。
アカデミー賞?
凄い評価は高いようだけど、映画に詳しいわけでもなく、知識も感性も無い自分には、この映画の良さがほとんど理解できなかった。良かったところは敢えて言うと、バカ息子の父の高笑いと、ラストくらいか。主演の女優の体を張った演技大したものだと思ったけど。作品賞取った映画なので、期待して観に行ったけど。
ウオオオオほっぺガリガリガリィィィ💢💢
今を生きる23歳女性の珍道中
彼女は毎日、身を粉にして働いていました。
幸運にも、お仕事を通じて知り合ったお金持ちの男性と結婚することができました。
ところが、親の同意を得た結婚でなかったため、てんやわんやのハチャメチャな騒動に巻き込まれてしまいます。
あげくに、夫のダメ男ぶりに気付かされ、結婚はなかったことになってしまいます。
でも、いろんな経験を通じて、彼女はほんの少し自分を見つめ直すことができたんだとさ。
こうしたストーリーをテンポ良く、コミカルにもみせてくれましたが、途中少し中だるみを感じてしまったのは私だけでしょうか。
それでも、「おしまい」の部分の演出、アノーラの反応と行動が作品をギュッとしめてくれました。怒り、焦り、呆れ、反省、不安、安堵、感謝等といった彼女が抱えただろう複雑なすべての感情を丸ごと体現してみせたマイキー・マディソンの演技が秀逸でした。
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